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ふふふがく富岳が… かわいそう


テレビを見ながら、ああだ こうだ と言って ツッコミを入れたりしますのは、脳のストレッチになり、健康には 良いものでございます。



さて、
まだまだ 最近でも、テレビをつけますと、
やはり コロナ、コロナで、新型コロナウィルスの話題ばかりでございますね。


昨日も、テレビを見ていましたら


スパコン 富岳 から 

計算 そして 導き出された


オフィスにおいて
咳をした時の 飛沫拡散の シミュレーション

結果が発表されており…


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その内容は、
机の前のパーテーションの高さを、
多くは、口までの高さ 120cmとしているが、140cmにすると、飛沫の拡散を かなり防ぐことができる…

これは、今後のオフィスのコロナ対策に 大変参考になることでしょう。


というものでございました。



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この結論・・・


まままじ? でございますか。


なかなか、恥ずかしくて出せない結論でござます。




そこで、
その計算の前提を見ていましたら
何コレ?という感じでございまして、


無風の 人形のごとき人間 4人が 直角に座った オフィスでの シミュレーションとの事で…



これでは、シミュレーションに 加える 条件が 少なすぎはしませんでしょうか。


本当に、なんだ こりゃ?! こんなお粗末な内容で よく発表したなぁ… と思ってしまった次第でございます。



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まずは、どんなことかといいますと


例えば…


上図のように着席している状態での 咳でございますが、

こんな状態で 咳をすることが あるのでございましょうか?



・顔(口)の角度は? 体制は?
 (まっすぐ前をむいて固まった状態で 咳をする人を 見たことがありません)


・また、咳をする場合には、頭や体が揺れますが、その場合の初速度の変化は?
 その時に付随する体の揺れからの 空気の流れの変化は?どうなっているのでございましょう。


 


また、まわりの状況を こんなにも無視するって?いいのでございましょうか。



・咳以外の空気の流れは無し。ということになっていますが、それだと 意味がないのではないでしょうか。


・空気も 人も動きます。空気や人間の持っている熱、または、動作により、空気に流れは出ます。

・そして、空調によって もっと空気は動きます。

・または、空気の 構成純度は どうでしょう。

・その上、机の上や パーテーションには パソコンや紙がおいてあるのが普通ですが、当然のように、飛沫の流れや付着に影響があります。




次に、その他は どうでございましょうか。


・ウィルスが 空気中 または 物に付着して残留しますが、その時間的変化 を知りたい気がします。


・そもそも、こういう無意味なシミュレーションでも、その対策が「パーテーションを20cm高くしたほうが良い」だけというのは 寂しくないでしょぅか。


 (パーテーションに 反し をつける とか、咳の時、口の角度をかえる、口を手で押さえる、または、袋や吸収材にむかって咳をする等、まだまだ拡散防止の方法はありそうです。そんな データに裏打ちされた アドバイスのほうが 重要に思います。)


・また、NHKには、24時間連続でオフィスを 定点で 撮っている映像があると 思いますので、それをもとに 計算させてみると面白いと思いますが、なぜやらないのでしょう。




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(富岳の結果…20cmパーテーションを高くしよう ↑  泣 )









ということでございまして、

なんだか 悲しくなってまいりました…


ブログを書きながら、チョロっと考えても 、
上記のような 様々な 本シミュレーションの結論の無意味さが出てくるのでございますが、


せっかく
世界を代表するようなスパコンで計算して、
その結果を 富岳のもの
ということで出すのでございましたら、

私の結論としまして、
もっと素晴らしい結論のもの を出しても良い気がしたのでございました。



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それでは、

脳のストレッチ 終了。


〈おわり〉


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