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2023年スロヴェニア紀行7~Rožnik trail tek 2023~

僕は現在、5月末〜6月半ばまでのスケジュールでスロヴェニアに滞在している。その間、3つのレースに出場予定でいた。今日書くのは2つ目に出たレースのことで、3つ目のレースは疲れが溜まったので調子を落としてしまいDNS。なので、この滞在で出場したのは2レースになる。


Rožnik trail tek 2023

2つめに出場したレースはこれだ。会場はリュブリャナ旧市街すぐのTivoli Park. 市立公園になっており市民の憩いの場でもある。レーススタートは公園内にあるスキージャンプ練習場で5.7kmと12.2kmの2部門がある。元々僕は12kmの方にエントリーしていたが、前日の山でかなり疲れたので5.7kmに当日変更。当日エントリーもあるし、こうした対応はありがたい。


このレースの特徴

このレースは特徴が2つある。
①会場のアクセスが良いこと。
②平日18時スタート

②が特に特徴的だ。今日のリュブリャナの日没は20:45過ぎ。18時にスタートしても1時間くらいでは暗くならない。だからこのような時間からでもレースが出来る。どの程度の規模なのか、どのような層が参加するのか(仕事帰りなど)実際に走って色々と確かめてみたくエントリーした。


思わぬ雷雨

レーススタートが18時、受付は16時〜17時となっているので17時に着くように計画。ところが14時過ぎからバケツをひっくり返したような雷雨。だけでなく、雹まで降ってきた。公園の中のトレイルも含め宿から5kmくらい歩くので雷雨が止まなかったらDNSだなー。なんて思いながら気がつけば16時過ぎ。なんと、大会に合わせるかのようにぴたりと止んだ。慌てて出発。公園についてgoogle mapを頼りに進むも、実際の公園は分岐だらけで電波が弱くmapの位置情報も曖昧。人気もないし、当て所なく進む。ひたすら歩き回って、選手らしき人を見つけついていく事に。

勢いよく降る雹はズボンのポケットにまで入ってきてビックリ


会場はスキージャンプ練習場

レースの会場はスキージャンプの練習場。受付の横でジャンプの練習をしているというなんともシュールな光景。その後、練習をしていた子達も一緒に走ったのにはさらに驚き。

受付をしてゼッケンをもらい、ウェアにゼッケンをつけたらアップのジョグをする。正直1時間あればこれらは十分こなせるので、規模にもよるだろうけど自分が出るレースに関してはこういうノリのほうが好き。

この横にレッドブルのDJカーとキッチンカーが。こじんまりでも必要なものは揃ってる感じ。


レースのこと

なんだかんだで、18時ギリギリまで選手は受付をできたみたい。レースは18時スタートの予定が、交通事情かなにかで18:15スタートに。レースは2種目一斉スタート。最初の1kmはダートロードで特にフラットなのでみんなどんどん前に出る。僕は3分40秒くらいで入ったけど、前に随分たくさんいた。いつも通り飛ばしすぎな人や登りが苦手な人を登りに入ったところで徐々に捕まえる。この辺りから本格的な勾配が始まる(と言っても5.7kmで±120m程度なのでトレイルランニングだけどノリとしてはクロカン)。起伏が少ないしスピードレースだから、前が見えるけどなかなか間が詰まらない。いつも通りひたすら我慢して走る。けれども我慢していたらチャンスがやってきた。下りセクションが増えるとともに、ぬかるみが増えたのだ。僕も決して下りが得意ではないが、勝負をするならここしかないとぐいぐい前へ。滑るのもどろんこもなんのその。最短距離を進んで一緒に走っていた集団の中からは抜け出す事に成功。GPSを見たら4km。ということはあと1.7kmだ。順位はわからないから気持ちを緩めることなく、前を追うことだけを考えて走った。ラスト数百mで「6位だ、がんばれ!」とエールをもらう。怖いから後ろは振り返らない。すぐ前にはへばったりダッシュを繰り返す10代か20代ならではの子が走っている。残念ながら、そのダッシュにはついていけないかもしれない。けれど彼に食らいつけば、後ろからは逃げ切ることがきっとできる。ラストスパートはキツかった。本当に。口から心臓が出そうだった。

レースウェア


総合6位、年代別1位

「キツかったけど、それ以上に楽しかった。」いつも道に迷って走りやすいはずなのになかなか楽しめないTivoli Parkのトレイルを全力で駆け抜けたのだ。それは最高の疾走感であった。自分だけでは迷子になるので機会があれば、ぜひまた走りたい。

表彰式は前選手がフィニッシュした20時過ぎから。キッチンカーが出ていたので夕飯を済ませて、表彰式を待った。

表彰式では、僕がスロヴェニア語を聞き取れないので英語でMCをしてくれた。そういえば、重要なことは僕がわからないだろうからと都度英語で話してくれた。ありがたい。というわけで、年代で表彰してもらう。表彰台でセルフィをしたら、一緒に撮った選手が写真を欲しいという。そんなわけでWhatsappを交換。便利になったな。

そう言えば、年代の区切り方が30代、40代、50代という書き方でなく、40歳以下、50歳以下、60歳以下という表記だった。ちなみに僕は50歳以下。この表記方法だとなんだか早めに年を加算している気分になる。

セルフィすべくスマホを探っている僕。


帰路は大急ぎで。

この日のリュブリャナの日没は20:45から20:50頃。僕は公園内の鬼門のトレイルを抜けていかないと宿に帰れないので、表彰が終わると大急ぎで帰路に。帰路トレースコースが重複していたこともあり、帰りはスムーズ。

車があれば、もっとたくさんのレースに出られるかもしれないけど、年々大会も増えているし、今回ははちみつ屋さんがメイン。そんな中で自力で行けるレースがあったのはラッキーだ。noteははちみつ屋さんになるが、トレイルランニングや旅で感じたことも書くので引き続き読んでいただけたら嬉しいです。


日没後のリュブリャナ城
先週のレースでも一緒だった友人と。


今回の渡航について

今回の滞在では観光要素を含め、5日間のApitourをアレンジしてもらっている他、輸入元の養蜂家を訪ねたり、Medexという蜂蜜最大手を訪ねたりと色々な縁で旅をしている。そうした辺りも触れることで「養蜂伝統国スロヴェニア」についてできる限り掘り下げて行きたい。養蜂関連を中心に引き続き滞在の様子を発信しますのでお楽しみに!

また、発送は帰国後になりますがスロヴェニア産はちみつ初めオンラインストアでの購入は旅の支えになりますので応援してもらえたら嬉しいです!


旅の目的とスロヴェニア愛について

マウンテンランナー改め、今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!


【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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