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九州が占領される日(短編小説)

現在韓国と北朝鮮の国境がキナ臭くなる中、ひとつのシナリオを書いてみました。

2020年8月1日、北朝鮮と関係が悪化する中、韓国のソウルにて退役軍人によるデモが始まった。対日強硬派【1919派】である。
その総数は始め500人であったが、どんどん膨れあがり8000人あまりの集団となっていった。

最初、アメリカとの同盟維持を呼びかける穏便なデモであったが、一部集団が過激化し警官隊との衝突が始まる。

デモ集団はアメリカとの関係維持。そして釜山を要塞化して赤化に対抗しようと、全国へ同志集合を呼びかけだす。

右派に呼応する一部韓国民衆と、韓国に在留していた外国人が釜山に向かい陸路移動しだした。

続々と釜山に集結する右派と外国人。警戒態勢の為に韓国軍が南部に移動した。

内戦の危機に揺れる韓国国内で、北部左派、南部右派に分かれて騒乱が続く。

8月△日、突如国境付近に展開していた北朝鮮軍が38度線を越境し、韓国北部に進軍を始める。

北部の韓国軍は北朝鮮軍に応戦する事も無く撤退し、南部の韓国軍に合流する。
韓国軍が北朝鮮軍に応戦しない為に、米韓同盟に基づいた米軍出撃も見合わされる。      (朝鮮戦争時も戦わない韓国軍には米軍は共闘していない。)


そんな中、釜山の港には韓国海軍の艦艇が集結し、韓国に滞在していた日本人を含む外国人をどんどん乗船させ出した。

韓国海軍の艦艇は直ぐには出港せず、各艦艇がいっぱいに人を乗せて船団を組み出港した。

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