日本酒ベンチャーが深夜3時まで8時間連続の酔狂なオンライン企画をやってみた
こんにちは。「HINEMOS」という日本酒を展開している酒井です。
時間をコンセプトにした日本酒の8銘柄を展開しています。
HINEMOSは、2019年5月1日にスタートしたブランドです。せっかくなので1周年で何かやろう!となり、外出ができない情勢なので、すべてオンラインで完結するキャンペーンをやってみました(ミーティングもオンラインのみでした)。
いままで、ペアリングイベントなどは行ってきたのですが、ずっとやりたいと思っていた時間に即したコンセプトどおりのイベントはやってきておらず、ついにここでやってみました。
SUPRE HINEMOS TIME
その名も「#SUPER_HINEMOS_TIME」
HINEMOSは銘柄名そのものが「SHICHIJI」(7時)、「HACHIJI」(8時)と時間になっていて、PM7:00にオススメの日本酒はこちら、といった形でご紹介をしています。
なので、時間にそって、
・SHICHIJI(7時)は、PM7:00~7:59で、1時間限定で使える50%OFFクーポンを放出
・HACHIJI(8時)は、PM8:00~8:59で、1時間限定で使える50%OFFクーポンを放出
といった具合で、その時間帯だけスター状態になるというイベントをおこないました。(スーパーマリオのスター状態を意識しました)
もちろん赤字です、いいんです、という精神で、銘柄がNIJI(2時)まであるので、AM2:59まで8銘柄、8時間連続で放出しました。
こちらはPM9:00のツイート事例です。
今回いちばん人気だったKUJI(9時)はオンライン上に行列ができ、1分で1本購入いただく、というとても好評でうれしかったです。
結果は、8時間で100人を超えて、200本程度、ご注文いただきました。本当にありがとうございました。
続々とコメントもいただいており、ありがたいかぎりです。
改善点
いくつか反省点もありました。
1. 参加方法が、
<参加方法>
1.@hinemos_tokyoをフォロー
2.該当のツイートをRT
3.@hinemos_tokyoにDM「○時のクーポンください」
だったのですが、DMを必須にしたことで、ふだんはアカウントを公開していない方に、鍵を外していただいたり、お手間をいただくと同時に、われわれもこのオペレーションを想定しておらず、あたふたしていました。
こちら自宅でオンラインなので、気分をお祭りの背景にしていたのですが、この状態であたふたするのは滑稽でした...
2. 1点は送料の部分です。今回、1周年ということで、今までほとんど割引やクーポンといった類のものをやってきていませんでした。
その中で50%OFFというのはインパクトがあったとおもいます。ただ、いくつかルールを設けており、
・PM7:00~7:59 SHICHIJI(7時)50%OFF
・送料は500円
・合わせて3本購入で送料無料(そのうち2本は定価)
・PM8:00~8:59 HACHIJI(8時)50%OFF
このルールだと、抱き合わせで、2本定価でご購入いただく場合は送料無料になりますが、たとえば、PM7:00~PM7:59, PM9:00~9:59の2つの時間帯で、SHICHIJI(7時)とKUJI(9時)の2本を購入されたい場合、2回送料がかかってしまいます。
これは論点でした。
SHICHIJI(7時)2,400円→1200円
KUJI(9時)6,800円→3,400円
1番お求めやすいSHICHIJI(7時)でも1,200円OFFになり、送料500円をもし無料にした場合、1,700/2,400で、70%OFFになってしまいます。
そして、shopifyのシステムの都合で、買い物かごのカートにクーポンコードが1件しか入れられず、実装もできませんでした。それでこの論点はペンディングになったのですが、
複数の方からこの部分のご質問をいただいて、うまく説明ができず、申し訳ない...という気持ちになりました。この部分は次へ活かしたいとおもいます。
3. 3点目は、反省というか、AM1:00~1:59, AM2:00~2:59は、眠かったです...(あたりまえ)
「さすがにこの時間帯に起きていただく方は、悲しいけど少ないかもしれない、その場合は無風だから、交代で休もう」みたいな会話をしていたのですが、人によって、ありがたいことに狙われている銘柄が違っていて、特にNIJI(2時)はAM2:00なのに、ご注文が殺到しました。
目を擦りながらも、目が見開くみたいな感じでした。ただ、来年はキャンペーン自体は、日中におこなう(AM7:00スタートにするとか)など、改善していきたいとおもいます。
よかった点
「いままでSHICHIJI(7時)しか飲んだことなかったけど、NIJI(2時)も気になってた!」
「HINEMOS高かったけど、これを機会に買ってみた!」
いちばんの狙いは、いままでHINEMOSを手にとっていただいていない方へお届けしたい、という部分でした。それはある一定の成果があったと思っていて、うれしい部分です。
また、ここ1年の間にどこかで購入いただいて、このキャンペーンで改めてリピートいただいた方が4割ほどいらっしゃいました。実は、ここがいちばん嬉しかったです。
クリエイティブやデザインに力をいれていて、ジャケ買いじゃないですけど、1度、手にとっていただくことは増えてきましたが、2度目は完全に「味」や「酒質」の勝負になり、もちろん相当の自信はあるのですが、こうやってデータで、まざまざとみると確信になりました。やってよかったなあと思う瞬間でした。
まだまだ知名度も低いHINEMOSですが、2年目もがんばっていきたいとおもいます!
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