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愛の不時着と今更のJSA

実は学生の時
私は朝鮮半島の南北軍事境界線のある
板門店の平和の家を訪問した経験があります。

当時は、まだ韓流ブームが起きる前
(年がバレますが…😂)
初めての海外旅行が韓国でした。
まずフェリーで釜山港に降り立ち
そこから一路板門店へ。

物々しいマイクロバス
他のツアー客もみな
緊張した面持ちで乗っていました。
ツアーガイドさんから
許可なく写真を撮ってはいけない
北朝鮮兵士に話しかけてはいけない
ジーンズは🇺🇸象徴するようなものなので
履き替える等々…の説明があり
緊張感はどんどん高まって行きました。

そしてついに板門店へ到着。

びっくりしたのは
本当に北朝鮮兵士が直ぐ近くに立って
じっとこちらを見ているという事実。
ドキドキして手と脚が
同時に出そうになってしまいました。

平和の家の中に入ると
中にはテレビなどでよく見る
平和会談のためのテーブルがありました。

そして、テーブルのちょうど真ん中に
マイクのコードが横切って置かれているのです。

そう、そこが軍事境界線でした。

不時着のリジョンヒョクが
セリを南に帰す時に言う

「ここからは一歩も先に進めない」

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正にその通りでした。

何故、こんな話をしたかというと

昨日配信で「JSA」を観ました。
20年も前の有名な映画なので
敢えて説明する必要はないと思いますが
「パラサイト」のあのソンガンホさんが
境界線ギリギリの所でじっと立っている姿を見て
ふとあの時の記憶が甦ったからです。

まだ若きイ・ビョンホン扮する兵士が
渡った「帰らざる橋」も見ました。

南北統一問題は未だ解決が見えませんが
今年「愛の不時着」を見てから
私もとても関心を持つようになりました。

板門店見学当時は、
民族の分断という問題意識も持たずして
行ってしまったおバカな学生だった
ことがなんとも悔やまれます。

コロナが終わったら、もう一度新たな気持ちで訪れてみたいと思います。

平和への祈りを込めて。

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