松本智津夫(麻原彰晃死刑囚)について。「死刑執行というのは現代社会においてあまりに古すぎる考え方なのでは」

来春には天皇陛下が退位され、元号が変わります。新天皇即位に伴う皇室の慶事が行われる中での執行は、おめでたい雰囲気に水を差してしまうことになるのでできない。また、オリンピックもある。平成に起きた事件は平成で終わらせる、というのが最重要課題なのです

という嘘か本当かわからない情報が出ておりますが、オウム真理教の開祖の麻原 彰晃さんが7月6日に死刑が執行されたということで。

個人的には7月6日はサラダ記念日だったのですが
「日本で初めて化学兵器のサリンを使用し、地下鉄サリン事件、松本サリン事件など、大規模なテロ事件を起こした」

ということでだいぶ話題になり社会問題にもなりました。

麻原さんについてのイメージというともっさもさの髪で不潔そうなイメージを抱いていた私ですが、軽く調べてみると
先天性緑内障による視覚障害
全盲の長男と弱視の5男とともに両親に捨てられたも同然
というあまり幸せな家庭ではなかった!みたいな記事がわんさか出てきます。

麻原彰晃死刑囚は片目は見えていたにも関わらず、学費から食費など生活費まで補助金が出る盲学校に入れられ、全盲の子供たちからうまく搾取を続けて卒業する頃には300万円を溜め込んでいた

という事らしいですがすごいですね・・・

まぁ麻原さんの人生については置いといて、2000年以降、死刑執行数は約100名(正確には83名だそうです)
ちなみに第二次世界大戦後の1945年8月16日以降、死刑執行者数は約700名。

単純計算ですが、ここ18年間のうち一年間で約5名が死刑執行されているわけです。

これは「執行数」なので凶悪犯罪を犯し、死刑を言い渡された数ではないので注意ですが個人的にこの数は少ないと感じてしまいました。
日々のニュースを見ているとどうも「世の中こんな凶悪な事件が起きている。きっと死刑になる人間も多いのだろう」みたいな。

そうでもないようですね。やはり人を死刑にするというのはなかなか時間がかかるようです。

といいつつも個人的には死刑には反対で。
その理由としまして、死刑囚にも人権があるし、冤罪だったらどうするんだ!みたいな感情論ではなく単純に

死刑囚には優秀な人材がいるから

麻原さんもですが、結婚詐欺で捕まった木嶋さんも死刑確定していましたね。

二人ともルックスがそんなに良いわけでもないのに何人もの人間をだまし、大金を手に入れていた。

これが営業マンだったらかなり成績優秀だったんじゃないかとさえ思えます。

そもそも死刑になるって結構な犯罪を犯している人間がなるものなので、私みたいななんの能力も持たない一般人より「何かしら人を惹きつける魅力があるのでは」と考えるのです。

心理学的にもかなり興味深い人材なわけで。(講演会開けばそこらへんのマニュアル本よりかなり実践向きな内容が聞けそう)

ということで「研究対象」として死刑囚を念入りに調べてみたいという興味心がうずくわけです。

脳科学、神経科学の分野からみてもかなり興味深く、例えば一般人と比べて「どういった場合に脳のどの部分が活動するのか」
それがわかるだけでもかなり面白いのではないかと考えてしまうまけです。

また、研究対象としての魅力がなくなったと判断された場合、治験にも有効です。

言ってしまえば、わざと難病にして、どういう治療が有効か好き放題実験できる
という具合です。

現在の医学がここまで発達したのもナチス時代の歴史があったからと言われているので。他にも臓器移植など、年間約5名の命でどれだけ今後の世界を救うことができるのか。

ただ死刑執行というのは現代社会においてあまりに古すぎる考え方なのではないかと最近思っていたのでこの機会に書いてみました。

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