「メニューを決めるのが、大変なの!!」[R]
友達や職場の同僚に「たまに家族のごはん作るよ」
言ったことありませんか?
ごはん作りって作るだけではないんですよね。
もっと前からごはん作りって始まっているんです。
ママに料理を任せきりのパパ、ママは料理が得意だと思っているパパ、ママに作り方を聞きながら料理するパパ、料理をしたことのないパパ、パパにも料理の本当の大変さを理解してほしい思っているママに、ぜひご一読いただけたらと思います。
ごはん作りの分担
育休中のごはん作りの担当は、妻や次男の様子で変化しています。
産後は、私の担当となることが多かったですが、妻の快復とともに妻の担当になることが増えてきています。
夫婦ともにフルタイムだった時の平日のごはん作りは、育休中の様子とは全く違っています。
まず、朝ごはん。
私が自分のもの、妻が妻と長男のものを作っていました。
朝、家を出る時刻が夫婦でかなり違っていたため、起きる時間も違っていたからです。
次に、昼ごはん。
フルタイムなので、それぞれ職場のランチです。長男も保育園で給食です。
そして、夕ごはん。
夕ごはん作りの担当は、ほぼ100%妻でした。
私が夕ごはんを作ったのは、私が早く仕事を終え、なおかつ、妻が特別に遅くなる時ぐらいでした。
お互いにフルタイムだった1年間で、片手で数え切れるぐらいの回数です。
育休中と夫婦ともフルタイムの時を比べてみると、朝ごはんと昼ごはんでは大きな違いはありません。
大きく違うのは夕ごはんです。
育休中には、私が夕ごはん作りにかなり関わっています。
朝ごはんのメニュー
育休中の朝ごはんは、いつも同じメニューです。
ほぼ私が担当します。
・パン(ほぼ食パン)
・たまご(ハムエッグorスクランブルエッグ)
・サラダ(トマトスライス+キュウリスティック+レタス)
・フルーツヨーグルト(バナナ+季節のフルーツ)
・飲み物(牛乳+お茶)
と決まっています。
起きてからや寝る前に朝ごはんを何にしようかと考える必要がありません。
たまには朝からパンケーキを作ったり、パンが切れていてごはんを食べたりすることもあります。
でも、端的に表すならば、朝ごはんは「いつも一緒」です。
長男の休日の昼ごはん
長男の休日の昼ごはんを私が作るときには、いくつかのパターン化されたメニューがあり、それを作るだけです。
・ごはんもの(ベジタブルチャーハンorえびチャーハンor納豆ごはん)
・汁物(たまごスープorコーンスープor前日の夕ごはんの残り)
・主菜や副菜(夕ごはんで余った冷凍作りおき、アンパンマンポテト、生協で買った冷凍食品など)
日によって多少の違いはありますが、昼ごはんも「いつも一緒」で済みます。
夕ごはんのメニュー
夕ごはんは「いつも一緒」にはなりません。
「いつも違う」メニューになります。
冷蔵庫にある食材を使い切ることも考えないといけません。
冷蔵庫にある食材が一緒であっても、作る料理は変わってきます。
夕ごはん作りの経験が少ないと、かなりの手間と時間がかかります。
夕ごはん作りに対する私の思い違い
育休前の私は、夕ごはん作りの経験がかなり少ないので、日々の生活の中で夕ごはん作りを私が担当することはできないと決めつけていました。
育休に入り、初めに妻と衝突したのは夕ごはん作りでした。
妻は、次男の出産後には、夕ごはん作りを私が担当するものだと思っていました。
私は、夕ごはん作りを自分がする気でいました。
文字で表すと、同じ思いでいたように解釈できます。
でも、その思いは、ズレていました。
私は、メニューを決めるのは妻、必要な食材の買い出しと夕ごはんを作るという作業は私の担当、作り方が分からない時には妻に教えてもらおうと思っていたのです。
妻は、私の思いをくみ取り、夕ごはんのメニューを決め、私に作り方を指示していました。
そして、次男の出産から数週間が経ち、私がいつも通り「今日の夕ごはん、何にしようね?」と聞いたある日のこと。
そのいつも通りの会話に対する、妻の返しの言葉で、初めからお互いの思いがズレていたことを私は思い知らされたのです。
「メニューを決めるのが、大変なの!!」
経験の少ない私だから、夕ごはんのメニュー決めは難しいのだと思っていました。
でも、経験のある妻も、一緒だったのです。
世の中のほとんどのママも同じなのではないでしょうか。
パパはやらないからママがやっている。
夕ごはんを誰かが作らないといけないから、ママが作っている。
ただ、それだけのこと。
得意だというわけではないし、好きでもない。
結果、夕ごはんを作る回数が、パパより圧倒的に多くなっているだけ。
夕ごはん作りだけに関わる話ではないと思います。
家事育児のすべてにおいて、ママはやらないといけないから、やっている。
やらないパパより、自ずと経験値が上がっていくということです。
買い出しでは数日間のメニューを考えながら
ごはんを作るために、メニューを決めること以外に、もう一つ大変なことがあります。
買い出しです。
うちの家庭では、数日分の食材をまとめて買います。
その時、数日間のメニューを考えながら買い出しをすることが、大変な作業になります。
栄養のバランスを考えたり、食材を余らせないようにしたり、よく使う食材や調味料などのストックを確認したりしないといけません。
買い出しには、週1で生協も利用しています。生協での注文は妻の担当です。
生協での注文は、買い出しの回数や食材の運搬の負担などの軽減につながっていますが、時間と労力のいる作業です。
注文から1週間後に食材が届くというタイムラグも、考えて注文することになります。
もちろん、生協での注文だけでなく、スーパーへも買い出しに行きます。
ストックされている食材の把握は、妻よりも私の方が得意です。
AI家電のように正確に把握できているわけではありませんが、個数の把握もほとんど間違うことはありません。
妻と一緒に買い出しに行くときも、妻は私が把握しているストックの状況を確認しながら、購入するものや個数を決めていきます。
私はシステマティックな対応が得意。
妻は臨機応変な対応が得意。
お互いに補いながら、家事育児を進められているのかもしれません。
育休を終えても
食事は、欠かすことができない営みです。
毎日子どもたちに食べさせなければなりません。
今日の夕ごはんのメニューをどうするかという悩みは、絶えることなく永遠に続くものです。
今思うと、妻に申し訳ない気持ちになりますが、以前の私は「メニューを決めてくれれば、いつでも作る」と豪語していました。
そんな言動に対する妻からのしっぺ返しでしょうか。
育休中に夕ごはん作りの経験値を上げた私に、妻は言います。
「時間がない時は私が作った方が早い」と。
私が夕ごはんを作ると、時間がかかるのは事実です。
慣れてくれば効率よくできるようにはなると思います。
妻も私の夕ごはん作りを見て、「かなり手際が良くなってきた」とも言います。
育休中だけでは、これまでの妻との経験の差を到底埋められません。
育休を終えても続けられれば、その差が少しずつ縮まっていくかもしれません。
今日は神妙な面持ちで妻の一言を伝えます。
世の中のパパたちへ
「ごはん作りは、メニュー決めが大変なんです。」
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