令和世代から学んだバズリールのコツ
こばやしです。
突然ですが、わがやの令和世代(4歳娘)が最近Instagramのリールにハマっています。
おかげでわたしのオススメリールが娘の趣味一色になっており、わたしも娘が好きそうなリールを見つけるたびにエフェクトを保存する日々です。
ふと、娘のリール視聴の傾向が、Instagramのリール施策を考えるうえで結構いいヒントになってるなと思ったので、今日はそれを紹介します。
①冒頭3秒にフックを作る
娘のリールサーフィンの様子を見ていると、「その動画を見るかどうか」の判断をするのはおおむね3秒め。
「1・2」で見て「3」でスワイプ、
もしくは「1・2・3」まで見て「いいね」を押して最後まで見る、
のどちらかになりがちです。判断が早い。
なので、「サムネを見た時点で面白い」か「冒頭3秒以内にフックがある」リールでないと、うちの令和世代は最後まで見ずにスワイプしちゃいます。
「冒頭3秒のフック」、面白系のリールじゃなくても、たとえば以下のリールみたいに、短→短→ちょい長、というシーンが冒頭にあると、つい指が止まって最後まで見がちです。
②「音源」「エフェクト」でテンプレートが決まっている
たとえば娘がお気に入りなのはこのリール。
これ、「音源」から見ると、いろんな「犬のトリミングBefore→After」動画が見られます。動画一つひとつはそれほど面白いものではないと思うのですが、つい次々スワイプして見ちゃう。
また、「今からカットなんだけど」「なんじゃこりゃ」の声のインパクトも、娘にとってはツボらしいです。
③「何をやったらいいかが明確」かつ「人に見せたくなる」リールテンプレだと挑戦しやすい
娘は最近、リールを撮影してスタンプで飾って投稿することも覚えました。
娘を見ていて気付いたのですが、「やってみたくなるリール」と「やってみて、投稿したくなるリール」は別物のようです。「やってみたい」だけでは、彼女は録画して投稿まで至りません。
その違いを実際のエフェクトで紹介します。
■やってみたいし投稿してみたい!となるエフェクト
「何をやったらいいかが明確」かつ「人に見せたくなる」ものが強い印象。
何をやったらいいかがわかりやすいものは、前述の犬のトリミングのように、「エフェクト」から見たときにテンプレ化されているものです。
そこに、偶然性(ルーレットや診断系)とか、チャレンジ(上手にできるか)とかの要素が加わると「人に見せたい」気持ちになるようです。
たとえばこんなの。
これ、プリンセスだけじゃなくて、プンバァ(ライオンキング)とかがいるので、つい何回もやってしまう。
まるまるに太った自分の顔が面白かった様子。
これはまだ娘には早かったらしいですが、、、
これはわたし向け。実年齢より上でも下でも、面白くて投稿したくなる。
https://www.instagram.com/ar/780514546716158/
■試しにやってみるが、投稿はしないかも・・・なエフェクト
似たようなエフェクトですが、「何をやったらいいかわからない」「面白いけど、投稿して人に見せても面白さが弱い」と感じると、娘は録画ボタンを押さずにインカメラを数秒眺めて終わりだったりします。
そういうエフェクトは、たとえば音源との組み合わせや、偶然性を持たせたり、時間制限をつけるなど、「こうやると面白い」テンプレを示すことで、投稿にいたりやすいかもしれません。
BABY SHARK好きなので絶対やると思ったのですが、何をやったらいいかわからないので、撮影に至らないようです(ダンス覚えたらまた違うかも)。
面白かったようですが、わりと顔が別人になりすぎたのと、自動で変化するのではなく自分でタップして年代選ぶところが、娘的に微妙だった様子。
わたしは面白かったので、「化粧の変遷」というテーマに対する前提知識があるかどうかもポイントかもしれません。
これはストーリーのエフェクトですが、、、投稿はしなかったけど、わたしは実際にこのエフェクトで試着してカラコン購入したので、購買促進の意味では有用。(オンラインなのも、より相性いいですよね)。
④オチは必須だが、オチのインパクトはそこまで求めない
リールのアルゴリズムでは「完全視聴率」が重視されるため、「最後にオチを持ってくる」仕掛けはよく考えます。
ただ、娘を見ていると、「オチは必要だけど、オチ自体は弱くてもいい」のではないかと思いました。
「意外なオチ」があるともちろん面白いのですが、オチの意外性・完成度よりも、冒頭とオチとの落差を作ってもう一度冒頭を見せる仕掛け、「何回も見たい」リール、というのがいいリールなのかなと思いました。
たとえばこんな?
これはオチというより(ヘアセットの)完成度が高すぎますが・・・
フィルムケーキなんかも「冒頭とオチの落差」で何度も見たくなる。
たとえフィルムケーキが成功してるか怪しくても…🤔
(余談)伸びるリールは「うっせぇわ」型より「踊」型説。
娘は最近Adoさんの「踊」にハマって、耳コピで歌いまくってるのですが、ふと、私世代に刺さる短尺動画コンテンツは「うっせぇわ」型、令和世代の娘の場合は「踊」型なのではないかと感じました。
「うっせぇわ」は、歌い出しもサビの冒頭も印象的ですが、サビの終わり「あなたじゃ分からないかもね」の「かもね」や、「問題はナシ」に、キタ―――(゚∀゚)―――― !!って感じがするじゃないですか。
思えば私たちは、「ドラゴンボールZ」でいつセルが動くか、じりじりしながら待ってきました。いにしえのニコニコ動画で「やっぱり爆破オチwww」って喜びました。どうも「くるぞ…くるぞ…くるぞ…やっぱり来た!!!」という展開にテンションが上がる傾向があります。
一方「踊」は、最初の「半端ならK.O.」が一番インパクト強くて、最後の「ここらでバイバイ Let go」はそこまでインパクト強くない。
「くるぞ…」がほぼなくて、「はい来ましたー!」という感じ。ときどき「早くない?もっと焦らそうよ💦」って思っちゃったりする。
たとえば、少し前に流行ったこの形式のリール。
これも最初からオチが明示されていて、はい来ましたー!となるパターンだなと。
伸びるリールは「踊」型である。「満員御礼」だけに・・・
・・・ナンチャッテ😅
と、おじさん構文をもって、本日の結びとさせていただきます!
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