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2023年スロヴェニア紀行8~Urban Beekeeping(都市養蜂)~

都市養蜂の現場へ

養蜂観光ツアー2日目は、ホテルの屋上で行われている都市養蜂の現場の見学へ。
ホテル入り口で待っていると、前日に引き続いて養蜂協会のValentinaと同じくMatjazさんがやってきた。Matjazさんは昨年半年ほど在日スロヴェニア大使館に赴任していたこともあり、しばらくぶりの再会であった。それもあって今回の渡航の意義をよく理解してくれとても喜んでくれている。僕の渡航は家族だけでなくこうした人々に支えられていると改めて思う。*日本ではMatjazさんと呼んでいたので表記もそうした方が僕としては自然

講師のGorazd Trušnovec氏もやってきて4人揃ったところで道具を準備して、ホテルの屋上へ。エレベーターを降りて階段を上がると区分けされたエリアに巣箱が設置されていた。

都市養蜂の場合、スロヴェニアの伝統的なAZ式ではなく、写真のようなアメリカ式をどこも使っている。限られたスペースで養蜂小屋を立てるのが難しいので都市養蜂ではこの方が作業しやすいようだ。その後、実際に巣箱を開けて中を見せてもらったり。その後は試食をさせてもらいながら、都市養蜂についていろいろな質問をさせていただいた。

蜂蜜、ポレン(花粉)、リキュールを試食


スロヴェニアの禅

質問をしていく上で印象的だったのは、「養蜂」を「スロヴェニアの禅」と例えていたこと。自然と向き合いながら取り組むそのスタンスにエゴがあってはいけない。そんなことなのだと思う。こうした例えからも日本とスロヴェニアの共通点をつい見出そうとしてしまう。

ミツバチは蜜を集めること、花しか興味が無い。
人間から害意を持って触れなければ襲ってくることはない。
共生

このあたりが今回のキーワードだと思う。もちろんスロヴェニアでも100%の人が養蜂に賛同するわけではなくともこうした説明である程度納得できてしまうのは、養蜂人口の多さに伴う養蜂が身近なことが大きいと感じる。誰と話しても親戚が養蜂をしている。養蜂体験があるなどの答えが返ってくる。


ホテルでの養蜂のきっかけ

ここ数年Covidの流行でホテルは休業を迫られた。そんな様子を見てふと思い立ったそうだ。稼働していないのであれば、屋上を活用して養蜂できないか?と。そこでホテルと交渉しこの数年養蜂を行っているようになったそうだ。

現在このホテルは、屋上もリノベーションされ、一般利用者のエリアもリラックススペース、イベントスペースとしても使用しているそうだ。区分けしながらの使用なので、屋上でイベントなどをやっても蜂たちが興奮したりすることはないそうだ。

巣箱の反対サイドにはこうしたスペースがあり、ホテル利用者がくつろぐ。


多様な講師

なお、講師のGorazd Trušnovec氏は2010年から養蜂に携わり、リュブリャナでこの分野の仕事をしている建築エンジニア兼広報担当で、都市における養蜂の詳細に関する知識が不足していたため、2014年、彼は志を同じくする人々とともに都市養蜂家協会を設立したそうな。養蜂クラブの指導者、個人指導者、講師として活動(国際的にも)。都市ハチミツで複数の賞を受賞しており、都市養蜂の分野では、多くの企業や機関と協力し、いくつかの国際的な 養蜂開発プロジェクトに関与している。

前日のAlešさんもそうだけど、講師をしてくれるのが専門家なのでしっかりとした話が聞けるのはとてもありがたい。こうしたマンパワーに頼る要素が強いので小さなツアーの方がApitourismには向いていると思う。

講師のGorazd Trušnovec氏

駆け足での午前の講座はおしまい。午後は古代からの森が残るKočevje(コチェービエ)へ。その話はまた別のnoteで…。


今回の渡航について

今回の滞在では観光要素を含め、5日間のApitourをアレンジしてもらっている他、輸入元の養蜂家を訪ねたり、Medexという蜂蜜最大手を訪ねたりと色々な縁で旅をしている。そうした辺りも触れることで「養蜂伝統国スロヴェニア」についてできる限り掘り下げて行きたい。養蜂関連を中心に引き続き滞在の様子を発信しますのでお楽しみに!

また、発送は帰国後になりますがスロヴェニア産はちみつ初めオンラインストアでの購入は旅の支えになりますので応援してもらえたら嬉しいです!


旅の目的とスロヴェニア愛について

マウンテンランナー改め、今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!


【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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