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コロナちゃんは語りたい

 フリーランスで自宅にいることが多い(リモートオフィスである!)ので分かるが、テレビでは日中四六時中、コロナの話題ばかりをやっている。それをうちのソーシャル妻*こと家内が延々と見ているので分かる。

 *ソーシャル妻…ソーシャルなんとかの策のど真ん中にいつもヒットする主婦勢。もとソーシャルゲームエヴァンジェリストの私としては観察対象として有効で有難い。
 **…日本で初のfacebookアプリ専業企業を立ち上げた。

 その昼の情報番組は毎日同じことを言っているように感じる。新しい感染者のなるべく詳しい情報を報道しようとし、クルーズ船関係の状況を解説し、政府の対応を緩く批評し(なぜか大批判はしない)、ウィルスの分かりやすい科学的説明をし、現在の全国の感染者数を報告し、家庭での対策方法を説明する。
 恐怖で煽って煽って煽っているように見えるし、国民も全般に恐怖心を抱えておりさらに一部はヒステリックになりつつあるようだ。
 私としては、今回のウィルスの科学的説明を見るに、症状はそれほど恐ろしいものだとは思えないのだが。日本は1日に3500人が死んでいるのだが。であるが、長い潜伏期間にも感染するのなら、いったいこれはどうやって収束するのだろう?ちょっと考えたが分からない。そのあたりのストーリーの説明が専門家及び国からなされていないのでは無いか。ちょっとそれは不誠実な対応だと思う(どうでしょう?知ってたら教えてください)。
 それとも、感染は収束しない。効果的な手軽な対抗薬が出ない限り、人類は永遠に付き合うことになるのでは無いか。ただし症状は風邪程度、と言うか風邪の一種になり下がるだけで。

 私は同じことを二度考えることをしない主義で。一度悩んだらそこで結論を出せば、もう一度悩む必要は無い、というものだと思っているので、同じ話題が繰り返されるこの状況が日本のリソース、特に政治の停滞を招いていてなんとももどかしいのだが、早く結論出してくれないかな。研究結果出るまで分からないならその間は無視して(家庭での対策はもちろん毎日行って)待てばいいだけじゃないか。

鬼滅の刃と今期プリキュアのクオリティ

 ところでアニメ「鬼滅の刃」が放映終了後もコミックがすごい売れ行き、人気のようだ。何が良いのか?私もアニメが気に入って何周もしてるが、同じくアニメ、今期のプリキュアが特に良い、それは作画の良さと情報の密度が従来と段違いだからだ、とはすぐに分かったのだが、では鬼滅はと言えば、「作画が良いから」と言われているのは一つだが、内容も良い、と言われているのは、それほど従来の王道マンガと差別化があるだろうか?良いのだが、多分そこではなくてひとつ気がついたところがある。作品中、炭治郎が常に喋り続ける・あるいはモノローグで思いを語り続けるのだ。これは特徴的だ。まず、没入感がある。そして素直な炭治郎なのでスッと入ってきて分かりやすく、共感でき、状況も理解でき、そしてこの危機をどうすれば良いか?視聴者の自分も毎時毎分、「一緒に考える」ようになっているのでは無いか、それが気持ちよく、「好きになる」のでは無いかと思った。

コロナちゃんは語りたい。

 そしてコロナちゃんは語りたい。情報番組ではコメンテーターが好き放題な適当なことを言ってるのだが、思えばその中の半分は「推論」のようだ。
 分かった。このコロナと対決する情報非対称性ゲーム(敵の情報が一部以上隠されている)において、情報がほんの少しづつ出てくるたびに、視聴者・国民も、「一緒に推論するのが楽しい」、もとい失礼、気持ち良いのでは無いか。
 国民は、コロナの恐怖におののいているのでは無い。状況を楽しんでいるのだ。ホラー映画が怖くもあるが楽しいように。サスペンス映画が心理的不安もあるが推理して解決していくのが楽しいように。
 今度、情報番組を見るときはコメンテーターたちの表情をよく見てみようと思った。

 大変不謹慎な話しになってしまい恐縮であったが、我が家では家内の要請で対策として、
 外出する際は
・マスクを必ず正しく着用し(ゴム紐が表)
・寒いので手袋をするがその下にさらに使い捨てゴム手袋を着用し
・アルコール除菌スプレーを携帯し度々使用し
 帰宅したら
・玄関で(出迎えは無しで)自分で衣服と鞄と身体中にリセッシュをし
・アルコール除菌スプレーした上でさらに手洗いうがいをし
・玄関の隣の風呂でシャワーを浴び、着替え
 それからリビングに入室するのを徹底している。

 結構大変。

しがないフリーのクリエイーターですが、どうぞよろしくお願いしいたします。