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もし〇〇だったら…を妄想してアイデア出し!MITATERUで未来を見立てよう

こんにちは、デザインセンターのフジワラです。富士通社内で長年培ってきたアイデア出しのノウハウをまとめた、MITATERU for MiroというアプリをMiroユーザー向けに公開しましたのでご紹介します。ぜひ試しに使って、感想など教えてくださいね!


MITATERUとは?

MITATERU(ミタテル)とは、ひとことで言えばカードゲーム。「問い」「プレーヤー」「トレンド」の3カテゴリから1枚ずつカードを引き、「プレーヤー」と「トレンド」の組み合わせから「問い」の答えを強制発想します。
強制発想という言葉は、なにか恐ろし気ですが、テレビでおなじみの大喜利も強制発想なんですよね。司会がお題を言って、落語家の皆さんが何か面白い事を言って、それが面白かったら座布団をもらう。このルールは、突然言い渡される問題に落語家の皆さんが強制発想を行い回答をする。と言い換えることができます。

例えば、
問い:どうすれば、働きながら精神的休息を得ることができるだろうか?
プレーヤー:YouTuber または Vtuber
トレンド:自然災害復興
あなたなら、どんなアイデアを発想しますか?

あなたならどんなアイデアを発想しますか

地域の印刷会社などでお仕事をしている人なら、全国にいる個人系Vtuberさんと協力して自然災害復興コミュニティを草の根的に作る、というアイデアを考えるかも。

全国各地で発生する自然災害時に、支援や復興をテーマとしたコンテンツをその地域にお住いのVtuberさんにレポートと配信をしてもらいます。会社としてはコミュニティの発信用のサイト(Vtuberさんたちの紹介なども行う)や、現地支援、イベント等で使う印刷物などを制作します。

これらは社内の有志やコミュニティの参画メンバーで行いますが、業務の時間の中でこれを行う事ができるので、社内外の様々な人とのコミュニケーションが活動に必要な資金はクラウドファンディングなどで調達しつつ、印刷会社としての全国区での知名度向上と受注のチャンスを作る事や、優秀な人材確保を狙っていきます。

多様なメンバーが集まるほど、バラエティに富んだアイデアが出てくると思います。そこが面白い。

MITATERUのメカニズム

まずはここから-MITATERUアプリをMiroのツールバーに追加しよう!

MITATERUをMiroで使うために初回のみ、アプリ追加の操作をしてください。以下の手順に沿ってアプリ追加をすれば、いつでも簡単にMITATERU
を呼び出せるようになります。

Miroを開く

Miroを使ったことがない方は、無料アカウントで良いので、ユーザー登録をしてください。

ツールバーの「他のアプリ」をクリック

画面の左側にツールバーが出てきます。ツールバーの一番下にある”+”のアイコン(他のアプリ)をクリックしてください。

ツールバーの"+"(他のアプリ)をクリック

"MITATERU"を検索

アプリを検索というところに”MITATERU”と入力し検索します

MITATERUを検索

上手く行けば、ここでMITATERUが出てくるのですが、出てこない場合は
Miroのマーケットプレイス を見るをクリックします

MITATERUが見つからない場合はマーケットプレイスへ!

マーケットプレイスで”mitateru”を検索すると、下の図のように出てきますので、MITATERUをクリックします。

MITATERUが表示されたら、それをクリックします

MITATERUを追加

説明ページをスクロールしていくとMITATERUを追加できるConnectボタンが現れますので、クリックしてください。

説明ページを下にスクロールして、Connectボタンをクリックしてください
Addを押してMITATERUのアプリを追加します
(※この図は、すでに追加されているので、Add againとなっています)
青くなっているところをクリックすると、ツールバーに”M"の文字が追加されます
これがMITATERUのボタンです

MITATERUを使ってみよう!

ツールバーに追加された「M」をクリックし、MITATERUのホーム画面を表示します。

MITATERUのホーム画面

MITATERUの黄色い付箋(黄色い四角のボタンみたいなもの)を何もないボードにドラッグしましょう。すると無作為に組み合わされた「問い」「プレーヤー」「トレンド」カードが表示されます。

無作為に組み合わされた「問い」「プレーヤー」「トレンド」カード

さあ、この問いに答えてみてください!
思いもかけない組み合わせにワクワクしますね。もし「無理だ~」と思ったら、カードの下の”引き直す”ボタンを押して別のカードに変えることができます。

カードは何度でも引き直せます。でもあんまり自分に都合がいいものを選ぶとアイデアが出にくくなる傾向がありますので、控えめに^^
そして、この組み合わせでアイデア出すぞ!って思ったら”追加”ボタンを押します。

選んだカードの組み合わせと、アイデア記入欄がついたMITATERUのフォーマットがボード上に追加されます。

選んだカードと、アイデア記入欄がついたフォーマットがボード上に追加されます

アイデア記入欄とNAME欄に記入して完成です。
MITATERUは何度でもカードを出して、アイデアを作る事ができます。また、グループワークで使う事で、みんなでアイデア出しすることもできます。どんどん貼っていきましょう!

MITATERUは何枚でもカードを出すことができます

他のツールも使ってみよう!

他のツールについては、Exampleから確認してみてください

MITATERU for Miroには、ミタテルの他にも、インスピレーションカード、フラッシュアイデアカードなども入っていますので、使ってみてください。
Example(グレーの四角形)をドラッグすると、それぞれのツールの使い方や、アイデアの記入例などを確認できます。

もしご要望があれば、他のツールについても別の機会にご紹介します。

フジワラの想い-なぜMITATERUを世に出したいと思ったのか

私たちは社内外の様々な方と一緒にデジタル化のためのアイデアを考えます。それは、新しい事業のためのアイデア、効率化のためのアイデア、今あるものをさらに便利にするためのアイデア、社会をよりよくする仕組みのアイデア…この世界をよりよくしていくためには、想いをアイデアにして実現の計画を立てる必要があります。

でも、このアイデアを出すのが案外難しいのです…というか、無数のアイデア出しのワークショップをこれまでやってきた富士通のデザインセンターは経験上知っていました。アイデア出しが得意という風に胸を張る人は本当に少ない…みんなが楽しくアイデアを出すのはとても難しい、出したアイデアがイケてなかったら恥ずかしいし、そもそも泉のようにアイデアなどでてこない…だからこそたくさんのワークショップ依頼がきているのだと感じていました。

富士通のデザインセンターがアイデア出しに関われる数や機会は限られます。そして、私たちは自分たちのクリエイティビティーやノウハウを独り占めにしたいとは思いませんでした。社会により良いアイデアがたくさん生まれれば、きっと世界は良い方に転がっていく。そのアイデアで誰かが大儲けできれば、それは新たな雇用や産業を生み出す、そうした世界の中に私たちも生きていたい。それはいつしか自分たちの仕事にも良い影響を与えてくれるだろうと考え、すべての人が使えるものにしようという事で、MITATERUを一般公開する方針が決まりました。

わたしたちは自分たちが得意とするアイデア出しで、この世界に貢献したい、そう思ったわけです。大きく出ました^^; でも、そんな感じです。

今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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