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男のコンプレックス

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マガジンハウスの雑誌「POPEYE」に2010年2月号〜2012年5月号まで連載していた妄想コラムの再録です
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#コンプレックス

男のコンプレックス Vol.15「しがらみ男子のふんぎり不器用」

女は“男捨離”、 男は“女ったいない”の達人なのである! 男の玉袋の中には「○○」が詰ま…

男のコンプレックス Vol.14「肉棒性男子の去勢不安」

「○○離れ」はおっさんの罠! もっと“男”をほのめかせ! その昔、ジークムントという『銀…

男のコンプレックス Vol.13「亀頭男子の生理的嫌悪」

亀とか海老とか言ってますが おめでたい話ではありません。 どんなに言葉を尽くしても、どん…

男のコンプレックス Vol.12「ナイメン男子のイケメン批判」

男子、ナイメンなど見るな、 イケメンを見よ! 水嶋ヒロがポプラ社小説大賞を受賞。その一報…

男のコンプレックス Vol.11「ヒンヌー教男子の見積もり」

“ヒンヌー教徒”の卑屈な姿勢が 女性を傷つけている、かも…!? 27年間生きてきて、貧乳の女…

男のコンプレックス Vol.10「検索男子のオレプライム危機」

女子(メゴ)サーチは未練ではなく、 自分を守る“言い訳探し” 男というものは、誰もが「俺…

男のコンプレックス Vol.9「父性レス男子のセックスアピール」

動物に好かれないと 「オトコ力」が低く見えませんか? 猫カフェでもドッグランでも、はたまた牧場のふれあいゾーンでもいいのだが、「小動物を触れる場所に出没するカップル」に、そこはかとない下心を感じるのは私だけだろうか。  まあ、百歩譲って女性は許そう。犬や赤ちゃんを見かけたらすかさずかわいがるというのは、「アタシってこういう母性といやらしさも持ってるのよ」という女子のアピール戦略だと解釈している。そこに目くじらを立てるほど私も野暮じゃない。  問題は男ですよ。たまに、猫をじ

男のコンプレックス Vol.8「ジブリ男子の『耳すま』賛歌」

ジブリ好きじゃないと この国では生きづらい!? 毎年、夏になるとJRでポケモン・スタンプラ…

男のコンプレックス Vol.7「もやし系男子のルサンチマン」

中高時代の“マッチョの呪縛” から抜け出せません!? 社会人になってよかったと思う数少ない…

男のコンプレックス Vol.6「文科系男子のベタフォビア」

自意識のこじれた男子諸君は、 「のっち」より「あ~ちゃん」を選べ!? 彼女にせがまれて、お…

男のコンプレックス Vol.5「ギャップ男子のやんちゃ自慢」

君は「ガムみたいな男」と 言われたことがあるか? どうやら「ギャップ」というものに弱いら…

男のコンプレックス Vol.4「コンビニ男子のレジ前戦争」

コンビニは自分の欲望を さらけ出す風俗店なのです。 忙しい現代人にとって、疲れた羽を休め…

男のコンプレックス Vol.3「薄毛男子のプライド誇示」

「精子濃度」という男のヒエラルキーで、 ハゲは勝ち組なのだ! 世間が差別語に過敏になり、…

男のコンプレックス Vol.2「義理チョコ男子のリアクション対策」

バレンタインのリアクションに 「熱湯風呂」のような正解が欲しい! たとえば、ダチョウ倶楽部の上島竜兵が入る熱湯風呂が、本当に煮えたぎるほど熱いと信じていられるほど、日本人はもはやウブではない。でも、竜ちゃんが見せる「仕事」としての熱がり方がおかしくて、やっぱり我われは笑ってしまう。  2010年を生きる成熟した男子にとって、バレンタインデーとは、たぶんそんなイベントだ。本命チョコ、義理チョコ、友チョコ…と、チョコの付加価値は年々値崩れを起こし、女性が男性にチョコをあげるモチ