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「人に興味ないよね」と言われ続けたバリキャリ系女子が、部下の信頼を獲得できるようになった方法

ありがたいことに、最近、社内で「藤川さんにはみんな正直に話すよね」と言われることがポツポツあります。

人間関係を築くのが苦手だった私が試行錯誤しながら取り組んだこと。
それは自分を知ることです。遠回りのようでとっても大事。

今回は私が実際にやってみたことを振り返ってみたいと思います。
人間関係に悩んでいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。


①自分の好き嫌いを意識する

(ここは自分を知るためのリハビリ期間なので、そこまでこじらせていないという方はスキップしてもらってOKです!笑)

学生時代からコレといった趣味がなく、とにかく「好き」に対するハードルがめちゃくちゃ高かった私。

2~3曲好きだからってこの歌手が好きとは言ってはいけない、というような謎の縛りを自分に課していたおかげで、自分が好きなものなんて特にないと思い込んでいました。

そのハードルをとっぱらって、まずは自分が少しでも好き(嫌い)と思ったものに正直になるというところから始めました。

②自分の感情に敏感になる

楽しい、嬉しい、悲しい、ムカつく。
ポジティブな感情にもネガティブな感情にも敏感になって、1日の中でどんなときに感情が動くのが観察して、逐一メモしました。

それまで、感情的になるのはダメだとクールぶって、感情を抑えたり無視したりしていたことに気づき、「こういうときに腹立ってるんだなぁ」と改めて自分を見つめ直す機会になって結構面白かったです。

ちなみに当時の私は、時間や期限を守らない人に対して超絶イライラしていました。

裏を返せば、「時間を守る」ということに価値を置いていたということなんですが、「時間を守るなんて”人として”当たり前やん」と思い込んでいたため、

それが取り立てて自分が大切にしていることだと分かったのは
自分を知る大きな一歩になりました。

③自分の特徴を50個あげる

まずは自分で自分の特徴をリストアップしてみて、その後は周りの人たちに「私ってどんな人?」と聞いてみました。

人に聞くと、自分が認識している自分の姿とは真逆の答えが返ってきたりして、いろいろ発見がありました。

特に、私はクールぶってたつもりなのに、「顔に出やすい」「アツい」という意見があったのは驚きでした。他には、「親しみやすい」「元気」「素直」「飽き性」「負けず嫌い」「正義感が強い」などなど…

ストファイや性格診断をやってみて、ヒントにするのもアリですね。

④③のうち、ポジティブなものに⚪︎、ネガティブなものに△をつける

実際は50個あげられなかったんですがw
50個近く集まったところで1つ1つチェックしていきました。

長所と言えるポジティブなものには⚪︎、ネガティブに見えるものにも×はつけずに△にして、ポジティブに言い換えたり、これから改善していきたい項目として残しておきました。

⑤①〜④を丸ごと受け入れる

いいところも悪いところも全部自分。
欠けてるところも自分を形作っている大切な要素だと捉えて、
それを丸っと受け入れてみる、ということをしました。

これ以上でもこれ以下でもないいまの自分。
今の自分がたとえ60点だったとしても、
そこからどうするかを考えられるのがいまの自分。

最初は受け入れられなくても、こういうとこあるよなと
良し悪しの評価をせず、ふ〜んと眺めているぐらい
でいい気がします。

ここができてくると、比較や勝ち負けにこだわる自分がゆるまってきて
かなり楽に生きられるようになってきた印象があります。

⑥自分の大事にしている価値観を言語化する

ここまで来ると自分の理解度がかなり高まってきていました。
そこで、自分の価値観を言葉にしてみるということをしました。

それまでかなりの量の自己啓発本を読んだり、セミナーを受けたりして、自分の価値観、理念、軸、WHYといったものが大事ということを学んでいたんです。

でも、どこか借り物の言葉になってしまい(「愛」とか「誠実」とか)
どうも自分にしっくりくるものが見当たらなかったのですが、
今ならいけるかもという思いでトライしてみました。

その結果、今まででは考えられなかったくらい、
自分で納得のいくものが出てきました。

私の場合は、正直、自由、人とのつながり、安心、遊び心、好奇心。
いまはこのあたりが大事ですね。

⑦価値観に生きる

価値観を言語化した後は、それを意識して生活してみました。

実際は、すぐ忘れてしまったり、やっぱりしっくりいかないと思って何度も修正したりしましたが、言語化することで、迷ったときに立ち返るところができたのがよかったです。

さいごに

これら7つに取り組み、自己理解が深まり、自己受容が進んだことで、結果として、人のことを理解したり受け入れたりすることが自然とできるようになりました。

もっと自分を知りたいと思うようになりましたし
もっと人のことを知りたいと思うようにもなりました。

人は自分のことを理解できた分だけ、
人のことを理解できるようになる
ということを実感しています。

私の場合は、コーチングスキルを学んだことで
コミュニケーションをとることが得意になっていったこともありますが

自己理解と自己受容がきちんとできていなければ
スキルも活かしきれていなかった
と思います。

家族や社内の人間関係で悩んでいる方にとって、自分と向き合うのは、
一見遠回りのように見えますが、効果は絶大だと思います。

人の悩みの9割は人間関係と言いますから
ぜひ参考になればと思い投稿させていただきました。

長文読んでいただき、ありがとうございました!


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