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『幸せな恋愛・結婚戦略』について

1、プロローグ

2040年。
日本の独身者は、人口の約47%になると言われている。

この数字を聞いて、あなたは何を思うだろうか?

私は、
全ての女性が結婚をするか、しないかの選択を自由にすれば良いと思っている。
どちらにも優越はなく、どちらの生き方も素晴らしい。
そう断言できるのは、
どちらの道を選択しても、幸せな女性がいることを知っているからだ。

人の目が気になるから。
両親や友達が勧めてくるから。
自分が負け犬のような気持ちになるから。

そのような理由で「結婚」を選ぶほど、
これからの世の中は、窮屈ではなくなるだろうと予測する。

恋愛・結婚は、人生における必須項目ではない。

恋愛・結婚ほど、してもしなくても良いものはない。
恋愛・結婚をしたって、1円にもならないのだから。

しかし、
多くの女性は、そんなことに、今日も悩まされているのではないだろうか?

いつも、頭の片隅に、
「自分は、これからの人生をどうしたいのか?」
「本当に、このまま1人で生きてて後悔しないのだろうか?」という
答えのない問いがないだろうか?

少なくとも、私は思っていた。

ーーー

私は、人生の長い間。
恋愛をすることよりも、お金を稼ぐことを重要視して生きてきた。

裕福ではない家庭に育った私は、
いつもお金の心配をする両親と、いつもお金のことで揉める両親を見て育った。

何度も離婚を考えたであろう母親が、
その選択肢を選ばなかった。
いや、選べなかったのは、経済的な問題が大きかったであろう。

自分には、子供を育てるだけの経済力がない。

そんな母親を見て育った私は何を思ったか?

自分でお金を稼げるようになろう。
男性に依存しなくても生きていける、経済力をもてるようになろう。

そして、私は恋愛よりも、
お金を稼ぐ力を身につけることを重要視して生きてきた。

そんな私が、なぜ幸せな恋愛戦略を考え始めたのか。

いつも、頭の片隅に、
「本当に、このまま1人で生きていって良いのだろうか?」という
答えのない問いがあったからだ。

どの人生を選んでも、正解も不正解もない。
選択ができるからこそ、
いつも、頭の片隅に、この答えの出ない問いがあった。


ーーー


私は、人生の長い間。
恋愛をすることよりも、お金を稼ぐことを重要視して生きてきた。

しかし、
私は、初めて彼氏ができた高校生の頃から、
彼氏という存在が途切れることのない人生を歩んでいた。

そんな私が、30代を迎えた頃。
数年間、彼氏がいなかった時期がある。
ふと立ち止まって周りを見渡したら、周りの友人は結婚して母親になっていた。

その時期は、私の大きな転機となった。

私は、大人になれば誰でも「結婚ができる」と思っていた。
それは、まるで義務教育かのように。

私は、恋愛をすることよりも、お金を稼ぐことを重要視して生きてきた。
子供の頃から結婚願望が強い訳はなく、
どちらかというと「若い頃に結婚するのはごめんだ…」と思っていた。
それでも、当たり前にいつかは「結婚」するのだろうと思っていた。
今思えば、お気楽なこと。

私が、若い頃に結婚したくなかった理由は、
仕事でキャリアを積むことも、
自分に時間とお金を使って好きなことも、
思う存分やってから、結婚して子供を育てたい。
そう思っていたから。

20代で結婚・出産をしていたら、今のキャリアはなかっただろう。
どれだけ、社会が変わったといっても、
やっぱり、キャリアアップは難しかっただろうと予測する。
それは当たり前で、
仕事への価値が高くない人間に、大きな仕事は任せない。

子供の熱が出たら帰るママに、
会社の中で重要なポストを任せる人はいない。
よっぽどの人材不足ならともかく、
その人を選ばなくても、優秀で仕事への価値が高い人間は他にいる。

では、子育てが少し落ち着いてから、キャリアアップを目指す?
もちろん、それは可能かもしれない。
だけど、20代、30代に第一線から離れていた人間が挑戦できるのか?
そこまでのエネルギーが私にあるのか?

私は、ある程度、キャリアを積みたいと考えていた。
それは、人生単位で見た時に、その経験が必要だと思っていたこともあるが、
ただ単純におもしろそうだったからという理由も大きい。
見える景色が少しずつ、変わるだろうと思っていたから。

そして今。
自分の業界が、5年後・10年後とどうなっているのかはだいたい見える。
見える景色が変わっていくことが、どういうことか。
経験として味わうことができた。

仕事にあけくれてボロボロになったことも、
仲間と大喧嘩したことも、一緒に泣いて笑って過ごした日々も、
職場を出た時に、ビルの間から差し込む朝日も、
全部覚えている。
それはそれは、やっぱりおもしろかった。

ーーー

海外に行くこと。
色んな世界観を知ること。
自分の今いる環境、思想と全く違う人達とたくさん出会うこと。
バカなこと、無駄なこと、失敗をいっぱいすること。
美容と健康への意識を高くもつこと。
自分のために、時間とお金。つまり、エネルギーを使いまくること。
そして、自分の中の最低限の資産管理はしておくこと。

これらも、私の譲れないポイントだった。

結婚・出産したとしても、
もちろんできないことは、ないと思う。
子育てが終わってからでもできるかもしれない。

例えば、50代になって子育てが落ち着いたとする。
海外旅行に行って、友人と過ごす時間。
素敵だと思う。
だけど、
20代の頃に行く、友達同士の旅行と全然違うことは想像できる。

例えば、子供が産まれたら。
迷わずに、自分より子供のことを優先に考えてしまうようになるかもしれない。
それは素敵だと思う。
だけど、
子供を夫や家族に預けて、友達と海外旅行に行けたとしても、
20代で、友達と行く旅行と全然違うの想像できる。

自分の20代。
満足のいく時間を過ごしたのは、言うまでもない。
最高だったと言わざるおえない。
自由を謳歌して、結婚を夢みなかった自分を否定することはできない。
あの時間が、今の私を作っているのだから。

多くの女性が持っているものを自分が持っていなくても、
それでも自分が持っているものは愛おしく、文句なんてとても言えない。

ーーー

話は戻るが…
そんな私が、30代を迎えた頃。
数年間、彼氏がいなかった時期がある。

その時期は、私の大きな転機となった。

ようやく、頭の片隅にあった問いについて、真正面に向き合い始めたのだ。

「自分は、これからの人生をどうしたいのか?」
「本当に、このまま1人で生きていって良いのだろうか?」

という、答えのない問いに。

ーーー

私は『マーケティング』の仕事をしている。

私の仕事であるマーケティングとは、
 『商品を効率的に売るための仕組みを作ること』と定義できる。

具体的には、顧客のニーズを探るための市場調査・分析、それらにもとづく商品企画・開発、開発した商品を知ってもらうための広告宣伝活動・プロモーションなどを行なっている。

私は、毎日毎日しているじゃないか。

そう。
この『商品』を『自分』と設定すればいい!

つまり、
『自分を効率的に売るための仕組みを作ること』

これが、私の『幸せな恋愛・結婚戦略』の始まりである。

もちろん。
大前提として、恋愛も結婚も、
幸せな人生というものに、必ず必要な要素ではない。

それは、今も私の根底にある。
だけど、ずっと答えのない問いに頭の片隅を使わせている訳にはいかない。

人生は戦略である。
幸せな恋愛戦略は、私が作りあげる。

ふじこ

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