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たまねぎエッセイ

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アメリカ生活でのあれこれ、その他人生におけるちょっとした気づきなんかについて。
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記事一覧

インドの盗人から考えたこと

大学生といえばバックパックであり、バックパックと言えばインドだ。異論は許さない。というの…

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ニュースってなんやねん -オーストラリアの毒グモの話と-

ぼくは小学校1~3年生ぐらいまでの時間をオーストラリアのシドニーというところで過ごした。ぼ…

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帰る国があるということ -アンドレとデシオの話-

ぼくは目にちょっとした病気があり(それについては以下の記事で書きましたが)ずーっと同じ眼…

福原たまねぎ
2週間前
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サンフランシスコに行ったことのないアメリカ人

何気ないエンジニアとの会話だった。そのエンジニアは生粋のアリゾナっ子で(白人のアメリカ人…

福原たまねぎ
3週間前
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走るスパゲッティー

ある土曜日のこと。お昼過ぎにぼくはシアトルのパイクプレイス・マーケット (Pike Place Marke…

福原たまねぎ
3週間前
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フェニックス旅行記 -サボテンと楽器とスコッツデール-

フェニックス。アメリカ南西部のアリゾナ州に位置するこの街には縁があってよく足を運んでいる…

福原たまねぎ
1か月前
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バンクーバー旅行記 -癒しがすぎるビーチに台湾まぜそば-

前回に引き続いてバンクーバーお散歩記録。 朝起きてダウンタウンの街を彷徨う。雲の切れ間からちらっと青い空が見える。こういう時は「なんとなく午後に晴れるんだろうな」ということが感覚的に分かる。シアトルのような基本曇りみたいな場所で生きているとこういうことが直感で分かるようになるみたい。嬉しいんだかなんだか。 グランビール・アイランド (Granville Island)ダウンタウンを突き抜けて向かった先はここ。ちょこっとした島に市場やご飯を食べるところが連なっていてバンクー

バンクーバー旅行記 - "シアトルの兄弟"と呼んでいいかしら -

バンクーバーはずっと行きたかった。ぼくが住んでいるシアトルから飛行機で1時間、もしくは車…

福原たまねぎ
1か月前
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Noteの文章がすべて自動で書かれる未来が来るか?

ロアルド・ダールの『あなたに似た人』という短編 (I・II)がとても面白い。ロアルド・ダールと…

福原たまねぎ
1か月前
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クニさんから学んだこと -そのミスだけはしちゃだめよ-

ぼくが高校一年生のときの話。当時ぼくは神奈川県は横浜市の中高一貫校に通っていた。よりにも…

福原たまねぎ
1か月前
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その封筒を開けてはならぬ

あれはもう7年前の話だ。ぼくは当時アマゾンジャパンという会社で働いていた。ぼくはAmazonの…

福原たまねぎ
1か月前
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トイプードルを預かったら人生変わった件

どうしたものか。2匹のトイ・プードルがなんでぼくの部屋にいるのか。この独身アラサーの寂し…

福原たまねぎ
1か月前
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"やりたいことをやる"という罠

人生で最初に買ったCDアルバムはなんですか? そんなことを聞けば「今更CDなんて」とぶつぶつ…

福原たまねぎ
1か月前
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忘れられない名刺

あの名刺だけは忘れられない。いくら全力で忘れようともがいても頭にこびりついて離れない。そんな思い出の名刺がぼくにはある。今日はそんな話をしたい。 遡ること5-6年前。ぼくがアマゾンジャパンという会社で営業担当をしていたときのことだ。今でこそプロダクトマネージャーとして社内で缶詰になってエンジニアとごりごりソフトウェア開発をしているわけだけど、当時はいわゆる営業っぽい仕事をしていた。AmazonのWebサイトに商品を登録してもらうよう担当のメーカーさんと交渉をする。そして売上