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作品の質を高めるトリガーとしての有料note

1月に入って体重が増えてないので、おかしいな?と思って体重計を調べたら案の定壊れていて、最近になって5kg増えていることに気が付きました。どうも、山吹です。完全に嵌められました。

noteを始めてから3年余、昨年11月に1つの目標を達成することが出来ました。「うれしい」といった心持ちです。

それから2ヵ月。2020年(遂に来てしまった!)の幕が開け、4月に待ち受ける新生活の足音が近づく今日この頃です。

今回は、そんな私が最近チャレンジしている「有料note」についての考えをまとめていきたいと思います。

有料noteは収益化のため?

有料note。みなさんは購入したことはあるでしょうか。購入は勿論、販売をメインで活用されている方もいるかもしれません。
そもそも何故、人は有料noteを活用するのでしょうか。1つ分かりやすく挙げられる理由として「収益化」があります。

私も今、大学卒業まで残り2カ月というこのタイミングで、新天地に引っ越すための資金集めに奔走しているので、収益を生んで生活資金とする必要性をヒシヒシと感じています。

その資金確保のためにバイトもしています。しかし一方で、文章や絵の制作活動や、noteの更新を続けたいという想いもあります。このライフワークの時間だけはできるだけ確保したい所存。

私のライフスタイルを例に挙げたように、食っていくためのライスワーク(バイトとか)と生きがいのためのライフワーク(制作活動とか)を両立しながらnoteを更新している方って少なくないのではないでしょうか。

「稼いで、生活の質を高めたい!」これって、全人類が抱える極めて普遍的な欲求ですよね。そのために、有料noteを活用する。自然な考え方です。

ただ、収益化の結果として「生活費」を生むためなら、有料noteではなく、シンプルに稼げる仕事を見つけて働いた方が効率がいいのかもしれません。でも、作家として「作品の質」と共に「生活の質」を高めていきたいと考えているのであれば、話は変わってきます。

作家にとっての「作品の質」は「生活の質」

どちらかというと、私が「有料note」にチャレンジしているのは「作品の質」を高めたいからというのが理由です。そして、「作品の質」が高まることが「生活の質」を高めることに直結しているからです。これは追って説明を加えます。

それと私の場合、一企業の新社会人として賃金を貰うという、オートマチックな歯車システムに組み込まれる前に、自らのパワーで「稼ぐ」ということに自覚的になっておきたいという考えもあったりします。

果たして、「稼ぐ」ためにはどんな工夫が必要なのか。作品を通して、相手にどんな価値を与えることが「稼ぐ」ことに値するのか。有料noteを通して、そうしたメソッドを学ぶこと自体が有料noteの意義になりうるんじゃないかなと感じています。

有料noteにチャレンジして収益が少なかったとしても、結果として「作品の質」が高まり、それによって仕事が貰えたり、自身の能力が向上すれば、「生活の質」が上がるというフローができあがります。これが「作品の質」が「生活の質」に結び付くという、作家としての思考回路です。

無料から有料への飛躍

しかし、「稼ぐ」ことに苦手意識のある作家からすると「無料→有料」の飛躍には溝が存在するのも事実です。ここで少しだけ、私が考える有料化の解釈を述べさせてください。有料化に踏み切れない作家の方がいたら、一つの解釈として、ちょっと聞いてほしい話です。

当たり前かもしれませんが、「有料」になったとたんに「無料」の時には存在しなかった相応の勇気が必要になってきます。

何故かと言えば、「お金を貰う」ということは「価値を提供する」義務が生じるものだからです。商品になったとたんに、批評や交渉といった要因もつきまとうようになります。

しかし、それを真摯に受け止めることで作品が成長するという側面もあります。だから私の中では「作品の成長のために、作家がそれ相応の勇気を支払う」という解釈で「有料」という概念が腑に落ちています。

この考え方は、香山哲さんの作品「水銀柱」(2018年、絵と漫画)に出てくる描写から着想を得ました。「展示」というトリガーによって「価値を提供する」ことに自覚的になり、結果的にクリエイターとしての質が高くなる、というシーンがあるので気になる方は覗いてみてください。

なんにせよ、そんな心持ちでクリエイターとして「有料」に向き合うことで、「稼ぐ」ことについての考えを深め、作品の質を高めることができればと思っています。以上、私の考えた有料化の解釈でした。

作品の質を高めるトリガーとしての有料note

私が考えるに、noteにおいてクリエイターが「有料」に向き合うことは「単なる収入源」としての意味よりも、「作品の質を高めるためのトリガー」としての意味がかなり大きいように感じています。

稼ぎたいだけなら、インターネットを眺めれば「誰でも稼げる」とか「すぐに稼げる」みたいな文言には即座に到達できるし、人手不足の現実世界を見渡しても稼ぐ方法は無尽蔵にあります。

けれど、有料noteの「稼ぎ」に関して言えば、たとえ100円の儲けだとしても「稼ぐためにはどんなコンテンツを用意すればよいのだろう」と考えることで作品の質を高めること自体に私は価値があると思います。

という意味も込めて、私のnoteでは2020年に入ってから「作品の質を高めたい」という考えで有料noteを販売しています。これは私個人の考え方ではありますが、このnoteが有料noteの扱い方に悩んでいる方にとっての参考になれば幸いです。

(現在、noteマガジンで自主連載している拙作)

当分は基本この4つのマガジンに日記・エッセイ・コラム・イラスト・マンガetc…の有料noteを更新して実力を蓄えつつ、たまにはコンテストで実力試しをする形でnoteを活用していきたいと思います。

以下、これから有料noteを投稿していくについて、どんな有料noteに価値があるのだろうか…と自分なりに活用法を考察したメモになります。有料noteを活用したいと考えている方は、よかったらどうぞ。

【以下、有料noteの考察メモ】

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