【万年人手不足】福祉・介護の現場に人が入ってこない理由
うちの施設人手不足なんです。
ってゆーことを言ってる現場。
よくありますよね。
そもそも、福祉・介護の現場は収益の頭打ちが見えてるので、ある程度余裕をもって人を雇っておくということができません。
実際にいま勤めている施設は立て続けに2人辞め、1人産休に入っただけでかなり現場は逼迫しています。
その影響でサービス残業の増加、ショートステイの利用制限をしています。
つまり、職員の負担を増やし更に収入を減少させているのです。
求人を出してはいるが・・・
「人が入ってくる兆しはないんですか」
と皆口々に聞くわけですが、上司からは
「求人を強化している」
との回答。
求人を強化?
は?どうやって?
つまり、求人広告を大きく出したり、優先的に先に表示できるようにしているんです。
強化=お金をかけている
ということです。
ちょっと待てよと。
収入減しているのに、求人にお金かけてどうすんだと。
しかも求人なんて外注でやってるんだから、そこから流入してきたらまた仲介手数料を大きく取られるのに。
まぁ、現状外注は仕方ないとして。
それでも入ってこないんです。
その原因はなんなんでしょう。
求職者が選ぶポイント
そもそも、求職者はどのようなポイントで就職先を選んでいるのか。
当然、「やりたい業種」というのはあると思います。
高齢者、障害者、児童、相談など
共通して言えることは
福祉のイメージ
です。
みなさん福祉の仕事のイメージと言ったら3Kですよね。
「きつい・きたない・危険」
さらに最近ではこれに
「給料安い・結婚できない・かっこわるい」
の3Kが加わり6Kとも言われています。
実際にぼくが勤めている職場は
きつい・・・ん~そんなに
きたない・・・ん~時々?
危険・・・まぁ安全にやれば
給料安い・・・年収460万
結婚できない・・・既婚
かっこわる・・・輝いてます
そんなに6Kかと言われるとそうでもないかなと思います。
そして、求職者が福祉・介護の仕事で就職先で選ぶ3大要素は
ブラック企業ではないか
人間関係は良好か
給料は安すぎないか
この3つではないかと思います。
つまり、就職先を選ぶ際、こうゆう職場がいい!というより、
「こうゆう職場ではないところがいい」の方が優先されるのです。
ぼくの職場の場合
ブラック企業というほど休日出てこいとか、鬼のような残業はない
人間関係は比較的良好(以前よりかなり改善されている)
給料は業界内でもそこそこ
そうです。クリアしているんです。
なぜ、人が集まってこないのか
さぁ、この3つの要素をクリアしているにも関わらず人が来ないのはなぜなんでしょうか。
ぼくは、確信しています。
マーケティング力の欠如
これに尽きます。
正直、業界内では条件はかなりいいと思います。
強いて言えば業界内でもニッチな業種というのはあるかもしれません。
しかし、他社と比べても福利厚生、退職金制度、子育て支援、介護休暇等かなり充実した環境で働けます。
求職者が何を求め、どのような求人の出し方をすれば行動に移せるのかを考えた求人内容になっていないということです。
万年人手不足の施設が万年同じような内容で求人を出しているのだから人が来るわけがありません。
新しい形の求人方法
現状、転職サイトなどに求人を載せるわけですが、仲介料は常に発生していくわけです。
これがけっこう大きい金額なのでなんとか自分で来たことにしてほしいというところもあり、面接に来てくれた人に、一回ハローワークから来てくれない?などと言う事業所もあるのです。
つまり、ハローワークまたは自社求人で人材を獲得したいんです。
実習生やボランティアからの職員の流入はかなり大きなメリットとなります。
また、最近ではSNS広告を出している施設も多くあります。
まぁ、ぼくの推測ではSNS広告の効果はリーチだけで効果はいまはそこそこ、1年後にはかなり薄くなっているでしょう。
それはまたお話ししますね。
さぁ、自社で求職者を獲得するにはどうしたらいいのでしょうか。
ぼくにはなんとなく見えています。
優秀な人材をいち早くゲットできる方法を。
これもまた機会があればご紹介したいと思います。
ではまた。
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