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初の試み、U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップの話


小学校高学年以上が抱える課題

ジュニアトレイルランを主催するようになって11年。始めた頃の子どもは学年の高い子は大学生や社会人になっている。続けていく中で少しづつ活動も大きくなり、それに伴い新たな課題が見えてきた。

学年が上がっても続けたいと思った時に子どもたちが目指すことのできる目標がないこと、出場できる大会が大変少ないことだ。

なお、子供達のトレイルランニング環境については僕の思うところや課題を列挙しているの下記のnoteも参考にしてください。


新たな取り組み

そこで、2021年は「ジュニアトレイルランチャンピオンシップ」と題して、新規の取り組みを行うことにした。

11/7の逗子トレイル駅伝では小学生のチャンピオンシップを行います。

チャンピオンシップの概要は以下を参照してください。


初めの一歩

保護者から相談を受けたことが頭から離れず、小中学生のチャンピオンシップを作ることにした。とは言っても、ジュニアトレイルランの普及啓発の部分は譲りたくない。そこで、「その年に1レース以上出ることを参加条件」とした。大会前になって、子どもを出場させたいという相談をいただいたケースもあったが、過去一度も出ていない方だったので参加者が増えた方がもちろん盛り上がるのはわかっていたが、そこはルールで決めて募集した以上、変えられないので心苦しいがお断りをした。

大会当日は、雨や他の学校行事などと重なったこともあり出場したのは6名。これを多いとみるか少ないとみるか?はそれぞれだろう。僕の判断はどちらでもない。多いか少ないかではなく、初めての試みとなるこのレースに出ようと決めてくれたことが何より大切だからだ。

ジュニアトレイルランを始めて11年。最初の大会は全学年集めても30名に行くかどうかの小さな小さな始まりだった。けれども継続していく間に少しづつ参加者が増え、多い時は300名近くが出場してくれるほどにまで育った。それもこれも最初にジュニアトレイルランを立ち上げた時に参加してくれた人がいるからだ。

だから、今回出場することを選んでくれたことが何より嬉しいし、レースなのでもちろん順位はつけるが全員優勝にしたいくらいに思っている。なので、その思いを表彰式(ジュニアトレイル全体としては行わないがチャンピオンシップは少数なので実施)の時に話した。言いたいことがたくさんあって長くなってしまったが。。。

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大接戦

せっかく行うチャンピオンシップ。少しでも盛り上げたいと思い、招集順に選手の名前を1名づつ名前を呼んでスタートラインへ整列するようにした。緊張感もますし、選手もギャラリーもレースへの高揚感を感じてほしいと思っての取り組みだ。


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レースは最後までもつれる展開で第1回からドラマが待っていた。なんと上位2名がコンマ3桁まで同じタイムでフィニッシュしたのだ。そこで両名1位としたのだが、最後まで何が起こるかわからないレースならではのビリビリとする緊張感を持ったレースを展開してくれた彼らには敬意を表したい。

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今後の展望

今回の課題は学年が上がることで次第に出場機会が限られたり、目標レースがないという悩みから生まれた1つの答えだ。と同時に近年は学年が上がっても以前に比べ出場す続けてくれる小学高学年及び中学生が増えているからこその課題でもある。

このチャンピオンシップを開催することで、彼らの周りからこれから山を走ってみようと思う子が出てきたり、学年が上がっても継続的に山を走り続ける子たちが増え続けるという流れを作り出したいと思っている。

参加人口が増えれば盛り上がりもますし、普及啓発にも弾みがつく。

まだ産声を上げたばかりのチャンピオンシップはまだまだ課題がある。けれどもこうして無事に第1回目を実施することが出来たので大切に育てていきたい。

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【今後の予定】
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/23(火祝):Duo Espoir 20周年記念リサイタ(8/28から延期開催)
11/28(日)大楠山ミニマウンテンマラソン2021(予備日2022/1/30)
2022/1/16(日)第3回YOKOSUKA Jr TRAILRUN & 駅伝 in 田浦梅の里

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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2020-08-14 07.58.46のコピー


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