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【密着】リアル読書会の1日

リアル読書会ってどんな感じ? 主催者の1日をタイムラインにしてみました。

午前7時 起床

この日は東京・新宿のカフェ(個室)で10時から。

Book Fair読書会は好きな本を持ち寄って語る(SNSでは「紹介型」とも呼ばれる)読書会です。

しかし、当日の朝なのに、持っていく本が決まってないこともしばしば・・・。

その日のメンバーを思い浮かべ、喜んでくれそうな本、ネタになりそうな本、ジャンルが偏らなさそうな本を探します。

もちろん、自分の想いが”乗る”本であることは大前提です。

よく、SNS等で「(ジャンルなど)何を紹介すればいいか迷うし怖い」的な意見も目にしますが、主催者も割と悩んでます、笑。

無理にプレゼンしようと気負わず、「大好きな本」「楽しく語りたい本」を持ってきてくだされば、嬉しいです!

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午前8時 出発

電車の中では、紹介する本のおさらいか、新しい本を開くかで迷う(後者を選んだ場合、本番でテンパること多々)。

好きな本とはいえ、とっさに内容を思い出せないことはありますよね。

でもいいんです、うまく話せなくていいんです!!!(主催者だけど)

読書会は、楽しい空間を作る共同作業。本の紹介も、気軽に考えましょう!

午前9時 最寄り駅着

会場周辺のカフェにいることが多い。参加者さんからの連絡に対応したり、自己紹介のテーマを考えたり(←前日にやれ!w)します。

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午前9時50分 会場着

会場の前で参加者さんを待つ。SNSで申し込んでくれた方とは互いに顔を知らないため、無事に合流できるか、気を揉む時間帯。

こうした不安を和らげるためにも本人アイコン(Twitter、2022年3月現在)なのだけど、近年はマスクという壁が。

開始時刻が近付くと、共同主催のこーせーさんが合流!早めに到着した参加者さんと一緒に、先に会場の準備をしてくださいます。

私は「Book Fair」のボードを掲げたりしながら、初参加の方(あるいはこの会場が初の方)を待ちます。

午前10時 本の帯文を書く!

参加者さんが揃い、さあ読書会スタート!
・・・といっても、いきなり本の紹介には入りません。

まずはBook Fair名物(?)、帯書きタイムです。
本を紹介する「帯文」を、書店員やコピーライターになったつもりで考えてもらいます。

どうしても思いつかない・・・という場合は、印象に残った文や台詞の引用でOK!

みんなで話しながら取り組む、ワーク&アイスブレイクの時間になります。

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ところで、近年は某対策でペンの使い回し防止、また時間短縮のため「なるべく、おうちで帯文を書いて(考えて)きてください!」とお願いしています。

参加へのハードルを上げた気がして心苦しいですが、意外に楽しい変化も。

以前は、当日に画用紙やカラーペンを配っていましたが、今はふせんやメモ用紙を持参してもらうので、より帯っぽく、よりカラフルになったのです。

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図やイラスト付きなど、画用紙だからこそできる表現もありますが、おしゃれでコンパクトになって楽しいですね。

一方、最近では「まず本を紹介して、周りからのフィードバックを元に帯を書く」方もいます。ライブ感があり、面白いです。

「本の帯」はBook Fair独特のスタイルで、他の読書会にはあまりないもの。

最初は、読書会経験のある方も戸惑いがちですが、実際に書いてもらうと、楽しんでくださることが多いです。

また2年目以降は、リピーターの方が初心者さんに説明してくださる場面も増え、本当にありがたい…!!!

Book Fairは参加者さんに恵まれているなと、いつも感じています。

また、「はじめまして!」「お久しぶり!」「このまえ紹介されていた本、読みました!」といった会話も飛び交います。

本が好きな人同士が、つながる瞬間に立ち会う。読書会冥利に尽きる(?)、嬉しい場面です。

午前10時10分 オープニング

帯ができたら、ふっかーがBook Fair読書会について、簡単に説明します。

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その後は自己紹介。呼んでほしいニックネームに加え、毎回違うお題について話してもらいます。

「行きつけの本屋さん」「無人島に持っていきたい一冊」など本にまつわることもあれば、「最近食べた辛いもの」「今年の目標」など様々です。

ちなみにBook Fairは、本名・性別・年齢・職業を伏せたままで参加できます。

午前10時20分 本の紹介(前半)

さあ、いよいよ本を交えて語り合います。
(レポート執筆のため、録音へのご協力をお願いしています)

Book Fairは、ジャンルフリーな読書会。小説、ノンフィクション、エッセイ、漫画、写真集、幅広くOKです。
なお、特定の人物、民族、性別などを誹謗中傷する意図や内容がないことが原則になります。

Book Fairではひとり5分間で本を紹介し、その後の5分はみんなで雑談します。

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最初の5分間は、紹介者以外は発言を控え、なるべくリアクションのみに留めるようお願いしています。

ただし、「5分も話すなんて難しい」という方には時間を縮めたり、最初から雑談モードで進めていくなど対応します。

さっき書いてもらった帯は、最初の5分間のうち、自由なタイミングで披露してもらっています。

1人目の発表者は、リピーターや読書会経験者の中からふっかーが指名。2人目からは、発表を終えた人に指名してもらっています。

午前11時 休憩

この日の参加者は、主催含め8人。4人が発表し終えたところでいったん休憩します。

この時間、徐々に緊張がほぐれてきて、雑談(本に関係あったりなかったりする、雑談オブ雑談)が盛り上がります。

ふっかーはその間、オリジナルの帯が付いた本を撮影します。

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午前11時10分 本の紹介(後半)

残りの4人が発表します。初参加の方や主催の2人は、後半に回ることが多いですね。

発表後の雑談では、本を通して人が見えるような問いかけを意識しています。一方で、知識や読書歴を競う雰囲気にはならないよう心がけています。

ただ、そこまで難しくは考えていません。脱線OK!楽しく語り合えることが大事!

午前11時50分 クロージング

発表タイム終了、お疲れ様でした!

時間に余裕があれば、ひとりずつ感想をお聞きすることも。

最後は、こーせーさんからまとめのスピーチ(紹介された本の共通点、Book Fair読書会を始めた経緯、今後の予定など)があります。

そして、参加費の回収、一冊ずつの撮影を経て、「本の集合写真」を撮ったら解散です!!

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午後12時 解散(延長戦も?)

読書会は、全体でだいたい2時間~2時間30分。

最近は難しいですが、その後に希望者でランチ会をすることもあります。

紹介された本を求め、解散と同時に本屋さんへ直行する方もいます。これはめっちゃ嬉しいですね!
(ちなみに、発表を聴きながらその場でポチる、速攻型の参加者さんもいます)

ふっかーはその後、(おおむね)2週間ほどでレポートを更新し、参加者の皆さんに確認してもらいます。

こーせーさんは、レポート更新をホームページでお知らせしてくださっています!

以上、読書会主催者の1日でした!

いかがだったでしょうか?

Book Fair読書会は、もうすぐ4周年を迎えます。

まだ参加したことのないあなたとも、ぜひ本の話ができれば嬉しいです!






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