ふーふって何だろう？歪な愛の形。

お産ラッシュで、仕事が忙しく本当に毎日を必死に乗り越えている状況です…。全然、秋らしいことを堪能していないうちに、去っていくのかなぁ、秋。待ってよー！！すがる想いで、秋を求めています。あっ、でも、綺麗な秋空とお月様には日々、励まされています。癒しは空にあり。波音も好きなので、海にも行きたいなぁー。

そんな中、母からは相変わらず大量のメールが届きます。朝の２時頃から、５時くらいまでの間に送っているようです。そしてついに先日！事件が起きました。

その日、父は日頃の介護疲れもあったのでしょう。とても、身体が辛くて、食欲も無いため、食事もとらず晩酌もすることなく２階の寝室に上がったそうです。そのままぐっすりと眠っていたところ、雨戸がガタガタする音で目が覚めたそうです。はじめは何事？寝ぼけていたためによく分からなかったそうですが、雨戸をドンドン叩く音がして、急いで障子を開けてみると、レスキュー隊の人たちが今まさに家の中に入ろうとしていたそうで、とても驚いたそうです。（２階なので、ベランダに居たということです！）一気に目覚めた父が話を聞くと、『夫が出掛けたまま、帰って来ない』と母から何度も110番通報が入ったため、確認のため電話を掛けたが繋がらず、チャイムを鳴らしても出て来ないため、このような事態になったとのことでした。

父が事情を話したため、警察やレスキュー隊の方も帰ったそうですが、深夜にこんなにも大騒ぎになったのだから、ご近所の方も驚いたことと思います。今回の事を受け、父も姉も、母の携帯や電話の使用を制限することも考えているそうですが、取り上げることは難しく、なかなか一筋縄にはいかないと困っていました。姉と『どうしたものか？』考えるのですが、結局、いきつく所は、父母の夫婦関係にあるという結論に至ります。

記憶の中の父母は、決して仲の良い夫婦ではありませんでした。父は仕事のイライラを母にぶつけ、母はその悪口を子ども達に伝えるという家庭環境でした。幾度かの離婚騒動を経て、『出て行く！』『出てけ！』そんなことを繰り返していました。ある程度の年齢になってからの私は『そんなに嫌なら、一緒に居なければいいのに』と、両親の関係を冷ややかな目で見ていた気がします。晩年、母が認知症になってからの父は、相変わらず気性が荒い所もあるけれど、家こと全般と母の介護をしています。（勿論、介護スタッフさん方や姉家族の大いなる手を借りつつです）事あるごとに、姉と『施設は考えてないの？』と父に尋ねますが、『お母さんは我がままだから、３日もしないで追い出されるよ』と笑ってはぐらかされています。その本心には、母が『可哀そう』という父なりの思いがあることに、私達姉妹は気付いているのですがね…。『頑張れる所までは、自分が面倒を看る』言葉にしないけれど、その行動から、父の思いが分かります。ただ、父もかなり疲れているのは事実なので、娘としてはそこも気掛かりです。

一方、母は母で、父が買い物や趣味で家を空けると、不安感が強くなり、困った行動に出ることが多いようです。今回の騒動も、いつもは晩酌をしている時間に父がリビングに居なかったことで、母はパニックになってしまったようですし…。父が家に居る時は、夫婦でスポーツ中継などを見たりしているようで、ある意味、穏やかな時間が流れているとも言えます。

うーん。夫婦って難しい…。昔、祖父に、『tomo茶ちゃんのお父さんとお母さんは、よくこの辺りを手を繋いで歩いていて、本当に仲が良かった』と聞かされたことがあり、『嘘ー？・笑』と、疑ったこともありました。若き日の父母のことは分かりませんが、二人にしか分からない歴史があることだけは分かります。父母を見ていると、《共依存》とも見えますし、母の行動は《分離不安》から来るものとも思えます。うーん。やっぱり、夫婦って難しいなぁ。よく、分からん。と言うのが、私の思うことです。

出先で、寄り添いながら歩く高齢のご夫婦を見掛けると、何とも言えない気持ちになりますが、やはり、そこにも他者には計り知れない、夫婦の歴史、二人だけの愛の形があるのだと思います。私から見ると、歪んだ愛に見える父母の関係もまた、夫婦の形なのでしょうね。正解はないのだから…。

母のことに関しては、まだまだ通過点。問題は山積みですが、家族としてきちんと愛ある行動、判断をしていきたいと思っています。只今、激務を経て、待望の連休中～。脳と心の整理のために、最近、思ったことをつらつらと書きました。我が家の箱入り息子で生涯独身のモアくんは、この問題をどう思うのでしょう？？チャーミーグリーンの夫婦は永遠の憧れ、ラッタッタ♡

それでは、次回もどうぞお楽しみに。