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「自分のやりたいこと」か「利益を上げたい」か

今回は、
私が起業してメディを立ち上げてからしばらくした時に
起業家仲間から受けた実話を元に書きます。

どうも、VCなりたいマンです。

突然ですが

起業って一人でやるとすごく心細いんですよね

例えば、
事業の悩みに関する答えが欲しいというよりも

「自分自身が抱えている悩み」

を明確化させたい時に

誰か話を聞いてくれる人がいたら…
と思うのですが

関係ない友人に話すのもアリなんですが、
いまいち共有されないじゃないですか。
(だって、聞き手の子は事業となんら関係ないですからね)

なので、一人創業で一人社員って
自分のモチベーションを維持することが
結構難しいんです。

起業したいと思ってる子は、
早い段階で(なんなら起業する前に)
創業メンバーをある程度囲っておいた方が
いいと思います。


さて、そんな寂しい一人創業にとって
外部の人間からの

事業提携」話は心が救われる案件です。

「こんな事業シナジーばあると思うんだ」
「協力してやっていけばいいものが作れる」

それらの言葉は、
神の御言葉のようにも聞こえてきて

寂しい一人創業者&社員にとっては、
不安定な心情の時こそ
何も考えずに、その甘い誘いに乗りがちです。

(私が話をもらった相手は、別に私を利用する
ために持ちかけてきたわけではありません。
ちゃんとしたお互いがWIN-IWINになるようなビジネスのお話でした。)

私は嬉しくて、事業提携の話に乗りました。

なかなか立ち上げでうまくいかなくて
停滞期のような時期にもらった話で、
魅力的かつ先の動きまで明確なビジネスの形
そこには存在していたからです。

しかし、いざ自分が行動しようとすると

「全く手が動かない」

のです。


そうです。魅力的だし、ビジネスモデルもコンセプトもターゲットもしっかりしているし、
ネタ的にはとても面白いと思ったのですが

私にはその分野の知識もなく、
その分野に携わっている人たちの想いに共感が持てなかったのです。

その時、私はやっと気がついたのです。

記事を書くことが好きだったので、
どんな題材でも書けると思ってました。
しかし実際は人間ですので、自分の中で
気が付かない間に

「好き」「嫌い」と書かれたカゴに

自分のやりたいことを分けていた

ということです。

起業してビジネスがうまくいかなかったり、
売上が立たないととても焦ります。

さらに、たった一人でやっていくのは
感情のコントロールを常にしつつ
自分と向き合い続けなければならない
ので
なおさら焦ります。そして、落ち込みます。

これから起業する人・あるいは起業しようか
と考えている人に言いたいのは

「起業してからすぐに利益を出す必要はない」

ということです。

目先のお金に飛びついたとしても、
そのビジネスは持続的にできるものですか?

何のために起業するかで話は変わりますが、

仮にあなたの起業の理由が
「金儲けがしたいため」ではないなら

目先のお金よりも、

いかにそのビジネスをサステイナブル化させるか

ということに意識を向けるべきです。

サステイナブル化を考える時の決断の主軸は

「自分がやりたいかどうか」

だと思います。

本当に愛情を持てるビジネスでないと、
長いスパンで見たときに自分ではできない時がやってきます。
それがすぐわかれば幸せなのですが
ある程度軌道に乗ってしまったときに、
気づくのが一番怖いです。

やめたくても、やめられない。

やめた時の恐怖が勝って、自分に嘘をついて
やりたくないことをやならければならない。

とても、悲しいことですね。

起業して社会課題を解決したいと考えている方も多いと思います。

しかし、それを
「この課題解決ビジネスをしたらお金が儲かりそうだから」
等の理由で始めても
必ずどこかのタイミングで失敗していまします。

大事なことは、今から始めることに

自分自身が愛情を注ぎ続けられるか

です。

愛情がないと、
辛いことがあったら続けられませんからね。笑

この記事に出会った読者の方で、
「相談に乗って欲しいという方」
「話がしたいという方」
いらっしゃいましたら
私でよければ全然お話聞きますよ。
出資の話でも構いませんよ。
終わりです。

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