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#101 今日の読書_ニュータイプの時代_山口周さん

今朝は尊敬する山口周さんが書いた「ニュータイプの時代」を読んでみました。何度かセミナーで話を聞いていますが、人財という観点ですごく共感できる内容を言っていたので、ついつい衝動買いでした。

中身はこのような感じですが、全てを細かく説明できないので、一番心に残った部分を中心にまとめていきます。

第1章 人材をアップデートする6つのメガトレンド――ニュータイプへのシフトを駆動する変化の構造
第2章 ニュータイプの価値創造――問題解決から課題設定へ
第3章 ニュータイプの競争戦略――「役に立つ」から「意味がある」へ
第4章 ニュータイプの思考法――論理偏重から論理+直感の最適ミックスへ
第5章 ニュータイプのワークスタイル――ローモビリティからハイモビリティへ
第6章 ニュータイプのキャリア戦略――予定調和から偶有性へ
第7章 ニュータイプの学習力――ストック型学習からフロー型学習へ
第8章 ニュータイプの組織マネジメント――権力型マネジメントから対話型マネジメントへ

ニュータイプの定義は、これから活躍する人材要件ということです。そして、それを実現するための要素としては

・問題を探す
・構想する
・意味を与える
・遊びを盛り込む
・自らの道徳観に従う
・組織間を越境する
・とりあえず試す
・与え、共有する
・学習能力に頼る

とのことでした。概ね私個人の印象と大きな相違はないです。特に「構想を練る」と「意味を与える」という部分は最近仕事で色々と取り組んでいることです。

本書にも書いてある通り、重要な局面でこそ未来予測は外れます。これは歴史が証明しており、金融危機やCOVID-19も専門家は予測できていなかったです。

今は過去と比較して未来を予測しずらいVUCA時代になっていると言われています。ニュータイプは世の中の変化を敏感に感じ取って、ドンドン行動できるのでイニシアティブをとっていけるような人です。

これは確かにその通りで、行動した人だけが自分の体験から学びを得て、次のチャレンジに進めるでしょう。一方で、何も新しい行動をしなくても日々の業務をこなしていけば、特に問題なく生活ができてしまうのも昨今です。

ただ、中長期的に少しずつ変化したときに取り残されてしまう可能性もあります。「何も行動しなくて、現状に不満を言い続けるだけの人」になるのか、「辛くても挑戦し続けて、自分なりにワクワクしながら生きていける人」になるのかは、今の自分の行動で決まります。

今言われているのは「未来予測なんてできない」ということです。以前のnoteで書いていますが、私が本業としている新規事業創出では必ず未来予測をしろと言われますが、本音のところでは多分無理だと思いながら作業しています。

経営における未来予測は、過去の最悪の事態「ワーストケース」から将来リスクを予測するモノであり、過去に事例のない想定外の出来事が起こった時点でもう予測は当たりません。

最近のコロナ騒動や台風被害など未曽有の事態が起こったら、もう予測どころではないです。それよりも、現状に起こっていることに対してどうやって対処するかの方が大事になってきます。

それよりも、未来を構想して、その未来に向けて周囲を引きずるように行動していくニュータイプの人にとって、やってくる未来が必然的になります。

もう一つ大事にしているのは「組織間を越境する」という観点です。個人的には自組織の中で閉じこもっているのはあまり好きではありません。

ビジネスマンとしての成長に必要なこととして、「自分が高まるレイヤーで勝負する」「内発的動機にフィットする場に身を置く」「大量に試してうまく行ったものを残す」などが提言されています。

この辺は強く同意します。大事なのは自分の所属する会社の繁栄と自己の成長で会って、自組織のみに閉じこもってしまうことではないです。

下手に外が見えてないと自組織のみの部分最適に陥ることも多いです。また、自分が努力を続けられる領域はやってみないと分からないのも事実です。

そういったときに新しいところに挑戦していって、自分の可能性を確かめつつ、時代に合わせてやることを微調整していくのが良い成果につながると思っています。

やっぱり挑戦すること、継続して努力すること、それができる環境に自分を置くことを大事にしていきたいです。

今日は久しぶりに朝から読書しました。なかなか面白かったので、紹介させてもらいました。

また、明日も宜しくお願いします。



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