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Castle Mountain Running 2013 その2

前回このレースについて書き出したけど、終わらず2回に分けて書いています。今回はレースの話で、下のリンクは前回(受付とか下見とか)。

レース概要

改めてレースを振り返るにあたりゼッケンと大会のリーフレットが出てきたので、それに基づいて。

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・2013年マウンテンランニングワールドカップの第2戦
・イタリア選手権の第2戦
・Arco中心部を起点に街中、古城、奥に連なる山々を周回
・シニア男子は13.4kmで±760m、3周回
・シニア女子は9.5kmで±480m、2周回
*なお、男女は距離を揃えるべきという意見があり、マウンテンランニング国際連盟の総会で度々議論され、2016年頃よりレースの距離や標高差などは揃えられるようになった。

ウォームアップ

男子のレースは7/21(日)11時〜。
前日に受付を済ませていたので競技時間に合わせ、ウォーミングアップ。
幸い、宿(アパートメント)が会場からすぐなのでそこを起点にjog。
着替えやトイレも気兼ねなくできるのはありがたい。
直前のトイレは落ち着いてすることができるだけで全然安心感が違う。

写真は召集前に流しをしているところ。ここはメインストレートでこの先にスタート&フィニッシュがあり、多くの選手がここでアップをしていた。

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召集

全てのレースではないが、スタート前に招集が行われる。
マウンテンランニングは陸上競技を山をフィールドに行ってもらうと考えてもらえればわかりやすい。トラック競技のように召集がしばしば行われる。

レース概要を振り返ってみて気がついたが、イタリア選手権も兼ねていたのもあるだろう。また、召集をしてその流れでスタートラインに整列をするので場所取りもある。押し合いへし合いだ。

レース

スタート。
最初は街中を行くこと、街中で前に出ないとこ上に向けては一気に道幅が狭くなるためここは肝心。カフェでコーヒーを飲んでいる横を選手が何度も駆け回り、教会前広場には大型スクリーンも設置。エンターテイメントに仕上げるのはとてもうまい。

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もちろんこちらはそれどころではないのだが。
街中では応援が絶え間ないのに驚き、そして嬉しかった。

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古城に向けての登りでは本当に押し合いだ。前が遅ければ後ろから怒鳴られ、押される。これは意見が色々あると思うが勝負事をしている以上当然だと僕は思っている。それよりも「負けるか!」という気持ちで奮い立った。

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この年は第1戦のフランスでのレースに参戦し78位。それもあって不甲斐ない成績を続けるのは嫌だったし、フランスのレースでも前述のような場面があり、勝負事なのだから強い気持ちで望まなければ上には行けないという思いをしていた。

また、周回を続けているとコース上の奥の山では悔しい思いをした。町から距離が離れること、エイドがないこともあり、そういった場所で各チーム(イタリア選手権なのでチーム単位で応援やサポートがある!と、今更気づいた)のクルーが応援をしたり、ボトルを持っていたり(これも本当はダメ)。イタリアの選手には渡すけど、僕が欲しいそぶりをしてもみないフリをしたり、声援をやめたり…。
勝負をしていると色んなことを経験する。

レースは妻が街中を移動しながら写真を撮ってそして応援してくれた。
僕の心強い味方だ。
とても暑くて、最終周回では妻が見えたのでサングラスを放って走った。
上位へは届かないかもしれない、けれど、少しでも良いタイムで走りたかった。

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レースを終えて

総合42位。
上はまだまだつかえているけど、これ以上ないくらいの猛暑の中で走りきった。
妻の話では暑さでリタイヤして戻ってくる選手もしばしばいたようだ。

そして、ささやかながら賞金をもらえた。

額は小さいけれど、こうした手応えを感じることはとても大切だと思うし、
嬉しい。走ることで得られる対価は一部の選手を除き限られている。
この賞金はお祝いとして妻と食事を楽しんだ。

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他のレースや旅のことももう少し書いていきたいな。。。

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