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映画館がストリーミングに負けないために

 あなたは、映画館に行って映画を観る、という行為をどのくらい好むだろうか?

近頃、というか数年も前から急速に流行している動画ストリーミング配信サービス。NetflixやAmazon Prime Videoなどを始め、数々のサービスが展開されており、自宅や外出中でも映画やドラマを楽しむことができるようになった。最近、映画館へ出向き新作映画を観ていて疑問に思った。

「映画館に行く意味ってあるのか?」

確かに、新作の映画は現状、映画館へ出向かないと鑑賞することができない。だが、これらもストリーミングに乗せてみたらどうだろう。完全にストリーミングだけで完結してしまう。映画館は負けてしまうことになるのだろうか。


私が思う、映画館のメリットとはこうだ。

環境(良い音、良い映像、静寂)+

体験価値(入場するまでのワクワクや刺激..)

ところがどっこい。環境の部分は、ガジェット好きならば家で作れてしまうだろう。家電量販店で、ちょいと良さげなプロジェクター、スピーカー(orノイキャンヘッドホン)を買ってきて、照明を落とせば、それなりに良い環境が出来るのだ。

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無論、これで映画館の迫力満点の映像や音に勝ることはできないかもしれないが、お金を積めば極限までクオリティを高めることが出来るだろう。まあ、お金を積むか積まないかだ。

では、ホームシアターで出来ないこととは。これは、映画館での体験価値だろう。個人的に、映画館にはそこまでの体験価値が実際今あるのかというと微妙だが、無いことはないだろう。例えば、シアターに向かうまでの暗闇やポップコーンを買うコーナー。映画を観る前に、別世界へ飛び立つ準備をしているかのように、私はほんの少しだけドキドキする。これだ。

先程述べた環境の部分は、お金をかければ家でそこそこのものができる。その投資をしない人のために映画館が環境を千いくらで貸してあげてるとも考えることが出来る。だが、論点はそこではなく、ストリーミング民も映画館に来させるためにはもっと体験価値を上げると良いのではという提案だ。

映画館に支払う千いくらのうち、体験価値に費やすお金の割合を爆上げする。体験価値のレベルを例えて言うならば、スペースマウンテンのあの高揚と緊張。あれだ。あれが欲しい。

遊園地と映画を一緒の土台で考えることは間違っている。だが、遊園地ほどの体験価値があったらそれはそれでもう映画ではなくなってしまうかもしれないが、3Dや視覚以外への刺激など、映画を【体験した】というほどまでくれば、映画館の勝利は確実だろう。


で、私がしたいことは

映画館がただの映像を観客に【見せる】場所なんかではなく、映画を【魅せる】場所にしていきたい。もっともっと体験価値のある映画、エンターテイメントを創造したい。スマホやタブレット、PCが普及しどこでも映像が楽しめる時代になったからこそ、映像の上を行く体験を。

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編集後記
この夏は観たい映画がたくさん!!ストリーミングとか映画館とかどーでもいいからとりあえず10本は観るぞ〜!

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