怒りの感情と衣食住。。。。
長年 ヒロさんを苦しめてきた 怒りの感情。それがもとで、家族も巻き込まれ、不快な暮らしになっていた。ホント何年も。距離が近いから、余計に波及してくる。心地よい会話が出来なかったのである。
こちらが普通の何気ない会話をしても、返ってくる言葉自体が強い言葉で言い放つ感じ。この時点で、会話が途切れる。全く会話が、続かないのである。こちらは会話にならないと思っていても、ヒロさんは会話出来ていると思っている。
むしろ、ヒロさん自身から出た強い言葉で、私が不快になったとしても、私に対して、
お前は変わっている。俺が理解出来ない会話は、お前のせいだ。
と、常に私のせいだと、いつも言い放っていた。永遠、ヒロさんの怒りの感情を挟んで、平行線。分かり合えるのかどうなのかというエリアでの、暮らし。
コトの内容まで到達しない。深い話、会話に花が咲いてというコトがなかったのである。
私は、会話はお互いの理解を深める為の言葉のやり取りだと思っている。だから、ヒロさんには、相手の会話の不十分さを言い放つのではなく、疑問に思うところは、ヒロさん自身も言葉で私にどう言うことなのかを聞けば良いだけだと、いつも言っている。
私のこの会話への理解は、たぶんヒロさんの小さい頃の家族との会話が今のヒロさんの会話になっている。当たり前のことだが。私たち夫婦は3世代同居で20年間暮らしていたが、会話が弾むことがまずなかった。いつも何処か寂しさは私もあった。ヒロさんはもっとそれを感じ押し殺してきてたと理解する。なぜかと言うと、義理の祖母、義理の父からは感情が表に現れる会話しか聞いたことがなかったし、義理の母はその怒りの会話で押さえつけられている関係性を見てきたからだ。会話での押さえつけは、ふたりの娘にも実際あったが。
ところがヒロさん一歩外に出ると、まるで別人。会話もドンドン色んな方と流暢に話せたリ、家では全く話さない世間の情報を小出しにしながら、面白おかしく会話するのである。
以前なら、外出先でそんなヒロさんにどう対応したら良いのかわからず、笑ってごまかす、その場をどうにか上手く通り抜けるなど、私自身も我慢をした対応になっていた。それが家族の違和感であった。
4年前に有機農業の社長さんと出会って、食事は全て有機に変更したのである。食品添加物が、脳の伝達機能に悪影響を及ぼしていると知ったのもこの頃。そして、社長さんの一言が響いたのである。発達障害は、脳の伝達機能シナプス問題があると言われてる。
有機の食材は、値段が少し高いが、育てる生産者も大変なのです。でも、体には確実に安心、安全。添加物の多い安価な食材を食べ続け病気になって、高額な医療費が嵩むか、少し値段の高い有機食材で健康な暮らしを送るか、選択は自分自身。でも、確実に一生から考えたら、有機食材の方が結果安く暮らせるよ。
その話を納得した自分がいた。早速実行。その結果、ヒロさんもある程度イライラも減り落ち着いてきた。目に見えて、家族もビックリするほどである。威嚇の減ったヒロさん。そして、自分たちも確実に変化あり。
卵も平飼いで採れたてを買う。調味料も有機。玄米食。塩なんかは旨味があるし、食後は全く喉が渇かない。お肉類は、全て肉自体に重みがあり、食べ応えがある。野菜も旬のもの。地産地消。
土の中にいる微生物が、私たちの腸にはとても大切なのに、添加物でその微生物を殺してしまっている。そうなると、腸内環境が崩れる。微生物は、人間にとって宝物なのにホントもったいない、食事情が大半である。
たまには、外食することもあるが。外食は、このところ少なくなってきた。出来るだけオーガニックを選んでと思っている。
食事で感情の落ち着きがあるコトを実感している。第2の脳である腸の状態を整える。整ってくるコトが目に見えて実感出来るのは、凄い。そして、濃い味好きのヒロさん、薄い味、優しい味がわかるようになってきた。
そして、約6ヶ月間2週間に一度のペースでの療法を家族で取り組んできた。TFT療法。
有意識と無意識の中で生きている私たち。意識あることが全てと思って、今まで暮してきた。
療法を受ける中で、人間の意識は大半が無意識で意識有る部分は凄く少ないと知った。無意識は、小さい頃のコトも含め無意識のうちに自分の中に記憶されていく。特に 我慢してきたコト、ジレンマなどは、知らず知らずのうちに蓄積され、歳をかさね大人になって、自分の家族を持ったときに、記憶された無意識な部分が現れてくるコトがあると知った。
非常に厄介というのか、意識のコトをもっと意識しないといけないというのか。
意識のある症状のコトばかりを追求しても、実際は解消しないと言う事になる。無意識のケアが欲しいからだ。意識あることは、ほんの一部に過ぎないのに
今まではそのほんの一部のところで、バタバタと家族も振り回され、感情的にもなっていたりしていた。ほんの狭い部分のところで、もがいて苦しんで。知識がないから、そうなっても仕方がない。無意識レベルのコトは、スピリチュアルなコトはないと理解できてきた。人の意識には、有意識と無意識のふたつが存在していて、このふたつの作用で構成されている。有意識は自覚あり。無意識は自覚なし。自覚がないから、存在がないかというと、人の意識の大半が無意識で構成されているみたい。
ホントは、ここの部分をしっかり理解していないと、人生の谷間に来た時に、誰しも負の症状が起こり問題となる。そして、家族の最大の問題となる。結果、離婚、家族間での事件など、不健康な家族運営しか出来なくなる。本人はもとより、本人を取り巻く家族も充分理解するコトが、一番の解消方法だと、実感する。頭では解決できない。体感するコトが一番大切だと、実感する。
家族で同時並行で療法をしているが、私を含め、娘ふたりも未だに家族の立場の私達も辛い場面の感覚があるので、療法が必要だと思っている。随分、軽い気持ちになってきて、暮らしの中で心と体が一緒に重なり合い、次の目標なり、暮らしの中の楽しむを進めて行けるようになったと実感する。
どれだけ長い時間と労力が必要とされるかのか。実際、とてつもない努力と時間は実際のところ必要としてきた。
今の社会の中で、健康的な家族、暮らし、自分自身は、問題のあるコトに対して、自分だけで思い悩んでいるコトではないとも思う。
社会の中の機能不全家族、心の貧困、子供の貧困、全て現在生きている私たちの一人ひとりの中にある怒りの感情から出発してるのではないかなとも。
そして一番大切なコト、衣食住に意識を持ち、暮らしを整えるコト。
発達障害の家族をもつ家族が、長年苦しみもがいて来た結果、思うところである。
今は、そんなところに意識を持って、発達障害の家族をもつ家族が、取り組んでいるなんて、今はあまりないかもしれない。でも、私は何故か揺るがないものがある。
発達障害をもつ家族が、近い将来、「家族で家族をかんがえる」を世間の中で取り組めるコトを夢見ながら、日記を終わりにします。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
福地家ラジオ出演させて頂きました！
有料ラジオ
声のメルマガ 「服部みれいのすきにいわせてッ」
〇2019年６月12日配信 （前編）
vol.70 ゲスト「発達障害をもつ家族会和がや」の活動されている福地家のご家族｜機能不全の家族と向き合い葛藤し続ける日々｜パチンコ依存、お金の問題、アスペルガー症候群をどう乗り越えたか｜
〇2019年６月19日配信 （後編）
vol.71 ゲスト「発達障害をもつ家族会和がや」のみなさま ｜寂しさの解消の先がギャンブルに｜食事と発達障がいの関係性｜あらゆる課題を乗り越えて、家族にもたらされたものとは
エムエム・ブックス
http://murmurmagazine.com/
文筆家 服部 みれい
http://hattorimirei.com/profile
服部 みれい Instagram https://www.instagram.com/millethattori/?hl=ja
●服部 みれい著書
2019年9月18日出版
「わたしと霊性」に福地家のことを掲載して頂きました！！
P226～P235 子供の繊細さと霊的な意味
是非ご覧下さい！！
発達障害の家族をもつ家族会「和がや」
#家族 #愛#日記
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？