フジコのPride month🏳‍🌈

#私の作品紹介

お元気ですか～🚙（井上陽水風に）

私は元気です。

今日は新作にまつわる私の経験談というか、思いのお話をしますね。

まずは新作の紹介から

どうだい、可愛いだろう。

ネルネルテルネ、６月の新作はプロポーズ刺繍時計です。
色柄/英文セリフが選択でき、イニシャルと記念日をリクエストしていただけるセミオーダー商品になっています。

ｰｰｰPair ringｰｰｰ

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スモークブルーのシーチング生地に、誓いの時を表すような小指を結び合う2人の手を描きました。
落ち着いたブルーはサムシングブルーを表しており、カップルの末長い祝福を祝う象徴です。
またシックなインテリアにも合うお色味となっており、老若男女問わずに選んでいただけると思います。

ｰｰｰMarriage ringｰｰｰ

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オフホワイトの薄手帆布に、2人手を取り合う温かな場面を刺繍しました。
ハートマークと針の赤色が、可愛い差し色となっています。
暖かでキャッチーなデザインに仕上がりますので、家族で過ごすリビングなどとの相性◎

ｰｰｰEngage ringｰｰｰ

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ニュアンスピンクのリネン生地に、プロポーズのひと時を刺繍でしたためました。
待ち侘びた"左手の薬指"に指輪をはめる瞬間を、見るたびに思い出せます。
挙式をされなかったカップルにも勿論おすすめの一品です。

薬指に光る指輪がアクセントとなっています。(スワロフスキーのストーンを使用)

恋人や夫婦・パートナー様との愛おしい時間を刻む時計はいかがですか？

インマイマインド

ズバリ私が今回伝えたいのは、何にも囚われずに愛し合う自由がすべての人にあるということです。

人種、信条、性別、社会的身分又は門地、とか、あと年齢とか国籍も、
究極は自分たちの心の声に従うべきなのです。

というか反対から見ると、誰もその尊重すべき愛を責めるべきではないと考えています。

たとえば
どえらい年齢差があるし、事実婚だし、生きてきた通路も全く被っていないし、どちらの扶養にも入っておらず、子供を持つつもりがなく、それでも雨にもマケズ、ウチは仲良くやっています。
そして
別にええやんけ、と思っています。

それでも私たちがお互いに持っている愛情は変わらず、
彼は毎日私の抜け毛を掃除するためにガムテープを持って床を這いつくばってくれているし、
私は毎日栄養バランス等を考えたお弁当を彼に作っています。

そんなん！！！
入籍せな！！！
結婚せな！！！
子ども産まな！
将来は！！！？
っていう人はいっぱいいます、近所の肉屋の大将にしょっちゅう言われる。（笑）昭和かｗ

ウチの場合を例えに出したので少し熱くなりすぎてしまいましたが、究極は本当に「別にええやんけ」だと思うのです。

というか、
カップルによってそのスタイルがあるのが当然であり、それを尊重し合える環境が幸せかなと考えます。

もうひとつエピソードを紹介すると
私の出身高校は「自主自律」という校訓がありました。
校則や制服はなくその校訓だけが存在し、それに基づいて各々で考え判断していくための力が育まれた３年間でした。

意見を言い、聴く授業もいっぱいありました。
そんな高校だったこともあり、それこそ国籍や性別や社会的地位、信条、門地にとらわれずにその人そのものという単位で人と関わる癖がつきました。

学年に数人は留学生や帰国子女がいたり、外国人の先生もいっぱいいました。日本人の出涸らしみたいなおじいちゃん先生も勿論いたよ。

そんな学生時代は１５年ほど前でしたが、
今となっては耳に入ることも増えたＬＧＢＴの人間もそれなりにいました。
高校生という多感な時期にカムアウトしていること、周りがそれを普通に受け入れていることは今思うとスッゴイ環境だと思います。
難しい話だけど、それは一概に良いとも言い切れない。
なぜなら高校を出た外の世間が皆そういう反応をしてくれるわけじゃないからね。
それでもやっぱり「あの高校、良かったなぁ」と思えるのは、たとえ高校の中だけであったとしても自分らしく生きることが尊重されているのがどう考えても素晴らしいからです。

デリケートな話なだけにキレの悪い文章になってしまったけど。

事実婚だから、年齢差があるから、子供がいないから、同性だから、
とかそんなんええねん、全てのカップルに幸あれと叫びたいです。

そして、どのようなスタイルの生き方も尊重されるべきです。
というか、生き方によって脳味噌の中で勝手にカテゴライズせずに、人そのものの本質を確かめ合って生きていきたいです。

世情①夏木マリさんの結婚式がカッコよかった

なんか先月ニュースで見ました。

女優の夏木マリ氏が結婚１０年目にして挙式を行ったということです。
お写真もInstagramで拝見しましたが、とってもカッコよかった！

１０周年でふたりっきりで挙式‥大拍手！

プレ花嫁である妹や周りの友人を見ていて思いますが結婚式ってホンマ大変そうですね。
守るべきセオリーみたいなのがごまんとあって、本質を見失っていないか心配になる時もあります。

夏木マリさんの様子を伺っていると、そんな世間にある目に見えていないルール風のものは守ってもいいし守らなくたっていいんだという強かさの表れのようで、本当に美しいと思いました。

思わず憧れちゃうやつであります。

世情②LGBTが話題に上がることが増えた

いやこれはホンマそうやんね。
ここ２，３年かしらね？
何がキッカケやったんやろ？

ドラマや映画とかのエンタメでもテーマとして扱うことが一気に増えましたね。

私は数年前から友人あてにブライダルアイテムをこしらえることが多くあり、
お店やネットでリサーチをする機会も多々ありました。
そこで受けた印象としてあったのが、ブライダルアイテムのデザインって意外と幅狭いなぁということです。

ハンドメイドやオーダーメイドのものは別ですよ。

とにかくコピーライティングされ、バンと売り出されて流通している既製品たちにその狭さを感じました。

一方で世間では異性愛だけじゃないスタイルもあって～！みたいな流れになってきている。

これはもう、私が、ジェンダーバイアスにこだわりすぎないブライダルアイテムを作らなあかんのんちゃうか？と思ったわけです。

届けたい先にあるものは

今回デザインした３つの時計は、上記の想いがいっぱい詰まった作品なのです。

頭の中ではフワーっと何年もありました。

実現できて嬉しいです。（まだ売れてないけど）

デザインはリビングに馴染みやすそうなシンプルさを追求しました。

なんとなく頭の中にあったのは、きのう何食べた？のシロさんとケンジのおうちです。

いずれも誓い合ったカップルの指輪をはめた手元を描いています。

見る人によって、男女に見えたり、見えなかったり決めてもらったらいいかなと思ってデザインしました。
だからあまり男女どちらかに偏ったような線を出していません。

刺繍もシンプルなステッチばかり。

数字も入れず、１２時３時６時９時の最低限のグリッド線のみです。

オフホワイトの枠に合うような大人っぽいニュアンスカラー生地も拘りました。

手のデザインと布の色はそれぞれ固定の組み合わせにしています。

ただし、セリフは３種類ある中からしっくりくるものをお選びいただきたいです。

全ての愛に光あれ！
そんな思いが届けば嬉しいです。