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ご近所トレイルワーク


ローカルトレイル整備に思うこと

今週は2回のトレイル整備を行った。

いずれも逗子市内のルートで、マイナールートであるが故に人が通行せずに道が埋もれてしまっている。

これには昨年の台風の影響が大きい。

2度の台風で昨年は市内主要ルートの倒木処理で定期的活動だけでなく、臨時に何度も山に入った。これにより、主要ルートは比較的早い段階で通行できる状態になった。

しかし、枝道になるとそうはいかない。網の目のようにルートはあるし、逗子に限って言えば、分岐の表示のないルートもずいぶんとある。なので、どこまで作業の範囲を広げるかという判断が難しい。

逗子市内のトレイルは決して長くはないが、それでも全て網羅してメンテナンスをするのは至難の業だ。どこまでのレベルを求めるかにもよるが、一年中、山に入り続けてもやることはあるだろう。

時間は有限なので「どこまでやるか?どこをやるか?」と基準を設けたり、線引きは重要だ。

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テーマを決めること

マイナールートの復旧に関しては、必要性やルート開拓の意義が大切だと思っている。

実用性やルートに魅力がないと人が入らず、開いてはみたもののすぐに埋もれてしまう。定期的なメンテナンスも重要だが、人が入ることで道がしっかりとしてルートは維持される。

なので、通りたくなるようにルートを設定するのは大切だ。

利用者の目線に立って作業する

今週行った2つの作業において、1つの作業ではランとハイク、もう1つの作業ではランとマウンテンバイクの立場で作業をした。

こう書くと大袈裟に思えるかもしれないが、例えば、ランでこれなら通れるだろうと思って階段をつけるともっと小さい段差で歩きやすくしてほしいと意見が出た。

マウンテンバイクなら頭の高さにたびたび枝が出ていたら走りにくいはずだ。

作業には限りがあるのでどこに落とし所を持ってくるか?という現実的な課題はあるが、作業時に色々な立場の人が意見を出したり、一緒に作業することで共有できるものがある。

時間がかかるものだと理解する

草刈りをして道を開いて、少しづつ人が入って、時間が経って少しづつ道らしくなる。

その意味では最初から綺麗な道でなくとも良いと思っている。利用しながら少しづつ必要性のある部分は見直して追加で手を入れる。思い描いたイメージと実際にできたルートとが違ったら、利用しながら考えれば良い。もちろん安全を確保した上で。

余談:マイナールート復活の場合、ルート出入り口部分の整備をするのは一番最後だ。迷う部分や危険箇所に対応し通りやすくした上で開通させるべきだと思っている。

ちょっと嬉しかったこと

作業をしていると、驚くことに歩いてくる方がいらした。

開口一番「ありがとうね!」と声をかけていただいた。

お話をすると近くの方で時々歩いているそうだ。

知る人ぞ知るルートでまさか誰かに会うとは思っていなかったので驚いたが、作業を喜んでいただけたので、励みになった。きちんとしたルートにできるよう今後も少しづつ作業を進めたい。

災害対策にもなる

逗子は海が近い。あっては欲しくないが大地震が来て津波が押し寄せた時、山などの高台に上がる必要がある。

そのためにはルートの整備が必要だ。そして近隣住民は、それら避難路を把握しておいた方が良い。ルートの整備と維持管理は防災にも繋がる。準備をしておいて使わずに済むのは良いことだし。

散策や裏山遊びを通じて土地勘が養われ、防災対策になるのだ。

そう考えるとルート整備はトレイル近くに住む人にも恩恵が生まれる。ふとしたことから興味を持って仲間が増えたら嬉しい。

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アクティビティを飛び越えて

繰り返しになるが、防災という取り組みであれば、町内会や地域住民とのつながりも生まれる。そうして、アクティビティを飛び越えて色々繋がるとなお面白いと思っている。楽しみながら作業をしてそこから未来のアスリートが生まれるかもしれない。整備を通じてワクワクする要素はたくさんあるのだ。

僕の思い

「なんでトレイル整備をするのか?」
よかったら読んでいただき、そしていいなと思ってもらえたらぜひ一緒に活動しましょう!


今後の予定 *いずれもエントリー受付中!

12/1(火)~開催中 Happy Holiday Run Online Challenge
*1月スタート分のエントリー受付中!
12/20(日)ジュニアトレイルランスクール@逗子葉山
1/31(日)ジュニアトレイルラン横須賀田浦大会
*未就学の部は定員締め切り済みです。
4/14(日)第6回KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺


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