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【恩師ロバート・ジャービス教授】

 ニューヨーク、コロンビア大学時代の恩師ロバート・ジャービス教授はガチガチの民主党員だったがオバマでなくヒラリー支持者でした。彼のインテリジェンスの授業は物理学部の教室で開講、ジャービス教授から日本に落とされた原爆のマンハッタン計画はこのコロンビア大学物理学部の研究室で始まったと聞いた。悔しいが涙が出た。
 ジャービス教授は大学院の演習で僕に「アメリカは原爆で日本に勝ったのではない。民主主義と戦略とインテリジェンスで勝ったのだ。」と言った。日本には民主主義と戦略(ストラテジー)、インテリジェンス活動がない。悔しかった。これを学べる大学を日本に創りたい。日本の大学にインテリジェンスと戦略を学べる危機管理学部を作るとそのとき決意した。
 「日本には民主主義と戦略とインテリジェンスがない。」コロンビア大学の恩師ジャービス教授の言葉が僕の頭から離れない。日本に帰国後の東日本大震災、福島第一原発事故でもそうだった。イスラム国人質事件でも北朝鮮ミサイル危機でも何もできない日本。
 アメリカには自由と民主主義を愛するリベラルにもインテリジェンスと戦略の価値を認める研究者や政治家がたくさんいる。日本にも民主主義的価値を重視するリベラルな危機管理のアプローチを構築すべきだと考え続けてきました。我々は世界と日本の調和、そして幸福のために変わらねばならない。

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