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soyokazetime
お父さんありがとう 父親の死
突然父親が亡くなり、一昨日納骨が終った。
肺気腫ではあったが、朝身体に力が入らないと訴え様子を見ていた母。お手洗いに行って帰ってくると 明らかに様子がおかしく救急車を呼んだ。救命士さんの心臓マッサージの甲斐もなく、病院に到着するまでに息を引き取った。母曰く
全く苦しむコトなくビックリするくらい呆気なく逝ってしまった。まだ、何処から帰ってくるようなそんな感じ。信じられない。
と。
私も父の死に目に合えなかった。当日、書道教室の日で 場所を借りているお寺で教室中に、生徒の子どもたちが、
先生 救急車の音が聞こえるよな。
と言うが、かすかな音でなかなか聞き取りにくく 耳を澄まさないと聞こえないくらいの音だった。少しすると、救急救命士さんからの電話があった。
お父さんが状態悪く、病院に搬送中です。心臓マッサージ中ですが、状態が悪く病院までもたない。すぐに病院に来て欲しいです。
と言う話だった。さっき聞いた音は、父を搬送中の救急車だったんだと気がついた。
教室終了後、病院に————。
私の誕生日が、命日となった。意味があってこうなっていると思う。
葬儀も無事終わり、一昨日納骨。
浄土真宗で墓石が無く、お寺に納骨堂があり、一昨日は納骨。 納骨堂に父のお
骨を納めた。本堂でお経を唱え、院主さまのお話があった。
これからは、お父さんのお骨を拝むのでは無い。お父さんは、仏様になられて皆さんのコトを見守ってくださっている。
だから、感謝の気持ちを伝えるコトが一番大切ですよ。人間は、ああなって欲しいとかこうなって欲しいと思うのは、自分の欲。
まずは、命あることに日々感謝。そして、たまには、お寺と納骨堂にも足をお運びください。
と言うお話だった。
納棺の時、号泣してしまった。納棺士さんの手さばきと父を芸術作品の如く綺麗になっていく感動。シャツとズボン 髪のスタイルも普段と変わり無く。
父の遺体の前で
心配かけてごめんなさい。そして、私の誕生日に亡くなってくれてありがとう。
と伝えた。顔を上げると、納棺士さんも泣いていた。
ヤンチャな存在感のあるおじいちゃんだった父。正義感が強いので、どうしても 人には一言多く意見を言う感じになってしまう。でも本当は、繊細で優しい父だったと思う。
車が大好きだった父。私の小さい時は、車に少し触るだけでも、キズがつくと怒られたのを思い出した。
ありがとう。お父さん。良い思い出 悪い思い出を作ってくれて全てにありがとう。
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