Fichronicle #57 『都会的な店で その7』

(スープは何にしようか。)


今度は、スープ売り場の前でかごを持ちながらそわそわしてる。

軽食と言えど僕なりの世界観をこんだてという形で作りたい。日常の中での表現である。


ここのお店のお湯をかけて食べるスープはすごく美味しいんだよね。種類もとても多いから選びがいもある。

カレーがクリーミな味わいだからバランスを取るのも兼ねて、ごくごく飲めそうな野菜系のスープにしようかな。


(これ美味しそう!)


僕は北海道産の玉ねぎを使用したスープを手に取った。説明書きによると、どうやらコンソメで出汁を取っているらしく僕の好みの味付けだった。


(これにしよう。)


クリーミーなカレーと、ごくごくと飲めるコンソメのその穏やかで深みある味わい。


こんだてが少しずつ出来てきた。


次回へ続く。

機材代に使います