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先週のショートショート【01月31日~02月06日】

■2022年01月31日(月)

ショートショートのお題「餃子の皮」というとんでもないものが来た。これはストーリーになるのだろうか。餃子の皮がぴったりと重なってしまって、とれなくなってしまった状況を思い浮かべ、話を書いていく。ちょっと散漫になってしまった気がする。タイトルは「台所の謎」。

■2022年02月01日(火)

妻と連絡がとれず、お題を自分で決めた。季節感から「手袋」。考えたオチを最初に使ってしまったので、もうひとつオチを用意する必要に迫られる。最後はわざと説明不足気味にしてみる。自由に想像してほしい。タイトルは「忘れ物」にする。

■2022年02月02日(水)

散歩に出て、歩きながら、お題を考える。「道路工事」は目についたものをそのまま。もうひとつ「脱皮」というのもメモする。家に帰ってふたつ書いた。「道路工事」をネタに書いた「配管工事」を選ぶ。オチのファンタジックな感じがあまり自分らしくなく、たまにはいいかと思った。しかし、よく考えると不穏でもある。

■2022年02月03日(木)

妻からのお題「フクロウ」が届く。「フクロウ症」と「バー「アウル」」の二本を書くが、「ひっかかりがない」ということで没。また千本ノック状態に。三本目はアイデアが出ず、冒頭の部分のみの発想で書き出し、書きながらオチを決める。あり得ない話だが、ナンセンスではない。珍しく詩的だ。人が死ぬ話は高校生の頃、書きがちだった。最近ではほとんど書かない。昔よりはうまく書けるようになった(当たり前だ)。「余韻がある」ということで、これに決まり。タイトルは「天国」。

■2022年02月04日(金)

妻からショートショートのお題が届いた。「階段室」。階段だけの部屋。無機質で、怖いイメージしかしない。階段というと、どこまでも無限に続くという原イメージがある。これまでにも何本かそういう話を書いたが、また書いた。「見える」というタイトルにする。ほとんど怪談である。

出来が不安だったので、もう一本書く。書いているうちに、作者が遭難してしまった。書いても書いても終わらない。2000文字近くになる。最後はかなり省略して無理やり終わらせる。タイトルは「孤島」。私の中では孤島のイメージなのだが、伝わるだろうか。朗読ルームで読んでみたところ、予想外に評判がよかったので、こちらも載せることにした。

■2022年02月05日(土)

妻からのお題は「始発電車」で、いろいろ妄想するが、まとまらない。思い切って書き出す。始発の電車がホームに入ってくる。猫電車だ。私が猫電車に乗り込むとたくさんの動物たちが乗っている。と、手駒はこれだけ。展開は物語に任せる。妻からは「面白い」との返信があり、ほっとする。タイトルは「取材旅行」にした。細かい微調整。朗読時に「兎」が読めず、愕然とする。

■2022年02月06日(日)

妻から届いた本日のお題は「スプリンクラー」。消火用とかいろいろあるが、やはり芝生に水を撒いているイメージが強い。以前に一度新宿御苑の話を書いたが、もう一度書いてみる。今度は新宿御苑がどんどん拡張する話。タイトルは「水やり」。

以前書いた「新宿虚園」はずいぶん奇妙な話だった。

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