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顧客のニーズ、困りごとはなんですか?

みなさん、こんにちは。

経営のパーソナル・トレーナーこと、フジガッキーです!

わたしはいま『マーケターのように生きろ』(井上大輔著)を読んでいます。


今日のテーマは、「顧客のニーズ、困りごとはなんですか?」です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

◆ 相手にとっての視点を持つ

この本に流れる一貫した思想は、
「顧客(相手)からスタートする」視点をもつです。

マーケティングとは、相手からスタートし、相手の役に立ち、相手から必要とされること。相手の役に立つとは、相手にとっての価値を生み出すことに他なりません。
つまり、相手にとっての価値を生み出し、それを伝え、相手の持つ別の価値と交換してもらうことだと表現できます。

そしてこの考え方に基づき、マーケティングを4つのプロセスに分けて考えます。
   1.市場を定義する
   2.価値を定義する
   3.価値をつくりだす
   4.価値を伝える

そしてまず最初に考えるのが、1.市場を定義する です。

◆「市場を定義する」とは何か?

「市場を定義する」とは、価値を提供する相手を決めること
だと論じます。

ここで大事なことは、「価値は自分ではなく相手が決める。そして、その価値は提供する相手によって変わってくる」という視点です。
なので、

まずは「自分が価値を提供する相手」を誰にするかを決める

とても重要な観点で、腹落ちしました。

そして、意外と盲点(自分には特にそう感じました!)だと感じたのが、次の点です。

◆ 可能なかぎり大きな市場を選ぶ

経営戦略論の定石は、「ひと(競合)のいないところで戦え!」です。可能ならば、レッドオーシャンではなく、ブルーオーシャンで戦いたいですよね!

とかく大きな市場はすでに競合も多く、レッドオーシャンになっている可能性が高い。なので、極力そちらは避ける戦略でと考えたくなるのが心情です。でもこの本では、可能な限り大きな市場を選べと。

日本のYouTuberの第一人者、HIKAKINさんを例にしてこう断じます。

HIKAKINさんは得意のボイスパーカッション動画からチャンネルをスタートさせましたが、その後、ゲーム実況を含むその他のジャンルに活動の幅を広げてきました。
ボイスパーカッションだけでは、どんなに技を極め動画の質を高めても、きっと登録者数は早い段階で頭打ちしてしまっていたでしょう。
たしかにライバルは多いですが、興味を持ってくれる人の分母も大きい
もちろん、これには冷静な自己分析も必要です。
ライバルがひしめくなかでも、ゲーム実況で注目してもらうには、当然いくつか必須の能力があるはずです。自分がその能力を持っているかという分析は、当然あってしかるべきです。
すでに自分の知名度をどう活用するかという算段もあったことでしょう。これらを総合的に考慮した結果、HIKAKINさんはゲーム実況という「より大きな市場」に打って出たのではないでしょうか。

たしかに一理あります。たとえブルーオーシャンが見つかったとしても、そもそも市場自体の分母が小さければ、先行者利益は獲得できるかもしれませんが、成長という観点からは限界があるかもしれませんね!

他にも「市場を定義する」マーケターならではの思考や技術が満載ですが、長くなってきたので今日はここまでとします。この続きは、また次回ご紹介したいと思います。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

昨晩私は、これからある事業を始めようとされる方のビジネスプランを、各方面の知見を有する方々とご一緒に、オンラインで聞く会に参加しました。

とてもよく考えられており、素晴らしいと感じました。

よく事業成功の秘訣は、「三方よし」ともいわれています。

その方のビジネスプランは、ご自身の強みを活かしたアイデア(よし)で、地域の社会課題解決にも役立つ(よし)プランでした。

でも、今日のテーマでもある、顧客側のニーズや困りごとの視点が。。。

参加者の質問もその点が多かったように感じました。

これからますますブラッシュアップされて、実現可能性を高めていってほしいなと思いました。


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