Sanpo日記【京都の紅葉】 窓の向こう側に見る青紅葉 源光庵
京都の紅葉は“赤”だけじゃない
京都鷹峯にある、
源光庵(げんこうあん)へ行ってきました。
とても、とても有名なお寺です。
雨がいつ振り出してもおかしくない
空模様の平日。
時間が空いてしまったので
どこかに行きたいなーと思い立ち、
青紅葉がキレイな場所を探して
見つけたのがこちらのお寺です。
もみじを見る?〇と▢から見る景色
源光庵には有名な2つの『窓』があります。
“悟りの窓” と “迷いの窓”。
〇 の窓が “悟りの窓” と呼ばれ、
大宇宙を表現。
▢ の窓が “迷いの窓” と呼ばれ、
生老病死の四苦八苦(人)を表現しているのだそう。
京都案内の雑誌やポスターで、
見かけた方もいるのではないでしょうか。
〇 と ▢ を通して見る
青紅葉。
この空間はただ「美しい」だけのものではないんだなと、
そう感じました。
“もみじ”だけのお寺ではないんです
源光庵では
とても有名な“血天井”を見るのも可能です。
“血天井”とは伏⾒桃⼭城の遺構。
1600年の伏見城の戦いにおいて、
徳川家康の忠臣である⿃居彦右衛⾨元忠一党が、
石田三成の軍勢と交戦した場所。
最期は380余⼈が⾃刃をしたといわれています。
この伏見城の血染め畳と床板は後世に残され、
床板の一部が源光庵の天井板となっているのです。
一部と書きましたが、本堂はとても広い空間。
そのすべての天井板が“血天井”です。
私が源光庵を訪ねたのは平日の雨の朝、
本堂には私と友人の2人だけ。
広く静かな空間の中、
青紅葉に優しく降る春の雨音だけが
本堂には静かに響いていました。
・YouTube 【JR東海】 そうだ京都行こう「秋の源光庵」
京都観光におすすめ
血天井 と 〇 と ▢ の窓。
多くの誰かに伝えていきたかったもの、
後世に残しておきたい強い意志のようなものを
勝手ながら感じることができたと思っています。
京都の北に位置する
鷹峯の雨の空気はとても澄んでいて、
肌に心地よく優しく私を包んでくれましたよ。
青紅葉の美しい源光庵、
とてもおすすめです。
ぜひ人の少ない静かな日に。
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