伊藤真康

「株式会社福興舎」代表取締役。仙台在住。震災被災地支援、まちおこし活動などの経験を経て、ふるさと東北の人々の暮らしに密着した仕事を志向し、国家公務員から起業家に転身。介護福祉タクシーの運行を一人で行いながら、高齢化社会に対応した社会の在り方を変えるチャンスをうかがう日々を送る。

伊藤真康

「株式会社福興舎」代表取締役。仙台在住。震災被災地支援、まちおこし活動などの経験を経て、ふるさと東北の人々の暮らしに密着した仕事を志向し、国家公務員から起業家に転身。介護福祉タクシーの運行を一人で行いながら、高齢化社会に対応した社会の在り方を変えるチャンスをうかがう日々を送る。

最近の記事

落語協会パワハラ事件をめぐる一考察(前編)

読者の皆さま、大変ご無沙汰しております。 上に掲げたテーマですが、これまで掲載してきたテーマと大きく異なりますが、どうしても自分の考えをまとめたかったので、ここに掲載させていただきたいと存じます。 ご興味をお持ちの方、ぜひご一読ください。 1 はじめに 私は落語が好きである。落語を聴くのももちろんだが、落語家(噺家)の芸談、各人の面白おかしい言動やエピソードを聴き、噺家の持つキャラクター性を楽しむのもまた好きである。 その落語界に、非常に憂慮すべき事件が起きた。 一般

    • 介護美容サービス&クラウドファンディング、はじめます~介護福祉タクシーの新たな可能性に向けて~

      はじめに…1年間、ご無沙汰しておりました。皆さま、たいへんご無沙汰しております。「介護福祉タクシーの経営改善」をテーマに、このnoteを始めましたが、前回の記事から、ちょうど1年が経ってしまいました。 わが社・株式会社福興舎(ふっこう福祉タクシー)では、コロナ禍での客足減少と経営危機を危惧してきたところでしたが、今事業年度(令和2年6月~3年5月)途中経過で、乗客・運行回数こそ前年度から減少しましたが、売上高は逆に、約25%アップで推移しております。 「高客単価・高付加価

      • 介護福祉タクシーに未来はあるか(号外) ~結論をまとめる予定でしたが、当分の間延期します~

        1月18日以来のご無沙汰となっておりました。杜の都仙台で、介護福祉タクシー「ふっこう福祉タクシー」を運営しております、伊藤です。 「介護福祉タクシーに未来はあるか」をテーマに、2回にわたり経営の現状と課題を述べさせていただきましたが、これらを踏まえ、前回は「次回予告」として、 事業環境改善に向けて、わが社・福興舎が取り組んできたことや、業界全体に向けた前向きな提言などについて触れ「介護福祉タクシーに未来はあるか」という問いへの結論をまとめていく …と告知させていただいて

        • 介護福祉タクシーに未来はあるか(2) ~福興舎が3年間、体感・見聞してきた事業環境を分析する~

           前回の「介護タクシーに未来はあるか(1)」において、介護福祉タクシーが「必要とされているのに、増えない、続かない」という、大いなる矛盾を抱えている現状について述べさせていただきました。  今回は、わが社・福興舎(ふっこう福祉タクシー)が開業から3年を経過し、これまで体感・見聞してきた経験から、その現状をさらに深く掘り下げていきます。またしばしお付き合いのほど、お願いします。 事業環境は最悪。介護福祉タクシーへの安易な参入は、やめた方がいい  過去、わが社・福興舎に「介護福

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        • 介護美容サービス&クラウドファンディング、はじめます~介護福祉タクシーの新たな可能性に向けて~

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          介護福祉タクシーに未来はあるか(1) ~社会的需要と採算性の狭間で~

          はじめに  車いすに座ったまま乗り降りができて、ドライバーの多くは訪問介護ヘルパーの資格を持っているため、乗り降りの介助もしてくれて、高齢者も障碍者も移動が楽ちん。それが「介護福祉タクシー」です。  高齢化社会や障碍者に優しい社会を目指す「交通バリアフリー法」施行(2000年)、タクシー許認可の規制緩和などの流れや、社会的需要などにより、新たなタクシー業態として、2000年代前半から徐々に事業者が増えてきました。  弊社・福興舎が運営する「ふっこう福祉タクシー」も、こうした

          介護福祉タクシーに未来はあるか(1) ~社会的需要と採算性の狭間で~

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          いまは冬本番。季節外れの冷やし中華のようなタイトルですが、新たにアカウントを開設しましたので、まずはご挨拶です。写真が真夏なのも、自撮りをほとんどせず、選べる写真が少ないため、どうぞご容赦ください。 私は伊藤 真康(いとう まさやす)と申します。 かの東日本大震災、その時私は東京で、国会中継から切り替わったテレビの空撮映像にくぎ付け。そこで、津波に呑まれるふるさと東北の惨状を目の当たりにし、人生観が一変するほどのショックを受けました。 「もっと人々の暮らしに密着した仕事

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