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「お母さん食堂」ではなく、「おばあちゃん食堂」です!

「お母さん食堂、炎上!」と、ネットニュースを見つけてびっくり。
「お母さん」という言葉を見ると、他人事には思えない私。

コンビニ愛用者なら、「お母さん食堂」はご存じだと思いますが、
ファミリーマートの一角にある、お惣菜やお弁当のコーナーです。

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ネット情報によると…
高校生たちが、
「お母さん食堂」=お母さんがごはんをつくるものと思われるので
名前を変えてほしいと、署名を集めて、ファミマに提案したという。

お母さん=ごはんをつくる人   では困る。
お母さん≠ごはんをつくる人    ということなのか。

高校生たちに直接聞いたわけではないので、真意はわかりません。
ネット上で第三者が勝手に盛り上がっているだけかもしれない。

今も昔も、男女の格差はあるが、
今は、ジェンダーの時代。男も女も関係なく、自分らしく生きることが認められている。

私は、フェミニストでも、アンチフェミニストでもありませんが、
これまで、男女の格差どころか、
「お母さん」というだけで、社会の評価が低いことを
嫌というほど経験し、それと闘ってきた自分がいます。

内容ではぜったいに負けない企画でも、
仕事(請負金額)ではゼロが一つ足りなくて、納得できないこともありました。

でも、30年経った今は、
お母さんの会社でよかったなと、心から思えます。

社会の常識とは違う「お母さん畑」を耕せたことが、楽しかったのかなぁ。

さて、ファミマの「お母さん食堂」。
マーケティング的にいえば、ここでお惣菜やお弁当を買う人はどんな人?

では、お母さん食堂ではなく、
「お父さん食堂」や「おばあちゃん食堂」だったら……と仮設を立てる。

お父さん食堂だったら、ちょっとピリ辛、満腹弁当?
おばあちゃん食堂だったら、季節を感じる和風の煮物?
子ども食堂……あ、これは別企画でした。
でも、子どもたちが考えたお子様ランチも悪くないなぁ。
子どもだましの旗なんか、要らない!って?

でも、やっぱり私は、
「お母さん食堂」が一番おいしく感じるんだけどなぁ。

昨日初めて「お母さん食堂」で、お惣菜を買ってみました。
新発売の「のり弁風おかず」(白身フライ、じゃがいもコロッケ、ちくわ天、玉子、シュウマイ、きんぴら、焼きそば)

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けっこう、おいしかった。
けど、お母さんの味はあまりしなかったなぁ。

お母さん食堂…
私がつくるなら、食べた後「お母さ~ん!」と叫びたくなるような、
心がほんわかして、お母さんに会いたくなったり、
田舎のお母さんに思わずLINEしちゃったり…そんなお惣菜にしたいな。

中身や味は良くて当たり前、
でももうちょっと、お母さんの「ほんわかしたもの」が欲しいかな。

週末は「お母さん食堂」ではなく、
「お父さん食堂」にしたらどうだろう。

これだったら、高校生のみんなは、納得するかな?

誰もが笑顔になる社会を目指すファミマになれば、
ファミマの社長もうれしいかも。

世の中、カタチだけのCSRが多いけど、
お父さん食堂をつくるだけで、社会貢献になるし、
お母さんとお父さんのダブル弁当。

おばあちゃんの出番は?と文句が出ないように
おばあちゃん食堂は、月に1回。

おじいちゃん食堂は? ちょっと却下かな!(すみません)

これだったら、高校生たちは文句言わないかも。

いや、高校生たちは、文句言いたかったのではなく、
お母さんだけが、ごはんをつくるというイメージでは、
お母さんがかわいそうと思って署名してくれたのかも。(ちがう?)

だったら、ありがとう。

でもね、子どもが喜んでくれるから、お母さんはごはんをつくるんだよ。
誰も喜んでくれなかったら、つくる気持ちになれないし、
きっと自分一人だったら、
ねこまんま(みそ汁かけごはん)で済ませちゃう(私)。

ところで、お母さん食堂は、炎上したけど
「お母さん業界新聞」は、今のところ、誰からも文句は出ない。
(それは、有名ではないからよ)

あら、そう…。
有名でないことは、いいことなのか。

ちなみに、私が、なんで「お母さん業界新聞」をつくったかというと
私が、たまたまお母さんだったから。

そして、お母さんだったから、30年続いたけど
私がお父さんだったら、「お父さん業界新聞」をつくっていたかも。
でも、おそらく、3か月で廃刊になっているような気がする。

ちなみに、数年前、「お父さん業界新聞の編集長求む!」と、新聞に書いたら、一人も手が挙がらなかった。

採用の条件は……
① 性格がいい。
② 資本付き。
③ お父さん業界新聞でたくさん稼いで、お母さん業界新聞に貢ぐ。
(お母さん業界新聞はお母さんを笑顔にする新聞だから、稼げません)
だったからか、反応なし。

さて、今日は節分。
これを書きながら、恵方巻を準備中。
愛する孫たちのために。

手づくりの恵方巻をガブリとしたときに発する
孫たちの「うまっ!」の一言が聞きたくて。

以上、「おばあちゃん食堂」

いや、「お母”ちゃん食堂」店長から報告でした。

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