見出し画像

【科学的な適職】からみる、福祉・介護の仕事はあなたを幸せにするのか

みなさん【科学的な適職】という本を読んだことはありますか?

もしくは、YouTubeなどで解説している動画を見たことがありませんか。

最近、メンタリストDaigoさんをはじめとする、教育系YouTuberの方がたくさん動画をアップしているので是非みていただきたいです。

この本の著者、鈴木 祐さんは科学的な適職4021の研究データから最高の職業の選び方を解説してくれています。

「好きを仕事にする」なんて大嘘

近年、働き方の多様化から「好きを仕事に!」なんて言っている人もいますが、実際好きなことを仕事にして幸せな生活をしている人なんて極僅かです。
むしろ、”好きなこと”が”仕事”になってしまって不幸になった人さえ多く存在します。

みなさんの小さい頃の夢は何ですか?
・サッカー選手
・学校の先生
・お花屋さん
その夢を叶えている人はどれくらい存在するのでしょう。

結局いま幸せに生活している人たちって
・データサイエンティスト
・SEOスペシャリスト
・UXデザイナー
・ソーシャルメディアマネージャー
とかだったりするわけです。

小学校の卒業文集にこの職業を挙げた人がいたでしょうか。
つまり、人は仕事に就いてから幸せになるんです。
幸せになりたいから仕事に就くわけではありません。
ということは、幸せになれる仕事には条件があるということです。

この著者の鈴木祐さんは「7つの徳目」と題してこの条件を紹介してくれています。
それぞれの条件からぼくがしている福祉・介護の現場での現状をぼくの視点で評価していきたいと思います。

1.裁量権がある

ここで示す裁量権とは、自分でコントロールできているかということです。
仕事内容、ペース、場所、タイミングなど

はい、0点です。
ぼくは主任という立場ですが、裁量などほとんどありません。
しかもシフト制。
仕事のペースなんて完全に利用者に合わせなくてはいけないし、他の人の仕事のペースに合わせないといけません。
必ず出社義務があり、休憩の時間すら決められています。
・・・裁量0です。

2.進歩している感覚はあるか

これは自分が成長していると感じられるか
顧客からフィードバックを受けられるか
などがこれにあたります。

ないですね~
社外の研修には年に1回出してもらえるかどうか。
年に1回の上司との面談では「まぁうまくやってよ」程度のことしか言われず。
成長するとすれば完全に仕事の時間以外。つまりプライベートですね。

3.攻撃型or防御型タイプは合っているか?

これは前回記事にも書いたので攻撃型か、防御型かという内容について読んでみてください。
けっこう福祉・介護の仕事やばいなって思いますよ。
福祉・介護の仕事をおススメできる人

これについてはぼくは攻撃型だと思いますので、業界?会社?上司?が防御型なので完全に合っていません。

4.内容と報酬は明確か

何を達成したら、どのくらい報酬がもらえるのかがきちんと明確になっているかという視点です。

全く明確ではありません。
いや、明確か。
1カ月休まず来ることができたらしっかり給料がもらえます。ww
ちなみに、遅くまで残って利用者に一生懸命尽くしている人も、利用者に耳を傾けず、作業だけをこなし時間になったらすぐ帰る人も同じ報酬を受け取ります。
何かを達成すると言われれば、出社することくらいでしょうか。

5.業務内容はバラエティに富んでいるか

ここでは工場でのライン作業を例にしています。
ここに、あの部品がきたら、このねじを入れる。これ8時間、よろしく!
みたいなものはバラエティに富んでいるとは言えません。

これについてはどうでしょう。
排泄、更衣、入浴、食事などの介護をしているのでバラエティに富んでいると言えるのかもしれませんが・・・
ぼくの感覚からすれば「介護」しかしていません。

6.自分と似た人が多いか

友達が職場に3人以上いるだけで、人生の満足度が96%違うというデータがあるらしいんです。さらに、友達がいるだけで給料に対する満足度も2倍変わるらしいです。
これすごくないですか?

確かに、ぼくもいまのところに異動する前は数人同じユニットにそんな存在がいたので楽しかったです。
しかし、いまは全くそんな気はしませんし、シフトなので友達と呼べる人がいる日やいない日があります。

7.他人の生活に影響を与えるか

自分の仕事が他人の生活に良い影響を与えるかどうかで仕事に対する満足度や幸福度が変わってくるということです。

これはどう考えても満点だよね!
・・・と言いたいところなんですが、利用者に「ありがとう」なんて言われることはなく、唯一保護者から感謝されることはあります。
もちろん、そんなときはやってよかったと思える瞬間です。
頻度としては3カ月に1回くらいでしょうか。


いかがでしかた。
これを読んでくれた方は自分に当てはめて考えてみたのではないでしょか。

これらの条件が一つでも多く満たされている職業、職場は仕事で幸せになれる可能性が高くなります。

仕事選びで参考にしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?