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妻の育休明けで長男にさせた辛い思いを次男にはさせたくないけど

前回の記事では、アフター男性育休の私が、今でもよく分からないことについてお伝えしました。
そして今回、妻のアフター育休で私たち夫婦に起きたできごとをお伝えします。
育休の終わりが見え始めて少し不安を抱いている方、パートナーの育休終了で生活の変化が起こりそうな方々に、ぜひお読みいただきたい記事となっています。

妻、フルタイムで仕事復帰

長男が生まれ、妻は3年の育休を取りました。

私は、育休を取りませんでした。

私たち夫婦にとって、初めてのわが子。

毎日が新鮮で、刺激的です。

育休中の妻からLINEで送られてくる画像や動画。

長男の毎日の変化を生で見られないことはとても残念でしたが、日々成長する長男に頼もしさを感じていました。

そんな毎日があっという間に過ぎ、妻の育休も終わりを迎えました。

希望する保育園に長男が入れるよう、妻はフルタイムで復帰することになりました。

長男の保育園生活スタート

それまで、自宅に比較的近い保育園で一時預かりを週1でお願いしていました。

保育園での生活がどのようなものかについて、長男はある程度理解できていたと思います。

一時預かりは9時に始まり、15時にお迎えでした。

そして妻が仕事復帰をした4月、長男を2歳児として保育園に預けることになりました。

週に5回、平日は毎日保育園に行く生活。

朝7時半前に登園し、夜19時直前に降園する生活。

長男の生活は急変しました。

妻も新たな生活スタート

もちろん、私たち夫婦の生活も急変しました。

妻は、仕事復帰とともに転勤が伴いました。

慣れない職場での分からない人間関係。

同じような部署でも転勤前とは大きく違う仕事の仕方。

育休前の妻の職場では、ほとんど残業はありませんでした。

仕事復帰後、残業ありきで仕事配分される職場への転勤となってしまったのです。

妻は、毎日、仕事を家に持ち帰るようになりました。

長男の寝かしつけを終えると、PCを取り出し、遅くまでカタカタとタイピングの音を響かせていました。

私は長男のお迎え担当

長男が生まれてから、帰宅後に長男と一緒にお風呂に入るのが私の日課でした。

私の勤務時間は17時までとなっていますが、私の職場も残業が常態化しています。

18時までに職場を出られれば、私が長男と一緒にお風呂に入ります。

どうしてもやらないといけない仕事があれば、2時間程度までは残業してでも仕事をやり終えてから帰宅していました。

18時を過ぎてしまうと、長男の就寝時刻を考えて、妻がお風呂に入れていました。

このような保育園入園前の長男と私の生活も大きく変化しました。

長男が保育園に入園した4月、人事で大きな変化のなかった私。

でも、仕事の仕方は変化させることになりました。

私は長男のお迎え担当。

私たちより先に、妻は帰宅し、夕ごはんの支度をしています。

私は遅くとも17時半過ぎに職場を出て、延長保育終了時刻の19時に間に合うように長男を迎えに行くことになりました。

私は職場で「17時半にはお迎えに行きます!」宣言をしました。

本来なら17時に職場を出られて当たり前なはず。

でも、残業が常態化している職場では、「お迎えに行きます」宣言しないと、勤務時間外でも職場を出られないのです。

正直、辛かった金曜の夜

19時過ぎに夕ごはん。

長男の食べるスピードによっては、食事を終えると20時前。

妻が長男とお風呂、その後、寝かしつけ。

21時過ぎに長男が就寝。

私は20時ごろから、夕ごはんの片づけ。

21時過ぎに私がお風呂に入り、その後、洗濯機を回します。

リビングを片付け、洗濯物を干して、就寝。

23時までには寝ようと思っていました。

起床は毎朝5時前。

これが金曜の夜になると、寝る前に長男の靴洗いをしてから就寝となります。

正直、辛かった金曜の夜。

たまの土曜出勤前日の金曜日は、家事のすべてを投げ出して寝てしまいたい気分でした。

結局、負担は大きく妻にのしかかる

私の職場は、自宅からかなり離れています。

長男の保育園まで1時間以上の時間がかかります。

妻の職場から保育園までは15分ぐらい。

そうなんです。

私にとって、どうしても抜けられない残業が入ると、長男のお迎えを妻に代わってもらっていました。

どうしても抜けられない残業。

この表現、実はおかしいんです。

どうしても抜けられないと自分で思い込んでいる残業。

これが正しい表現です。

もし、私がシングルだったら。

もし、妻も同じようにどうしても抜けられない残業が入ったら。

誰が長男を迎えに行くのでしょう。

妻も18時までは残業をしていました。

でも18時なると、仕事用のバッグに机の上の書類を一切合切押し込み、帰路についていました。

その姿は、まさに、なりふり構わずです。

私は、リミットの17時半になっても、今日はちょっと抜けられそうにないと思い込んでいました。

なりふり構わず振る舞う私がいたら、先方との電話中でも電波が悪いことを理由に、通話を強引に終了させることだってできるはずです。

そうでなくても、先方に17時半までしか時間がないことをあらかじめ伝えて、丁寧に通話を終えることだってできるはずです。

結局、私の思い込みは、妻にのしかかる負担へと転換されるだけでした。

本当に辛い思いをしていたのは・・・

本当につらい思いをしていたのは、私でも妻でもなく、長男でした。

お迎えに行ってから、自宅までの道のり。

保育園でトイレを失敗すると、車で漏らしてしまうのが心配になるのか、何度も「おしっこ」といって、出ないおしっこを道端で出そうとしていました。

他にも、保育園からの帰りに大好きなクレーン車を見かけると、クレーン車の近くにいってほしいとせがみます。

早く食事を摂らせて寝かせたいと思っている親の気持ちを見透かしているかのように。

あの1年間、長男に辛い思いをさせ続けてしまったこと、今でも後悔しています。

そろそろ、次男も保育園入園。

長男の時と同じように、妻は育休を終えようとしています。

長男にさせた辛い思いを、次男にはさせたくないけど・・・

私は自分を変えることができるのでしょうか。

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