私はとても優秀な人間である

私は人並みの平均より勉強も仕事もできる"優秀"な人間である。

協調性に欠くところはあるけれど、思いやりがあり情にも厚くよく気のつく優しい人間だ。

だけど、私は健康ではない。障害がある。そのためどんなに私が優秀でも社会的な評価を得ることはない。フルタイムで働くこともできなければ、平均的な賃金を稼ぐこともない。どんなに仕事ができても体調に波があり安定的なパフォーマンスを発揮できなければ一人前とは見なされない。

好きで発症して障害を持っているわけではない。

やればすごく出来る人間なのに。"やれば"のやる土俵にさえ立てないことが沢山ある。

悔しい。とても悔しい。

ユニークで個性豊かで素晴らしい人間性なことを私は自分でよく知っている。それなのに社会から理解、評価される事はない。この世の中は須くマジョリティ中心の社会だから。

社会の誰にもわかってもらえないから、私は私自身に私は優秀なよく出来た人間だと強く語りかける。

自分でも予測のつかない躁うつの波に翻弄されやりたいことも、積み上げてきたものも全てが水泡に帰す経験は枚挙にいとまがない。その度に何度社会で生きることに絶望したことだろう。

それでも決して自分を疎かにしたりせず自らを大事にし、強い自制心と自尊心を持って32年間生きている自分をとてもとても誇らしく思う。他の人だったら"私"のように生きることは絶対に不可能だ。私は私のプロッフェショナルとして生を全うしている。難しい私の人生を私は逃げることなく向き合い続け今日まで生きてきて本当によく頑張っていると思う。

自分に誇れる自分であり続けること。

"私はとても優秀は人間である"

たとえ社会に評価されることはなくても。

誰でもない私がよく知っている。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?