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「家事や育児を二人でやれば、お互いに補い合うことができる」

今日の記事は、今までとちょっと趣向が違う気がします。
そう感じていただけるように、書いたつもりです。
「妻が言うには・・・」第六弾です。

「男性は女性が無意識のうちに認知しているタスクの三分の一ほどしか認知していない」

映画化もされた「女の機嫌の直し方」(黒川伊保子さん)を読みました。
脳科学の視点から、「男性脳」と「女性脳」の違いが書かれていました。
この本で書かれている通り、女性は共感、男性は問題解決を求めていることは、実生活を通して理解しているつもりです。
理解しているつもりでも、共感に徹することは、なかなかできていませんが・・・
この本の中で、私が最も注目したのは、次の記述です。

「とりとめのないタスクが多重に重なり合っていく、終わりのない家事や育児。このような変化が多重に連続するタスクの認知度もまた著しく低い。家事・育児に関しては、男性は女性が無意識のうちに認知しているタスクの三分の一ほどしか認知していない」

問題解決を求めている男性は、終わりのない家事育児では、解決に向けた順序立てたタスクを認知しづらく、解決のために必要な手段を講じることが難しいということのようです。

だから、パパは家事育児に向いていないということを結論付けたいわけではありません。
家事育児において、ママが完璧で、パパは不十分ということではありません。
パパを擁護する観点からだけでなく、ママが完璧と見られるようになれば、ママの家事育児ストレスがますます高まってしまいます。
「男性は女性が無意識のうちに認知しているタスクの三分の一ほどしか認知していない」ことは研究結果ですから、確かなことでしょう。
でも、逆については触れていません。(黒川さんの他の著書には書いてあるかもしれません。)
つまり、男性が認知しているタスクを女性がどれぐらい認知しているかということです。

私が認知し解決したタスク、私が得意なこと

家事育児の中には、問題を解決すれば完了するものもたくさんあります。
例えば、私が気付き、問題を解決した家事育児には次のようなものがあります。
 ○ ハイハイするようになった子どもの安全を守るために、ベビーゲートを設置する。
 ○ 子どもがリビングでも昼寝できるように、窓からの光を調整できる、ロールスクリーンに交換する。
 ○ 立ち歩きし始めた子どもの室内遊びのために、安全性の高いジャングルジムを選んで購入し、組み立てる。
 ○ 子どもたちの健康を保持するために、エアコンをつけると乾燥してしまう寝室に手ごろなサイズと価格の加湿器を設置する。
 ○ 外出先からいつでも連絡することができるように、Amazon Echoを購入して、家のネットワークにつなぎ、使いやすい場所に設置する。
たぶん、まだまだあると思います。

黒川さんの著書のような表現を用いて表すと、これらの家事育児は、男性は認知しているタスクですが、女性は認知していない、または認知していても解決や実行することが難しいと考えられるものだとなります。

日常の家事育児の中にも、妻よりも私の方が得意なことがあります。
 ○ 食洗機に手際よく、食器類を並べるのは空間認知能力の高い私の方が得意です。
 ○ お出かけや買い物での車の運転も、私の能力を生かせる家事育児です。
 ○ お米、ミネラルウォーター、牛乳をたくさん買った時の買い物バスケット、重たい荷物を運ぶのもそうです。
 ○ ベランダの物干し竿のどこに何を干したら、すべてをうまく収められるかを考えるのも、私の方が得意だと思っています。(妻は自分の方が得意だと思っていますが・・・)

うちのお風呂掃除

妻と私では、見え方が違います。
見え方が違い、やれることも違っていて、作業の仕方も違ってくるのです。
お風呂掃除ひとつを取り上げてもそうです。
うちの家庭のお風呂掃除は、最後に入った方が掃除をして出てくるようにしています。
私は、湯船、壁面、床面、排水溝などを掃除した後、人の肌が触れるところをきれいにしようとします。
手すり、シャワーヘッド、シャワーをかけておくところ、水道の蛇口回り、椅子、洗面器などです。
妻も、湯船、壁面、床面、排水溝などを掃除したら、さらに床面や、カウンター下などのカビや臭いの元となる部分をきれいにしようとします。
このように、お風呂掃除でさえも妻と私では作業内容が違うのです。

このお風呂掃除のように、一つひとつの家事育児を細かく比べていけば、妻と私の作業内容の違いがさらに明確になると思います。
ここでは、明確にはしませんが・・・
このように考えると、妻と私とでは、どの家事育児においても、その作業内容には違いがあるということになります。
もちろん、子どもへの接し方でもです。妻と私では接し方が違い、与える影響も違うということになります。

そう思いながら、毎日の家事育児を

妻は言います。
「家事や育児を二人でやれば、お互いに補い合うことができる」と。
私たち二人それぞれのやり方は、どちらかが正しく、どちらかが誤っているというものではない。
そこに違いがあるから、互いに補い合うことができる。

妻からこのように伝えられて、素直になんて素晴らしい考え方なのだろうと思いました。
私ができないところを妻はやってくれている。
妻ができないところを私はやっている。
そう思いながら、毎日の家事育児をこなしています。

世の中のパパたちへ
そして、ママたちへも
「二人でやれば、お互いに補い合うことができる」んです。

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