健康の結論を読んで18 がんの実態。「予防できるがん」で亡くなる人の多さ
2017年の推計で日本のがん死亡数は約38万人。
部位別の死亡数は
男性
肺がん(25%)
胃がん(14%)
大腸がん(13%)
肝臓(8%)
膵臓(8%)
女性
大腸がん(16%)
肺がん(14%)
膵臓がん(11%)
胃がん(11%)
乳房(9%)
がん全体の罹患数(一定の期間に新たにがんと診断された数)は約101万例と、100万をこえている。
これは今後高齢化、長寿化によりますます増える。
一般にがんは生活習慣が大きな原因と言われているが、日本人のがんの約25%は細菌やウイルスによる感染症が原因と言われている。
生活習慣に気を配るのはもちろんだが、検査、対処しだいで「予防できるがん」があるということだ。
例えば
胃がんはピロリ菌への感染が主な原因で、除菌治療ができる。
胃がんに関してはWHOが1994年の段階で「胃がん予防にはピロリ菌の除菌に重点を置くべき」と発表している。
しかし日本ではいまだに除菌の是非を巡る議論がある。
現状、国内の胃がん予防対策には50歳以上を対象とした「胃がん検診」が中心だ。
だがピロリ菌を根絶し、胃がんで亡くなる人を減らすには中学生くらいの時点で検査をして、感染していれば除菌をしておくべきだと考える。
こうしたピロリ菌に関する話は「ピロリ菌やばい」(ゴマブックス)という本に詳しく書いてある。お得な検査キットもついている。
他に感染症由来で予防が可能ながんの例として肝臓がんがあり、肝炎ウイルスの感染によって発症する。
そのため肝炎ウイルスの有無を調べておけば予防ができる。
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