私の探偵学校生活①

私は転職して探偵になったのですが、探偵になる前に探偵学校に通いました。探偵学校ってあまり馴染みがないせいか、よくどんな事をするの？と聞かれます。そこで今日から3回にわたって探偵学校に通っていた頃のお話をしたいと思います。

私は土日コースで通っていて、午前中は授業、午後から尾行実習がありました。授業では、現役の探偵から直接授業を受けて「探偵とは」という心構えから基礎知識を学びました。そして面白いのが、午後からの尾行実習。
どんな内容かというと、現役探偵である先生がターゲットになっていくつかのチームに分かれて先生を尾行するというもの。

ターゲットである先生が何時に何処に行って、誰と会って、何をしたかを細かくメモし、携帯でその様子を撮ります。この時、先生と目が合わないようにしないといけません。目が合うということは、顔が知られたことになるからです。

特に印象に残っているのが、ある日の実習で先生が尾行しづらい不動産屋に入った時のこと。特に不動産屋に入った時は、個人的に引っ越しをするのか、仕事の事務所を探しているのか、彼女の家を探しているかなど、近くで話を聞かなければわからない内容を調べなければいけません。

そこで、私は同じチームの男性と作戦をたてて、カップルのふりをしてその不動産屋に入り、ターゲットの先生の隣に座って状況を確認したり、こっそり録音したりして、内容の聞き取りに成功しました！

なかなか実践さながらの面白い実習研修でした。