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我が家の「おうちカレー」ものがたり

以前、家族の数だけ、お味噌汁のカタチがある、という記事を書いた。

同じように、カレーも、家庭によって具材もルーも千差万別で、家庭の数だけ「おうちカレー」が存在する、家庭料理の代名詞の1つだと思う。

そこで、我が家のおうちカレーを、使用するルーの変遷とともに振り返ってみることにした。

固形カレールー2種ブレンド期

長らく、我が家のトレンドは固形のカレールーが勢力を維持していた。具材も、人参、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉とルゥの箱に書いてある作り方通りのド定番。カレーといえば、この、こってりカレー。

ルーは、こくまろカレー、とろけるカレー、2段熟カレーなど、スーパーで売っている10皿分のカレーを作れる箱入りの固形カレールーを2種類買い、ブレンドして作っていた。このため、二人暮らしの家庭では、ルーをなかなか使い切れないのが、難点だった。

2017年11月、冷蔵庫の余り食材でなんか作ろうと、キャベツとウィンナーのカレーを作ってみたら、あっさりしていて、こっちの方が好きかも?となり、我が家のカレーは転換期を迎えた。

ここからしばらく、いろいろな組み合わせでカレーを作るようになった。

大根カレーもそんな、余り食材という偶然から生まれた。余り食材から在庫処分的な意味合いで、新しい組み合わせで作ってみたら、意外とうまかったというのは、家庭料理の醍醐味かもしれない。

S&Bカレー粉期

2018年後期からは、SNSで、スープ作家の有賀薫さんのレシピに出会い、食材の旨味を引き出すシンプルな料理を作るようになり、味覚が変わってきたのか、はたまたアラフォー夫婦の加齢による胃の衰えのせいなのか、固形カレールーで作るカレーが、しんどくなってきた。

そう考えると、有賀さんのレシピをアレンジする中で、カレーリゾットを作るようになったことが、カレー粉へのターニングポイントだったのかもしれない。

固形カレールーには、大量の小麦粉と油、そして塩分が含まれている。誰でもおいしいカレーが簡単に作れる反面、たくさん食べると胃もたれし、喉が渇いてしまう。

それに比べ、カレー粉は、使いたい量を調整できるので、味の調整の自由度が高い。だからこそ、いろいろな料理に展開しやすい。カレー粉を導入したことで、名前のある料理の既存のイメージの枠に囚われず、自由に料理できるようになったのかもしれない。

印度の味カレーペースト期

そんな中、ふいに我が家に、黒船のように印度の味がやってきた。

たまたま入った店で見つけて買ったのが始まり。

難点は、普通のスーパーであまり売っていないことと、少々お高いこと(笑)

王国のカレー(YumYum)期

もう1つの黒船は、王国のカレーだ。SNSで、パンと日用品の店わざわざの平田さんがまかないでこのカレーを作った話を読み、衝動的にポチり。

辛いけど、うまい。このカレーにはパンの方が合うかもしれない。パンのはなしはこちら👇

レッドカレーもう1回分と、グリーンカレーが2回分あるので、次は何の具材で作ろうか、今から楽しみだ。

そんなわけで、我が家のおうちカレーは「印度の味」と「王国のカレー」を味わいながら、カレー粉で作るカレーを探求する、という形に落ち着きました。

みなさんのおうちカレーはどんな感じですか?是非教えてくださいね。

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