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ハイブリッド公演について

先日の公演ではSeaside Classics協力のもと、オンライン配信も行った。

今後は社会情勢を見ながら、会場で聴いていいただける方とオンライン配信の
ハイブリッドが様々な形で進むと思う。

そこで現時点でハイブリッド公演をするにあたり気がついたことなどを
書いていこうと思う。

僕が企画運営しているのは妻、清岡優子のリサイタルや0歳児向けコンサートなど
数十人〜数百人規模のもの。同様の規模の開催を考えているなら、先日のnoteも役に立つはずなので読んでほしい。

コロナ禍でのイベント収益化の難しさ② ~コンサートを開催してみて~

会場となる施設の許可と協力

ここ最近は結・YUIコミュニティホール(逗子)で演奏動画の配信や先日のリサイタルを行っているが、近隣の他のホールなどがどこまで対応しているかわからない。なぜなら、せっかくなので近隣のホールも調べようとも思ったのだけど、逗子文化プラザなぎさホール(定員570名で8/1現在は280名利用ok)は休日に限って言えば、来年8月まで空いていないのでそもそも利用機会がないこともあり調べるのをやめてしまった。

幸いSeaside Classicsの中の人も逗子在住なので身近にホールがあるので助かっている。

オンライン配信にせよ、ハイブリッドにせよ事前に会場がそのような形の利用を認めてくれるか?の確認が必要。

会場・主催者・オンライン配信担当の事前調整を欠かさない

コンサートを行うにあたり机椅子などはたいていの会場にあると思うけど、
配信のための機材(マイク、カメラ、ケーブル、スイッチャーetc)は基本的に配信側が用意することになるはず。これらを自前で揃えて配信するのも手だし、どこかそういったサービスがあればそこにお願いすることになるはずだ。

コンサートを通常行う場合、利用時間や搬入や搬出など1日の流れと借用備品など事前に打ち合わせを行うと思うので、どこまでをホールがやって、どこからは主催者がやるのか?という通常の打ち合わせに加えて、オンライン配信担当の設営のためのスケジュール、必要備品の手配、搬入出の段取りをしたほうが良い。当日開けてみてお互いに相手がやってくれると思っていた、だったり、借りるはずのものを借りられないなんてことは避けなければならない。

リアル公演とオンラインチームの連携が重要

どのような方式でオンライン配信を行うかにもよるかと思うけど、現場でのスタッフ間の連携は重要だ。特に現在はリアル公演において感染症対策で気をつけるべき事がたくさんあり、ただでさえ現場スタッフは余裕がない。

繰り返しになるけれど、会場含め、リアル公演とオンライン配信の情報共有やすり合わせはきちんとしておいたほうが良い。

6月に行ったSeaside Classicsの第1回オンライン公演に僕は立ち会っており、また今回のリサイタルはリアル公演の主催者として両方に関わっていたのでその場その場で状況を見ながら設営をし、公演時はスタッフに気がついたとをお願いしたりしながらどうにか2回の公演を乗り切った。幸い、妻のリサイタルには長年受付やステマネなどをしてくれる固定メンバーがいるので各自が考えてフォローしてくれる。ただ、オンライン配信導入をしてのハイブリッドとなると通常の開催に加え、新たにやるべきことが出てくる。準備や事前のすり合わせはたくさんしておいてマイナスになることはない。今後、ハイブリッドを導入するなら少しでも早く経験値を稼ぐことは大事だから。

オンライン配信のために当日やるべきこと

できれば出演者とオンライン配信担当で、出演者リハとは別に十分な時間を取る。
正直ここは足りなかったと思っている、僕の配慮不足だ。

具体的にはマイクテスト、カメリハ、立ち位置の確認、動きの確認などを実際のモニターを通して見た様子をオンライン配信を通して確認すること。現在利用しているサービスでは配信時間直前まで多分これらが出来ない。そのため、どうしても本番で思うようにいかない部分が出てくる。このあたりをきちんとやっておくと出演者も安心して本番にのぞめるはずだ。

多分、事前のすり合わせに加えタスクの整理をしておけばだんだんと段取りが良くなるのだと思う。まだここの整理は出来ていないのだけどオンラインをすることで増えるタスクがあってそこがクリアになればかなりスムーズな現場運営と配信になるはずだ。

とは言え、演奏者はしょっちゅうリサイタルをするわけにはいかない(準備が大変!)ので、僕が運営に関わることはその辺りを今回の経験を通じてフォローできればと思う。

可能性に満ち溢れている

あくまでこれは僕の考え方だが、これからの形は演奏者が当日の演奏だけでなく、準備も含めスタッフやお客様と一緒になって公演を作り上げるというスタンスが求められると思う。もしくはそうすることでより成功や満足度の高い公演になると考えている。たとえトラブルがあったとしても間違いなくそれらを乗り越え素晴らしいものになると思う。

だって、お客様は演奏を心待ちにしていてくれるのだから。。。

これからは今までとは違った意味で、もしくは新たな意味合いが加わった形で
コンサートは発展していくんじゃないだろうか?

いずれにせよ、僕が関わらせていただくものは皆さんに喜んでいただけるものを
スタッフ、演奏者はもちろんお客様と一緒に作り出していきたい。


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