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弱肉強食学園 GOWANDA‼︎第五話
〜ep5:赤ちゃん〜
《前回までのあらすじ》
ワンダの父は遅咲きのゲーマー
ep1〜4を読んでね!
僕の名前は
金田 持御(かねだ もちお)
そう、金持ちだ! 弱肉強食学園の新一年生、しかも
B組だ!!
流石にA組は無理だったがまぁまぁのエリートさ、入学式では、まぁ、実力を出しきれた訳ではないからネ!
出してたらA組だったかもネ!
まぁ、入れ替えなんかもあるし今はまだ急ぐ必要はない。
入学1日目、クラスで血の気の多いやつらも沢山いた、、が、僕の力でねじ伏せた、やっぱり、僕がA組に1番近い男なのかもネ!
そして、そんな金持ちエリートの僕の登校2日目、目の前の無礼なコイツはなんなんだ!!
「おい!お前も1年か?!俺のクラス知らねぇか?」
なんなんだコイツは朝からデカい声で自分のクラスを知らないってどういう事だ?
「誰だか知らないけど、君、入学式でクラス編成バトルしただろ?それでクラスが決められたけど、、、」
そう言うと彼は不思議そうな顔で
「・・・クラス編成バトル?」
コイツはふざけているのだろうか?知らない訳ないだろ
「そうさ、一年生総勢125で、軽い力量を測るバトルをしただろ?1クラス25人 をA〜Eまでに分けるバトルを・・」
丁寧に説明した、するとコイツは
「出てねぇ!!」
なんだこいつは、本当にここの生徒なのか?この学園は誰でもは、入学できない、ある程度の強さがないと、こいつもそれなりの実力があるに違いないが、、、。
「・・・なら、E組じゃないかな、知らないけど、ちなみに僕はB組だけどネ!」
おっとつい、自慢めいて出てしまった。そう、僕はB組なのさ!!驚いたか!!
「そうか、弱い方からA、B、C、D、Eになってるのか、俺はE組だな!わかったありがとう!」
「・・・・・」
そう言うと奴は走り去っていった。
「ちなみにE組って何処だ」
帰って来た、教室が何処かわからなかったらしい。
「自慢じゃないけど、俺、方向音痴なんだゼ!!本当!自慢じゃないけど!」
本当に自慢じゃないなと思った!付き合ってられないな、無視しよう。
「・・・・」
「おい、無視するな!B組のお前!おい!」
「・・・・」
「おい、いいじゃねぇか!教えるぐらい!おい
」
「・・・・」
「ケチ!!」
ん!?こいつ今、僕の事ケチって言ったか?お金持ちの僕を
「ケチンボ!!」
金持ちの僕はケチや、貧乏など言われるのが大嫌いだ、それを2度もコイツ・・・
ゆる3!!
「君、さっきから失礼じゃないかな・・・?君と僕は初対面なんだよ、それをケチ呼ばわり、僕はね、ケチと言われるのが1番嫌いでね、、、ちょっと頭にきちゃったよ」
少々痛い目に合わせてやろう、僕はそう思った。
すると彼は
「お前、ケチって言われるのが嫌いなのか?だったら謝るよ!!ごめん!」
すごい素直な奴だった。
「俺の名前は豪 腕打よろしく!」
なんか馬鹿そうな奴だし、謝ってくれたし、ゆるそっ! そう思える男だった!
そして、E組の教室前まで案内してやった。
「なんだこのプレハブ小屋は、あの巨大なお城は校舎じゃないのか?」
なんなんだコイツは、なんでなんにも知らないんだ!
まるで、、、、
そう、まるで・・・
赤ちゃんみたいじゃないか!
「あれは各学年のA組しか入れない校舎なんだよ、でB組はその隣のちょっと小さなお城、C組はその隣の長屋、で1年のD.E組がこのプレハブのつらなった教室だよー」
丁寧に教えた。そう、まるで赤ちゃんにいい聞かせる様に、 すると彼は、こう言って来た
「そうか!弱い奴は城で、守ってあげないと可哀想だもんな!理解したゼ!ありがとな!」
「・・・・・・」
僕の名前は金田持御、考え方は人それぞれなんだなと思い、B組の教室に向かった。
つづく