不二バイオファーム

不二バイオファームは、静岡県富士宮市にある水耕栽培農場です。高付加価値野菜の栽培や発芽…

不二バイオファーム

不二バイオファームは、静岡県富士宮市にある水耕栽培農場です。高付加価値野菜の栽培や発芽そば発酵エキスの製造などを手がけています。[株式会社不二工芸製作所オフィシャルHP]https://sobanome.co.jp/

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これまでに公開してきた不二バイオファームの記事を分野別の一覧にしました。 不二バイオファームの取り組み発芽そば発酵エキスのことニンニクスプラウトとアスタキサンチ…

アスタキサンチンの脳研究情報レビュー 認知機能改善・神経変性の遅延可能性が明らかに

アスタキサンチンと認知機能 学術顧問の望月です。前回の記事では、ニンニクを発酵・熟成させた黒ニンニクの抗ガン効果を確認していきました。今回の記事では、久しぶりに…

黒ニンニクがガンの細胞死を誘導 ニンニクの抗酸化・抗炎症作用と抗ガンメカニズム

熟成によって健康効果が増強 学術顧問の望月です。6月に公開した2本の記事では、ケルセチンの最新の研究情報をご紹介しました。今回は、ニンニクの学術情報を久しぶりにピ…

強力な抗酸化・抗炎症作用が鍵 婦人科疾患に対するケルセチンの効果をレビュー

酸化ストレス・慢性炎症と婦人科疾患 学術顧問の望月です。前回の記事では、生体内におけるケルセチンの効果を高めるナノ化技術の研究をご紹介しました。今回の記事でも、…

抗酸化・抗炎症作用を高めるナノ化技術 ケルセチンの効果的な摂取法の確立に向けて

生物学的利用能の向上が課題 学術顧問の望月です。前回の記事に続いて、今回の記事でもケルセチンの研究情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Molecules…

虚血性脳卒中に対するケルセチン・ルチンの効果 炎症抑制による後遺症軽減の可能性

炎症因子・抗炎症性因子の調節が治療の鍵 学術顧問の望月です。今回は、『Biomedicine & Pharmacotherapy』に2024年に掲載された「Flavonoids and ischemic stroke-induce…

ケルセチンが関節リウマチに有効か リンパ球の酵素活性を阻害して症状改善

ADAという酵素の働きが活性化 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Atta et al. Cellular & Molecular Biology Letters』に掲載された「Mechanistic role of q…

間質性膀胱炎のグリコサミノグリカン補充療法 ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸の併用で効果大

膀胱粘膜を保護するグリコサミノグリカンを修復 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Pain Ther』に掲載された「Glycosaminoglycan Replacement Therapy with …

頻尿・尿意切迫感・痛みの症状が改善 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の神経調節

神経調節によって症状をコントロール 学術顧問の望月です。今回は、『Curr Opin Urol』に2023年に掲載された「Current position of neuromodulation for bladder pain syn…

アルコール性肝障害に対するケルセチンの効果 酸化ストレス・肝細胞の損傷を軽減

アルコールの摂取でオートファジーの機能が低下 学術顧問の望月です。今回の記事では、2023年に『PeerJ』に投稿された「Progress in the mechanism of autophagy and trad…

抗酸化・抗炎症作用で神経保護 脳に対するアスタキサンチンの効果をレビュー

アスタキサンチンの脳での働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、久しぶりにアスタキサンチンの機能性に関する情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『…

間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張術 脊椎麻酔で安全性が増し術後の痛みも軽減

手術中の麻酔で血圧・心拍数は変動 学術顧問の望月です。間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の記事を前回書いたのは、2023年3月のことです。今回は、久しぶりに間質性膀胱炎・膀…

糖尿病・糖尿病網膜症の予防・改善が期待されるニンニク 血糖降下・抗血管新生・神経保護効果をレビュー

血流障害で糖尿病網膜症のリスク増 学術顧問の望月です。前回の記事では、喘息に対するニンニクの効果を検証したレビューを取り上げました。今回は、2023年に『Chinese Me…

喘息に対するニンニクの効果をレビュー 抗酸化・抗炎症作用で症状が改善

喘息治療の課題の一つは副作用 学術顧問の望月です。前回の記事では、血圧に対する発酵黒ニンニクの効果を解説しました。今回は、2022年に『Int. J. Mol. Sci.』に掲載さ…

血圧に対する発酵黒ニンニク抽出物の効果 低用量で最大血圧・最小血圧が改善

12週間の継続摂取の効果を検証 学術顧問の望月です。2024年、最初の投稿です。本年もよろしくお願いします。今回の記事では前回同様、ニンニクの研究情報をご紹介します。…

メタボ対策にニンニク成分が有効 継続摂取で高血圧・高血糖・脂質異常が改善

ニンニク中の硫黄含有生理活性化合物に注目 学術顧問の望月です。不二バイオファームでは、主力商品の発芽そば発酵エキスのほかに、ニンニクスプラウトとアスタキサンチン…

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これまでに公開してきた不二バイオファームの記事を分野別の一覧にしました。 不二バイオファームの取り組み発芽そば発酵エキスのことニンニクスプラウトとアスタキサンチン間質性膀胱炎のこと研究情報ピックアップ関係者インタビュー

アスタキサンチンの脳研究情報レビュー 認知機能改善・神経変性の遅延可能性が明らかに

アスタキサンチンと認知機能 学術顧問の望月です。前回の記事では、ニンニクを発酵・熟成させた黒ニンニクの抗ガン効果を確認していきました。今回の記事では、久しぶりにアスタキサンチンの研究情報をご紹介していきます。ピックアップしたのは、2024年に『Nutrients』に掲載された「The Effects of Astaxanthin on Cognitive Function and Neurodegeneration in Humans: A Critical Review」

黒ニンニクがガンの細胞死を誘導 ニンニクの抗酸化・抗炎症作用と抗ガンメカニズム

熟成によって健康効果が増強 学術顧問の望月です。6月に公開した2本の記事では、ケルセチンの最新の研究情報をご紹介しました。今回は、ニンニクの学術情報を久しぶりにピックアップしました。2024年に『Int. J. Mol. Sci.』に掲載された「Anti-Cancer and Anti-Inflammatory Properties of Black Garlic」というレビューでは、抗酸化作用・抗炎症作用を持つ黒ニンニクの効ガン効果が整理されています。 黒ニンニクは、温

強力な抗酸化・抗炎症作用が鍵 婦人科疾患に対するケルセチンの効果をレビュー

酸化ストレス・慢性炎症と婦人科疾患 学術顧問の望月です。前回の記事では、生体内におけるケルセチンの効果を高めるナノ化技術の研究をご紹介しました。今回の記事でも、ケルセチンの研究情報をご紹介します。2024年に『Biomedicine & Pharmacotherapy』に掲載された「Therapeutic effects and molecular mechanisms of quercetin in gynecological disorders」というレビューでは、婦人

抗酸化・抗炎症作用を高めるナノ化技術 ケルセチンの効果的な摂取法の確立に向けて

生物学的利用能の向上が課題 学術顧問の望月です。前回の記事に続いて、今回の記事でもケルセチンの研究情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Molecules』に掲載された「Quercetin: A Potential Polydynamic Drug」というレビューです。このレビューでは、生体内におけるケルセチンの働きを最大化するための技術に関する研究が紹介されています。 タマネギやブロッコリーなどに含まれているケルセチンは、フラボノイド類に属する有機化合

虚血性脳卒中に対するケルセチン・ルチンの効果 炎症抑制による後遺症軽減の可能性

炎症因子・抗炎症性因子の調節が治療の鍵 学術顧問の望月です。今回は、『Biomedicine & Pharmacotherapy』に2024年に掲載された「Flavonoids and ischemic stroke-induced neuroinflammation: Focus on the glial cells」という論文をピックアップしました。この論文では、虚血性脳卒中による脳の損傷に対するフラボノイドの効果が整理されています。 脳卒中は、世界中で主要な死因とし

ケルセチンが関節リウマチに有効か リンパ球の酵素活性を阻害して症状改善

ADAという酵素の働きが活性化 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Atta et al. Cellular & Molecular Biology Letters』に掲載された「Mechanistic role of quercetin as inhibitor for adenosine deaminase enzyme in rheumatoid arthritis: systematic review」をご紹介します。このレビューでは、関節リウマチに対

間質性膀胱炎のグリコサミノグリカン補充療法 ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸の併用で効果大

膀胱粘膜を保護するグリコサミノグリカンを修復 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Pain Ther』に掲載された「Glycosaminoglycan Replacement Therapy with Intravesical Instillations of Combined Hyaluronic Acid and Chondroitin Sulfate in Patients with Recurrent Cystitis, Post-radiation

頻尿・尿意切迫感・痛みの症状が改善 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の神経調節

神経調節によって症状をコントロール 学術顧問の望月です。今回は、『Curr Opin Urol』に2023年に掲載された「Current position of neuromodulation for bladder pain syndrome/interstitial cystitis」をピックアップしました。このレビューでは、間質性膀胱炎の治療における神経調節の有効性に関する情報が整理されています。 間質性膀胱炎は、恥骨上部の痛みや尿意切迫感、夜間頻尿を含む頻尿などの

アルコール性肝障害に対するケルセチンの効果 酸化ストレス・肝細胞の損傷を軽減

アルコールの摂取でオートファジーの機能が低下 学術顧問の望月です。今回の記事では、2023年に『PeerJ』に投稿された「Progress in the mechanism of autophagy and traditional Chinese medicine herb involved in alcohol-related liver disease」をご紹介します。このレビューでは、アルコール性肝障害(ALD)に関与しているオートファジーのしくみのほか、アルコール性

抗酸化・抗炎症作用で神経保護 脳に対するアスタキサンチンの効果をレビュー

アスタキサンチンの脳での働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、久しぶりにアスタキサンチンの機能性に関する情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Mar. Drugs』に掲載された「Dietary Astaxanthin: A Promising Antioxidant and Anti-Inflammatory Agent for Brain Aging and Adult Neurogenesis」です。 不二バイオファームで販売している「アスタニン

間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張術 脊椎麻酔で安全性が増し術後の痛みも軽減

手術中の麻酔で血圧・心拍数は変動 学術顧問の望月です。間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の記事を前回書いたのは、2023年3月のことです。今回は、久しぶりに間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の研究情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Scientifc Reports』に掲載された「Autonomic responses during bladder hydrodistention under general versus spinal anaesthesia in pa

糖尿病・糖尿病網膜症の予防・改善が期待されるニンニク 血糖降下・抗血管新生・神経保護効果をレビュー

血流障害で糖尿病網膜症のリスク増 学術顧問の望月です。前回の記事では、喘息に対するニンニクの効果を検証したレビューを取り上げました。今回は、2023年に『Chinese Medicine』に掲載された「A review on the effect of garlic on diabetes, BDNF, and VEGF as a potential treatment for diabetic retinopathy」をご紹介します。 レビューのテーマである糖尿病は、血

喘息に対するニンニクの効果をレビュー 抗酸化・抗炎症作用で症状が改善

喘息治療の課題の一つは副作用 学術顧問の望月です。前回の記事では、血圧に対する発酵黒ニンニクの効果を解説しました。今回は、2022年に『Int. J. Mol. Sci.』に掲載された「Role of Sulfur Compounds in Garlic as Potential Therapeutic Option for Inflammation and Oxidative Stress in Asthma」というレビューをご紹介します。喘息に関わる炎症や酸化ストレスに

血圧に対する発酵黒ニンニク抽出物の効果 低用量で最大血圧・最小血圧が改善

12週間の継続摂取の効果を検証 学術顧問の望月です。2024年、最初の投稿です。本年もよろしくお願いします。今回の記事では前回同様、ニンニクの研究情報をご紹介します。ニンニクには、アリイン、アリシン、S-アリルシステイン、ジアリルトリスルフィドといった硫⻩含有生理活性化合物が含まれています。不二バイオファームで販売しているアスタニンの主要成分の一つである「滅菌乾燥ニンニクスプラウトパウダー」は、生のニンニクよりも「S-アリルシステイン」や「ジアリルトリスルフィド」などを豊富

メタボ対策にニンニク成分が有効 継続摂取で高血圧・高血糖・脂質異常が改善

ニンニク中の硫黄含有生理活性化合物に注目 学術顧問の望月です。不二バイオファームでは、主力商品の発芽そば発酵エキスのほかに、ニンニクスプラウトとアスタキサンチンを主原料とするアスタニンを製造しています。今回の記事では、久しぶりにニンニクの研究情報をご紹介します。 「Effects of garlic supplementation on components of metabolic syndrome: a systematic review, meta-analysis