見出し画像

エレガントな文章への道。推敲と研磨の大切さを学んだ夜。

地球カレッジ主催の文章教室に参加しました。講師は辻仁成さんです。実は今回は課題提出ができなかったことと、大事なお仕事と時期が重なっていたため、参加は無理かなぁと諦めていました。でも、娘の後押しもあり、開催日前日に参加を決断しました。娘よ、背中を押してくれてありがとう~。

内容については、どこまで書いてもOKなのか?分からないので、感想を書きます。と言うわけで、今日は覚え書きです。興味がある方はどうぞー。

文章教室の中で、辻さんは一貫して《推敲の大切さ》を述べられていました。一度書き上げた文章を寝かせること、必ず音読をすること、それらの作業を繰り返すことが重要だそうです。それには、常に《自分の文を疑ってみる》この姿勢が欠かせないのだと熱く語っておられました。なるほどー!自分の文を疑うかぁー。私はnoteを始めた当初は、それこそじっくり時間を掛けて文を書いていましたが、1つの記事に要する時間が多すぎることから、今は感覚を頼りにバーッと書き上げてupしています。よって、疑う余地などありませんでした…。確かに、後から読み返すと、誤字、脱字、文法的に繋がりが何かおかしい、一文が長い…など挙げるとキリがない程、《粗》が目に付くことがあります。こららを防止するためにも、辞書で正しい言葉やその意味を調べることも大切ですね。『あー、やっちゃった…』で済ませるか、『もっと伝わる文を書こう!』と文章力を育てたい気持ちがあるのか?要はその意識がどこの辺りにあるか?ということです。《文を書く目的》によって、《向き合う姿勢》も変わってくるのだと思いました。

その他、メモにはアレコレと重要なことを書き連ねたのですが、《日常会話》《文章》の違いにも言及されていました。これは、身に覚えのある話だけに耳が痛かったです。先ほどお話したように、私の文章は当初に比べ、かなりラフな感じになっています。その分、日常に即したスピード感を大事にしています。それは、読み手の方と毎日、お喋りしているみたいな文を書いてみよう!という私なりの意図や狙いがあるからです。毎日、毎日、堅い文章では、たとえそれが《正論》だとしても、読んでいる方にとっては『重い…』『理想の押しつけ…』と感じてしまうこともあると思うのです。特にジャンルが教育系なので…ね。

《流れるような言葉運び、文章》つまりは『エレガントな文章を目指しましょう!』という辻さんのお言葉には、挙手マークを連打(心の中)しました。エレガントさをコース料理に例えられたことも、イメージし易かったですし、まさにその発想そのものが、エレガントだと感じました。

途中、娘が部屋を覗きに来ました。『すごーい!資料も出てるねー』と画面に映し出される原稿用紙に、次々と入る修正線を見ながら興味津々の様子でした。長期休校中のオンライン授業でも、このような光景は見られましたが、すごい時代ですね。こうして、パリと福岡とが繋がりレッスンが出来るのですから、驚きです。

文章教室に参加したことで、私には新たな目標が出来ました。一つは文章を書く目的によって、推敲や研磨に掛ける時間や労力を区別することです。つまりは、応募作品と、こうした日常の他愛ない話を綴る文章とで取り組み方を変えるという意味です。全て、完璧な推敲を!文章を!と意識すると、二度とnoteに記事を上げれないと思うので、柔軟に《使い分け》をしていこう!と思いました。二つ目は、過去に書いたお受験をテーマにした記事をもう一度、同じテーマで書くことです。書いた当初の気持ちと今の想いがどう変化したのか?あるいはしていないのか?実際に文字に起こしてみないと何とも言えませんが、読み易さも含め、《新旧》の文を読み比べてみたいと思っています。

文を書くことには、日々の鍛錬が欠かせないということが、深く胸に刻み込まれた夜でした。

翌日、早速、講座の内容を(忘れないうちに)娘にも伝達しました。辻さんは読書量と文章力の関係についてもお話されていたのですが、娘は私より遥かに読書家です。また、最近は文を書くことも、前より好きになってきたようです。今後も、私が知り得たことで『役に立つかもよ?』ということは惜しみなく伝え、どんどん共有していきたいと思っています。

強調文の多様についてや(←私ですね…)効果的な体言止めなどの技法を学ぶことができた上、新たな目標を抱くことになった文章教室は、大変、有意義な時間でした。あと、講師としての話し方や見せ方のスキルも参考にさせていただきました。と、ここで終わらないのが、我が家です。その後、衝撃の事実が発覚!!

何と、娘…辻さんを女性の方と勘違いしていました…。『父ちゃん?何でぇ??』と不思議そうな顔を見せたので、嫌な予感がしました。念のために確認してみると、勘違い発覚ー!これまでにも、何度か一緒に写真を見てたよね?!きっと、辻さんの実年齢を知ったら…もっと驚くでしょうね・笑。エレガントは性別、そして、年齢をも悠々と超えていくということなのでしょう。目指すはエレガント!でも、その道のりは遠いなぁー。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


この記事が参加している募集

#noteの書き方

29,308件

チョコレートジャンキーなtomo茶をおやつで応援♪板チョコ1枚分(100円)からのおやつサポーターを募集します!執筆の源。チョコで応援、よろしくお願いします♡