不二バイオファーム

不二バイオファームは、静岡県富士宮市にある水耕栽培農場です。高付加価値野菜の栽培や発芽…

不二バイオファーム

不二バイオファームは、静岡県富士宮市にある水耕栽培農場です。高付加価値野菜の栽培や発芽そば発酵エキスの製造などを手がけています。[株式会社不二工芸製作所オフィシャルHP]https://sobanome.co.jp/

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これまでに公開してきた不二バイオファームの記事を分野別の一覧にしました。 不二バイオファームの取り組み発芽そば発酵エキスのことニンニクスプラウトとアスタキサンチ…

間質性膀胱炎のグリコサミノグリカン補充療法 ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸の併用で効果大

膀胱粘膜を保護するグリコサミノグリカンを修復 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Pain Ther』に掲載された「Glycosaminoglycan Replacement Therapy with …

頻尿・尿意切迫感・痛みの症状が改善 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の神経調節

神経調節によって症状をコントロール 学術顧問の望月です。今回は、『Curr Opin Urol』に2023年に掲載された「Current position of neuromodulation for bladder pain syn…

アルコール性肝障害に対するケルセチンの効果 酸化ストレス・肝細胞の損傷を軽減

アルコールの摂取でオートファジーの機能が低下 学術顧問の望月です。今回の記事では、2023年に『PeerJ』に投稿された「Progress in the mechanism of autophagy and trad…

抗酸化・抗炎症作用で神経保護 脳に対するアスタキサンチンの効果をレビュー

アスタキサンチンの脳での働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、久しぶりにアスタキサンチンの機能性に関する情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『…

間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張術 脊椎麻酔で安全性が増し術後の痛みも軽減

手術中の麻酔で血圧・心拍数は変動 学術顧問の望月です。間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の記事を前回書いたのは、2023年3月のことです。今回は、久しぶりに間質性膀胱炎・膀…

糖尿病・糖尿病網膜症の予防・改善が期待されるニンニク 血糖降下・抗血管新生・神経保護効果をレビュー

血流障害で糖尿病網膜症のリスク増 学術顧問の望月です。前回の記事では、喘息に対するニンニクの効果を検証したレビューを取り上げました。今回は、2023年に『Chinese Me…

喘息に対するニンニクの効果をレビュー 抗酸化・抗炎症作用で症状が改善

喘息治療の課題の一つは副作用 学術顧問の望月です。前回の記事では、血圧に対する発酵黒ニンニクの効果を解説しました。今回は、2022年に『Int. J. Mol. Sci.』に掲載さ…

血圧に対する発酵黒ニンニク抽出物の効果 低用量で最大血圧・最小血圧が改善

12週間の継続摂取の効果を検証 学術顧問の望月です。2024年、最初の投稿です。本年もよろしくお願いします。今回の記事では前回同様、ニンニクの研究情報をご紹介します。…

メタボ対策にニンニク成分が有効 継続摂取で高血圧・高血糖・脂質異常が改善

ニンニク中の硫黄含有生理活性化合物に注目 学術顧問の望月です。不二バイオファームでは、主力商品の発芽そば発酵エキスのほかに、ニンニクスプラウトとアスタキサンチン…

中程度のストレスを抱える人に対する乳酸菌の効果 気分・睡眠の質・認知機能が改善

脳機能に対する乳酸菌の働きに注目 学術顧問の望月です。今回の記事では、プロバイオティクスの研究情報をご紹介します。2023年に『Nutrients』に掲載された「Intake of L…

GABA強化発酵コンブが筋肉の成長をサポート サルコペニアに対する有効性を実証

発酵によってコンブ中のGABAを強化 学術顧問の望月です。前回に続いて、今回の記事でも筋肉に対するGABAの効果をご紹介します。ピックアップしたのは、『Algae』に2016年…

GABAとホエイプロテイン補給の相補的効果 レジスタンス運動後の筋肉量・機能に与える影響を検証

成長ホルモンを増やすGABAの働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、前回に続いてGABAの機能性研究の情報をご紹介します。ピックアップしたのは、『J Clin Med Res』に…

GABAが膵臓β細胞の回復と炎症の抑制に有効 1型糖尿病治療の研究最前線

膵臓のホルモン分泌に関わるGABA 学術顧問の望月です。今回の記事では、『Frontiers In Endocrinology』という学術誌に2023年に掲載された「GABA signalling in human pan…

期待されるインスリン抵抗性の予防・改善効果 ベルベリン・ケルセチン・シリマリンのメカニズム解明

インスリン抵抗性で心血管疾患のリスクが上がる 学術顧問の望月です。今回の記事では、『Molecules』に2023年に掲載された「A Descriptive Review of the Action Mechanis…

プラズマ乳酸菌が樹状細胞の働きを活性化 自律神経を整えて疲労の蓄積も改善

疲労の蓄積で免疫力が低下 学術顧問の望月です。前回の記事では、不安感・抑うつ状態・不眠に対する「Lactobacillus plantarum(以下、L. plantarum)」の効果を整理して…

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これまでに公開してきた不二バイオファームの記事を分野別の一覧にしました。 不二バイオファームの取り組み発芽そば発酵エキスのことニンニクスプラウトとアスタキサンチン間質性膀胱炎のこと研究情報ピックアップ関係者インタビュー

間質性膀胱炎のグリコサミノグリカン補充療法 ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸の併用で効果大

膀胱粘膜を保護するグリコサミノグリカンを修復 学術顧問の望月です。今回の記事では、2024年に『Pain Ther』に掲載された「Glycosaminoglycan Replacement Therapy with Intravesical Instillations of Combined Hyaluronic Acid and Chondroitin Sulfate in Patients with Recurrent Cystitis, Post-radiation

頻尿・尿意切迫感・痛みの症状が改善 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の神経調節

神経調節によって症状をコントロール 学術顧問の望月です。今回は、『Curr Opin Urol』に2023年に掲載された「Current position of neuromodulation for bladder pain syndrome/interstitial cystitis」をピックアップしました。このレビューでは、間質性膀胱炎の治療における神経調節の有効性に関する情報が整理されています。 間質性膀胱炎は、恥骨上部の痛みや尿意切迫感、夜間頻尿を含む頻尿などの

アルコール性肝障害に対するケルセチンの効果 酸化ストレス・肝細胞の損傷を軽減

アルコールの摂取でオートファジーの機能が低下 学術顧問の望月です。今回の記事では、2023年に『PeerJ』に投稿された「Progress in the mechanism of autophagy and traditional Chinese medicine herb involved in alcohol-related liver disease」をご紹介します。このレビューでは、アルコール性肝障害(ALD)に関与しているオートファジーのしくみのほか、アルコール性

抗酸化・抗炎症作用で神経保護 脳に対するアスタキサンチンの効果をレビュー

アスタキサンチンの脳での働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、久しぶりにアスタキサンチンの機能性に関する情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Mar. Drugs』に掲載された「Dietary Astaxanthin: A Promising Antioxidant and Anti-Inflammatory Agent for Brain Aging and Adult Neurogenesis」です。 不二バイオファームで販売している「アスタニン

間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張術 脊椎麻酔で安全性が増し術後の痛みも軽減

手術中の麻酔で血圧・心拍数は変動 学術顧問の望月です。間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の記事を前回書いたのは、2023年3月のことです。今回は、久しぶりに間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の研究情報をご紹介します。ピックアップしたのは、2023年に『Scientifc Reports』に掲載された「Autonomic responses during bladder hydrodistention under general versus spinal anaesthesia in pa

糖尿病・糖尿病網膜症の予防・改善が期待されるニンニク 血糖降下・抗血管新生・神経保護効果をレビュー

血流障害で糖尿病網膜症のリスク増 学術顧問の望月です。前回の記事では、喘息に対するニンニクの効果を検証したレビューを取り上げました。今回は、2023年に『Chinese Medicine』に掲載された「A review on the effect of garlic on diabetes, BDNF, and VEGF as a potential treatment for diabetic retinopathy」をご紹介します。 レビューのテーマである糖尿病は、血

喘息に対するニンニクの効果をレビュー 抗酸化・抗炎症作用で症状が改善

喘息治療の課題の一つは副作用 学術顧問の望月です。前回の記事では、血圧に対する発酵黒ニンニクの効果を解説しました。今回は、2022年に『Int. J. Mol. Sci.』に掲載された「Role of Sulfur Compounds in Garlic as Potential Therapeutic Option for Inflammation and Oxidative Stress in Asthma」というレビューをご紹介します。喘息に関わる炎症や酸化ストレスに

血圧に対する発酵黒ニンニク抽出物の効果 低用量で最大血圧・最小血圧が改善

12週間の継続摂取の効果を検証 学術顧問の望月です。2024年、最初の投稿です。本年もよろしくお願いします。今回の記事では前回同様、ニンニクの研究情報をご紹介します。ニンニクには、アリイン、アリシン、S-アリルシステイン、ジアリルトリスルフィドといった硫⻩含有生理活性化合物が含まれています。不二バイオファームで販売しているアスタニンの主要成分の一つである「滅菌乾燥ニンニクスプラウトパウダー」は、生のニンニクよりも「S-アリルシステイン」や「ジアリルトリスルフィド」などを豊富

メタボ対策にニンニク成分が有効 継続摂取で高血圧・高血糖・脂質異常が改善

ニンニク中の硫黄含有生理活性化合物に注目 学術顧問の望月です。不二バイオファームでは、主力商品の発芽そば発酵エキスのほかに、ニンニクスプラウトとアスタキサンチンを主原料とするアスタニンを製造しています。今回の記事では、久しぶりにニンニクの研究情報をご紹介します。 「Effects of garlic supplementation on components of metabolic syndrome: a systematic review, meta-analysis

中程度のストレスを抱える人に対する乳酸菌の効果 気分・睡眠の質・認知機能が改善

脳機能に対する乳酸菌の働きに注目 学術顧問の望月です。今回の記事では、プロバイオティクスの研究情報をご紹介します。2023年に『Nutrients』に掲載された「Intake of Lactiplantibacillus plantarum HEAL9 Improves Cognition in Moderately Stressed Subjects: A Randomized Controlled Study」では、ストレスに対するLPHEAL9の影響が検証されています

GABA強化発酵コンブが筋肉の成長をサポート サルコペニアに対する有効性を実証

発酵によってコンブ中のGABAを強化 学術顧問の望月です。前回に続いて、今回の記事でも筋肉に対するGABAの効果をご紹介します。ピックアップしたのは、『Algae』に2016年に掲載された「Effects of γ-aminobutyric acid-enriched fermented sea tangle (Laminaria japonica) on brain derived neurotrophic factor-related muscle growth and

GABAとホエイプロテイン補給の相補的効果 レジスタンス運動後の筋肉量・機能に与える影響を検証

成長ホルモンを増やすGABAの働き 学術顧問の望月です。今回の記事では、前回に続いてGABAの機能性研究の情報をご紹介します。ピックアップしたのは、『J Clin Med Res』に2019年に掲載された「Oral Supplementation Using Gamma-Aminobutyric Acid and Whey Protein Improves Whole Body Fat-Free Mass in Men After Resistance Training」で

GABAが膵臓β細胞の回復と炎症の抑制に有効 1型糖尿病治療の研究最前線

膵臓のホルモン分泌に関わるGABA 学術顧問の望月です。今回の記事では、『Frontiers In Endocrinology』という学術誌に2023年に掲載された「GABA signalling in human pancreatic islets」をご紹介します。本レビューでは、主に1型糖尿病に対するGABAの効果などが検証されています。 高血糖が慢性的に続く糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があります。2型糖尿病は、肥満などが原因で血液中の糖を取り込むために必要なイ

期待されるインスリン抵抗性の予防・改善効果 ベルベリン・ケルセチン・シリマリンのメカニズム解明

インスリン抵抗性で心血管疾患のリスクが上がる 学術顧問の望月です。今回の記事では、『Molecules』に2023年に掲載された「A Descriptive Review of the Action Mechanisms of Berberine, Quercetin and Silymarin on Insulin Resistance/Hyperinsulinemia and Cardiovascular Prevention」をご紹介します。このレビューでは、インスリ

プラズマ乳酸菌が樹状細胞の働きを活性化 自律神経を整えて疲労の蓄積も改善

疲労の蓄積で免疫力が低下 学術顧問の望月です。前回の記事では、不安感・抑うつ状態・不眠に対する「Lactobacillus plantarum(以下、L. plantarum)」の効果を整理していきました。今回の記事では、『Nutrients』に2023年に掲載された「Effects of Ingesting Food Containing Heat-Killed Lactococcus lactis Strain Plasma on Fatigue and Immune-