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何がいけない?ブログのアクセス・収益が伸びない原因と対策(質問の回答)

先日、Twitterで仲良くさせていただいている海外ブロガーさんから以下の質問をいただきました。

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ブログが全然伸びないんです。
何がいけないんだかわからなくって。

このメッセージをいただいたとき、

「いやいやいや!それ、私も知りたいし!教えて欲しいし!」

と、心の中で叫びました。

それでも、ブログを拝見し、どうにかこうにかそれらしいアドバイスをさせていただきました。

シェアできる部分はこちらの記事でお伝えしますので、あなたのブログに取り入れることができるアイデアがあれば嬉しいです。

このブロガーさんのブログのURLは非公開とさせてもらうので、ふわっとした感じになっちゃうけどあしからずご了承くださいませ。

ジャンルは海外生活&国際恋愛です。

現在のマネタイズはアドセンスのみ。今後、ASPアフィリエイトと自身の商品の販売ページへの誘導を目的とされています。

ブログが伸びないのは何が原因?

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「アクセスが伸びない、収益が伸びない」、、、ブログで扱うジャンル・マネタイズ方法によって原因は異なりますが、

共通して言えるのは、

・勉強不足
・知識不足
・作業量不足

自戒を込めまくってお伝えしますと、何も考えずにブログ運営したところで、

◆記事は読まれない
◆広告を貼っても成果は発生しない

これ、当たり前なんですよね。

私がまったく稼げないブログをやみくもに更新していた時に完全に抜け落ちていたことは、

「読者はどんなことを知りたい?何が不安?どんな悩みを解消したい?」を、徹底的に考え、必要な人に必要な情報をお届けする方法を学ぶこと。

そして、「うまくいかない」「思った数字が出ない」を経験しつつ、どうすれば改善するか?を常に考え、情報収集しながら行動すること。

正直、今でもまだまだできていないと思っています。でも、ブログを開設した当時の3年前はもっとひどかった・・・

▼詳しくはこちら▼

ブログにアクセスを集めるコツ

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まずブログにアクセスがなければお話になりません。

このブロガーさんは月間PVは4桁。

アクセス解析を見る限り、直帰率・平均セッション時間に問題はない(というよりかなり優秀)ので記事数を増やすだけで伸びる、という印象でした。


■最低限のSEO

検索エンジンからアクセスを集めるにはSEO(検索エンジン最適化)の施策が必要。

GoogleやYahooで記事が上位表示(1ページ目に表示)されなければブログへのアクセス流入がありません。

具体的なSEOの方法は私よりはるかにすごい人が解説しているので、「SEO」とか「キーワード選定」とかで検索してみてください。

こちらのnoteでも簡単にふれていますのでよろしければ。
海外在住ブロガーが考えるSEOらしきもの

ここではSEOに対する考え方をお伝えさせてください。

SEO(検索エンジン最適化)と聞くと「機械的」なことを思い浮かべがち。

たしかにGoogleのアルゴリズムにのっとって検索順位が決まるので「機械」や「ロボット」のご機嫌をとらなければならない、、、そんなイメージに嫌悪感を抱いてしまうブロガーさんもいらっしゃるかもしれません。

でも「いかに読者目線でコンテンツを作っているか?」もSEOには必要なんです。

自分のために書くか?読者のために書くか?

趣味のブログと収益化のブログの違いはここにあります。

たとえば、読者のために書くのであれば、記事の中で様々な配慮をしますよね?

・このタイトルで「読みたい」と思ってもらえる?
・読者が知りたいことに完結にわかりやすく答えてる?
・目次や見出しはわかりやすい?
・もう1記事読んでみよう、と思わせる魅力はある?
・読者が次に知りたいと思ってること・興味があることをお伝えしてる?
・文字の大きさ、改行、文字装飾に配慮してる?
・漢字・ひらがな・カタカナのバランスは適切?

などなど、数え上げたらきりがないので、このへんでやめておきますが、文字だけのメディアといえども「おもてなし」をすることで、居心地の良い場所だと思っていただけます。

その結果、
・サイト滞在時間がアップ
・直帰率の低下
・被リンクもらいやすくなる
といったSEOに効果があるとされる現象が起きます。

SEOを突き詰めて考えると、訪問してくださった読者が「つい長居したくなる」ブログを育てていくこと、だったりします。

「Google が掲げる10の事実」(Googleが公表している企業理念)でも、一番最初に掲げられているのが、

【ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。】

ブログ運営者は一度目を通しておくべき「Google が掲げる10の事実」Googleの考え方が理解できるかと思います。


■月間検索数が少ないキーワードで記事を積み上げる

Twitterと連携している雑記ブログの記事を検索結果で見つけてくれたフォロワーさんからのツイートです。

雑記ブログはその時の興味関心に任せていろんなことを書く・特化ブログを作る前の実験の場といった典型的な雑記スタイル。

オーストラリア在住なので、おのずと現地情報ネタが増えていきます。

しかし、特定の地域の現地情報は月間検索需要は少なく、観光系のキーワードは旅行会社や大手旅行メディアが検索上位にのさばっています。

月間検索需要や検索ボリュームをチェックできる無料ツール(※自分で予想するのはNG。必ずデータで確認しましょう)
Googleキーワードプランナー
Googleトレンド
Ubersuggest

それでも、自分が困ったことや経験したこと、調べたことを記事にしておくことで、1つ1つの記事が稼ぐPVは少なくても、トータルで考えればまとまった数字になる、というわけです。

なにより、自分の経験や知識・失敗談がこれから現地で生活する方のお役に立てるのはブログの醍醐味。

企業や大手メディアが踏み入れない「リアルな現地生活」の情報は競合も少ないので、検索エンジンでの上位表示の難易度も低いです。

【関連記事】海外生活ブログの記事ネタの探し方


1人の読者に複数ページ読まれる工夫を

ブログに訪問してくれた読者に「別の記事も読んでみようかな」と思ってもらえるよう、

・関連記事を増やす
・記事内容を補足する内部リンクを貼る
・記事下で関連記事へご案内
・サイドバーに読んで欲しい記事や人気記事を表示

1人が1ページしか読まなかったら1PV、2ページ読んでくれたら2PV.

複数のページを読んでくれる読者が増えるだけでPVは2倍にも3倍にも跳ね上がります。


アナリティクスの数字チェックして改善点を見つける

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上のアナリティクスの画像は、今回、ご質問をいただいたブロガーさんのものです。

PV数は伏せますが、

・ページ/セッション
・平均セッション時間
・直帰率
素晴らしい数字がでてます。

(私のデータと交換してほしいくらいです、まじで)

まずページ/セッション、これはブログに訪問したユーザーが何ページ読んだか?の数字。この場合は3ページ以上読まれてる、ってことです。

んで、平均セッション時間はブログに滞在した時間。6分近い数字ですね。いやこれは、、、あっぱれです。他のページも読んでみたい、とブログ内を回遊してくれてる証拠ですね。

直帰率は「1ページだけ見て別のサイトに移動してセッションの割合」検索エンジン経由のアクセスであれば、1ページだけ見て、検索結果に戻った割合です。

※個人ブログの直帰率は平均70~80%とされています。ジャンルによって異なりますが、私の雑記ブログは70%前後、特化ブログは50%前後です。

直帰率に関しては「低い方が良い」とされてますが、
・離脱先がアドセンス広告やアフィリエイト広告
・最新記事だけ読んでいくリピーターの読者が増えた
という場合は、直帰率が高くても気にする必要はないかな、と思います。

このデータを見る限り、きちんと読者ターゲットに合った記事を投稿できてると判断できるんじゃないでしょうか。

このまま既存の記事の関連記事を増やしていけばアクセスは伸びていくんじゃないかなと予想しました。

、、、という感じで、アナリティクスの数字を見て、読者のブログ内での行動をみながら、考えられる施策を試行錯誤していくことで改善に繋がります。


■指名検索を狙う

◎指名検索→ブログ名・運営者名で検索されること。

ライバルがいない検索キーワードなので、指名検索が増えればアクセス数も底上げしますし、グーグルのアプデがあっても一定数のアクセスは確保できます。

じゃ、指名検索ってどうやって増やしていくの?ってとこですが、

海外在住者の雑記ブログの収益化 手探りでたどり着いた10のアイデアでもちょこっと書いてるので引用しますと、

◆SNSでの発信(アカウント名「名前@住んでる場所」←検索キーワードになる)
◆プロフィールの設置(記事下に簡易プロフ⇒詳細プロフへリンク)
◆記事内で吹き出しを使いブログの運営者や登場人物をアピール

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記事の途中で運営者やブログの登場人物に吹き出しで何か言わせてると飽きずに文章を読んでもらえる可能性もアップです。

①キャラをアピール名前を覚えてもらう
②覚えやすいブログ名
③わかりやすいプロフィールアイコン

が、基本なのかな、と思います。

SNS運用は私はあまり得意ではなく、アカウントとって1年ほど放置してしまったので、上手くやってるブロガーさんを参考にしてください。


■ブログへの流入元を増やす

どこからブログにアクセスを集めるか?というお話です。

流入元は多ければ多いほど安心感があります。

しかし、複数メディアからの流入を狙うと、手がまわらなくなり「肝心の記事が書けない」という状況になってしまっては本末転倒。

私の場合は、アクセスの9割はGoogle、Yahooからの検索エンジン経由。

その他、
・SNS
・note
・アメブロ
から雑記ブログにアクセスを流しています。

が、そこまで積極的に取り組んでいるわけではありません。もうちょっと頑張ればいいんですけど、、、(面倒くさいんです!)

現時点ではGoogleがアメブロのドメインをえこひいきしてるのか、おもしろいように上位表示します。

とある商標キーワードで1位取れたので、収益化メインの特化ブログとも連携を企んでおりますヾ(*´∀`*)ノ

1ヶ月間、隙間時間に適当な記事を投稿し、その後はほったらかしですが、アクセスは減ってません。もうしばらく放置して様子みます。

▼検証データはこちらのnoteにまとめました▼


■月間1000PVを集める記事を量産

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で、ですね、以上のことをふまえて、作成したブログのPVのデータをちょろっとお見せします。

こちらのブログは月間15万~20万PVを推移しています。ずば抜けてすごい数字ではないけど、私が運営しているブログでは1番の稼ぎ頭。(PV数という意味では)

「1記事で月間1000PV以上を集める記事を量産」はたくさんのブロガーが実践している「骨太なブログ」を作る方法。

(「たくさんのブロガー」という表現が正しいかわからないけど、Twitter見る限りそんな印象)

私は主に1年を通じて検索される「ロングテールキーワード」で記事を積み重ねていきました。

時間がかかることがネックですが、うまくいけば記事の更新をサボっても、あるていどのPV、あるていどの収益を稼ぎ出すことができます。

余談:アクセス数が少なくてもOKなケースも

とはいえ、アクセス数が多ければいいっていうもんじゃない、ってところがブログのおもしろいところ。

ターゲットを絞りに絞って「万人受けはしないけどニッチな需要はある」

そんな市場を狙い打ちして作った特化ブログはアクセス数は少ないけど、収益はデカい。

OsaMu氏の特化ブログなんて1日2~3PVしかないのに、2万円以上の報酬をたたき出しています。エグ過ぎやしませんか。

詳しくはnoteに書いてくれたので興味ある方はぜひご参照ください。

【関連記事】高額案件アフィリエイト初発生は死んでるブログからだった件


特化ブログはアフィリエイト案件ありきのごりごりの収益化ブログ。

雑記か特化か?の選択については、また別の機会に。

両方持っておくのがリスク管理はできますが、最初はまず何でも書ける雑記スタイルが心折れずにブログを継続できるのはないでしょうか。

私は雑記ブログからスタートして、2個め、3個めのブログから特化ブログの運営を始めました。

ブログ運営のスタイルとか扱うジャンルによっては膨大なアクセス必要ないよ、という余談でした。

ブログ収益化について

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■ASP案件に挑戦しよう

このブロガーさんも私もそうだったんですが、

「ブログ収益化」=アドセンス、という認識だったんですよ。

ASP案件をくまなくチェックすることで、

「え?こんな案件もアフィリエイトできるの?」と新たな発見があり、収益化のスピードがぐーんと上がることがあります。

自分のブログには紹介できる商品・サービスはないんじゃないか?という先入観を捨てて、どんな案件があるかざーっと見てみましょう。

ASPは無料で利用できますし、案件と提携したからといって必ず記事にしなければいけない義務もありません。

こちらの記事で私が実際に利用しているASPを5社紹介していますが、まずは「A8ネット」と「もしもアフィリエイト」の2社でOKかと思います。


■1記事でCVを狙わない(1つ1つの記事に目的を持たせる)

(※CV=アフィリエイト成果発生)

アフィリエイトリンクを仕込んだ収益化狙いの記事を1記事書いておしまい、ではなく、

・集客用記事(検索エンジンからアクセス集める)
・回遊記事(ブログ内をぐるぐるまわってもらう関連記事)

も合わせて準備しておくことで、CVの可能性は格段に上がります。

「CVまでの導線」を意識する、ってことなんですが、

①集客用記事からブログへアクセス
②関連記事でブログ内を回遊
③最終的に収益化記事でCV

といった流れですね。

これ、綺麗に決まるときは決まりますが、コツをつかむまでは試行錯誤が必要です。私も絶賛試行錯誤中です。


■CTAの設置

記事の最後にCTAを設置し、収益化ページやLP(販売ページ)自身のオンラインショッピングサイトなどアピールしてみましょう。

CTAは「Call To Action」の略。日本語の意味としては「行動喚起」といったところ。Webサイトで訪問者を、とってもらいたい行動に誘導することを意味し、多くの場合はボタンやリンクの形で表示される。
(引用:CTA とは 意味/解説/説明 (シーティーエー) 【Call To Action,コールトゥアクション】

例を出してご説明いたしますと、

こちらはコロナのせいで半年以上放置し、アクセス・収益ともに地に落ちた私の旅行ブログのCTA。

バリ島の観光情報の記事下に設置したCTAで現地ツアーの紹介をしています。

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CTAは「外観」→「ウィジェット」→「投稿本文下」にCTAボックスを設定すれば簡単に設置できます。(※Cocoonの場合。他のテーマはわかんない)

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カテゴリーやタグ・ページ等でCTAの有無を選べますし、内容を変えることもできます。(マレーシアのカテゴリーにはマレーシアの現地ツアー、という感じで)

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記事を最後まで読んでくれた読者はあなたのコンテンツに興味・関心があるってこと。

だから、最後に収益化に繋がるページを案内することで成果が上がりやすくなります。


【ブログ収益化のヒントになるかもしれない記事】

海外在住者の雑記ブログの戦い方
旅行系ブログの収益化の基礎知識とアフィリエイト戦略
海外在住者の雑記ブログの収益化 手探りでたどり着いた10のアイデア

海外在住ブロガーの確定申告の疑問

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このブロガーさんは私と同じ海外在住。

ブログで日本円を稼いだ際の確定申告も気になる、とのことでした。

日本と「租税条約」を締結している国であれば、在住国で日本円・現地通貨を合算して確定申告が可能。

私の場合は、
・アドセンスや現地企業からいただく企業案件は豪ドル
・日本のASPからの収益は日本円
・その他の国のASPはその国の通貨
と複数の通貨で収益があります。

オーストラリアは日本と租税条約を結んでいるので、すべての収益をオーストラリアドルに換算していっきに確定申告してます。

なので、日本円を稼いだからといって、日本で確定申告の必要はありません。

▼もう少し詳しい解説はこちら▼

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