Xデザイン学校ベーシックコース #02 ビジネスインタビュー(2019/06/22)
先月から参加しているこちらは今回が2回目。本題とは関係ないのですが、直前までジムで大汗かいて、汗がひかぬまま駅でカレーをかき込んで会場入りしたのでかなりヤバい人な感じでしたが。。。
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第2回の流れ
・今後一緒に最後までワークをしていくチーム分け
・講義
・協力企業(N社)から企業説明をしていただき、その後ビジネスインタビュー
・インタビューの結果内容をチームでビジネスモデル・キャンバスにまとめる
・3年後のビジネスモデルをチームで構想して発表する
講義内容メモ
■多くの企業文化を振り返ると同じような傾向がある
ビジョン/ビジネスモデル (圧倒的にここが弱い)
↓
ユーザー調査(要習熟、沢山やれば知見も貯まる)
↓
コンセプト/アイデア(調査が良ければここが良くなる)
↓
プロトタイピング(要習熟、やればやるほど良くなる)
ちなみに、この場面では「そうだよなー」を頷いて分かったつもりになっていたんですが、後でやるグループワークで思いっきりここで言われている状況に陥ってしまったわけなのですが。。。
■イノベーションへの勘違い
× 既存の作業を効率化したり便利にすること(経験)
○ 今まで出来なかったことを出来るようにすること(変革)
この点も「そうそう、今まで出来なかったことを考えないとダメだよね!」を思いながら聞いていましたが、“今まで出来なかったこと”というところの理解が甘くチームで煮詰まってしまったのですが。
■ビジネスの為のデザイン思考
・社会/技術的シーズ(皆これで作りたくなる)
・利用状況の分析、顧客価値(UX/HCDの勉強)
・事業性(デザイナー、エンジニアはここが弱い)
「デザインが大事だ」という文脈ではだいたいこの2つ目の話になってデザイナーか駆り出されることが多いんじゃないかなと。
今回のグループワーク
【1】N社のビジネスインタビューから現状分析を行う
【2】3年後のビジネスモデルをチームで構想して発表する
まずはN社の方に企業説明をしていただきました。個人的にはカメラの印象が強かったのですが、実際はB2B関連の比率がかなり高くて驚きました。
今回使ったフレームワークは以下の2つでした。
・ビジネスモデル・キャンバス
1.このフレームワークに沿ってインタビューを行うことで、現状のビジネスモデルを描き出す
2.その後、同フレームワークで3年後のビジネスモデルを構想する
・CVCA(Customer Value Chain Analysis:顧客価値連鎖分析)
ステークホルダーにどのような価値をもたらし、その価値がどう連鎖していくのかを可視化するもの。
ビジネスモデル・キャンバスは以前に本を読んでいて、何度かイベントなどのグループワークなどでも少しだけやったことがありました。
その時も感じましたが、現状(As−Is)を書くのも一苦労で、書籍に書かれているようにきれいにはいかないもので。
ただ、それぞれの枠に沿って問いを立てて整理できるのはやはり利点で、これは講義の最初であった「要習熟」ということなのだと思います。
ちなみにAs-Isだけだったら、なんとなくやった感は出るかもしれませんが、実際のビジネスは未来を作っていかないといけないので、
「3年後のビジネスモデルを構想する」というところに取り掛かりました。
で、しばらくみんなで固まってしまうという感じで、フィージビリティほぼ無視のアイデアを軸に、ビジネスモデル・キャンバスとCVCAを何とか書いて這々の体で発表を終えたのでした。。。
どこに問題があったのだろうか?
発表時、我々のチームが個別に指摘があったのは以下のような点でした。
・既存のアセットを有効活用する一方で、新たなコストをあまり掛けすぎないように
→これは我々がN社の企業価値だと思った点を元にアイデアを考えたのですが、実際それをやろうとする際には結構なコスト(時間、金など)がかかるであろうという点についての指摘だと理解しました。
・プレゼンテーション時の言葉の使い方について、実際のビジネスの現場では提案者としてあまりふさわしくないような伝え方をする場面があった。
→土曜日に自主的に業務外でやっているものではありますが、普段のビジネスパーソンとしてどう振る舞うのかの点が欠如していたなと反省しました。
私達のチームが上手くいかなかった点としては後から振り返ってみると、
1.N社のビジョンやビジネスモデルへの理解が不足していた
2.(1と関連していますが)N社の企業価値の定義付けがしっかり出来ていなかった
3.イノベーション(変革)についての思考がまだ全然出来ておらず、乱暴な言い方をするとぶっ飛んだアイデアは何かということばかりでアイデアを考えてしまった。
この3点が大きいのかなと思いました。
まあ、それが今出来ていたら自分でビジネス構想しなさいよという話なので、これから繰り返し練習していくしかないのですが。
また、各チームのプレゼンテーションを聞いて、N社の担当者が、
「それはN社がやる価値があるビジネスなのか?」と何度も質問する点が印象に残りました。
一方で、自社のビジョンやビジネスモデルについてどれほどしっかり理解出来ているのか?自分の胸に手を当ててみると結構怪しいなとも同時に思ったのでした。昔は正しくても、今では単なる独りよがりになってしまっている可能性もあるでしょうし。
懇親会
午前中にジムで大汗をかいて、午後は頭に汗を書いたのでビールが美味しかった!
実は、この後、ふとした拍子に治療中の前歯の仮歯が取れてしまってそれどころではなかったんですが(笑)。
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全体の感想
苦労した点は上の方にちょこちょこ書いたのですが、ビジネス課題を整理する際のビジネスモデル・キャンバスやCVCAの使いやすさを実感することが出来ました。
要習熟のポイントも多いので、次回以降もたくさんトライして学んで行きたいと思います。
次回は7月末。街に出てエスノグラフィの時間とのこと。
楽しみです。
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