痩せたことが犯罪みたいな～かすみ嬢の居場所（37）

　就職に必要な勉強への参加が、条件付きで認められる旨のメールが来ました…！
　条件というのは、服装指定やテストの点数、毎週保健室もどきのセンターへ通うことなど。毎週センターへ通う、というのは、私の学校では停学処分を受ける子が停学を終えた後に罰のような感じでさせられることのひとつなので、不服なのですが…。
　まるで痩せたことが犯罪みたいな…。でも、贅沢を言ってはバチが当たりますものね。
　この体型になることを選んだのも、もっと言えば痩せ姫を目指すって決めたのも、さまざまな要因があれど、最終的には自分だから。私が私の意思で決めたことだから、認められなかったら諦めようと思っていたけど、夢を追える可能性が残っていて、本当によかったな。
　結局は、夢よりも何よりも自分の体型っていうエゴを突き通しただけなんだけどね。
　これがなくなったら私じゃなくなっちゃう気がして、すごくすごく怖いし、私の唯一の宝物だから、手放したくは絶対にないの。

　そして、先日の私の拙いTweet。
「ささいなことならば譲れるんだけど、痩せたい気持ちは自分の根幹に関わるものだから、そこだけは決して譲れないの。私を守るための、私が私でいられる砦のようなものだから」
　これを痩せ姫の作者さんが「痩せ姫の痩せ姫による痩せ姫としての自己実現を貫きたいという不退転の決意」と評価してくださったことが、どれだけ嬉しかったか。
　私には過剰な言葉だけど、ただ、私の考えを認めてぽんっと背中を押していただいたことが、何より幸せです。

　でも今日は、帰ってきて、ファンヒーターを点けて暖房かけてコートのままガタガタ震えて…やっと人心地ついた気がする。
　夜は冷えるなぁ。まだ11月なのに、防寒対策。どうすればいいのやら。

　体脂肪率がエラーになるのが不思議なほど、脂肪を身に纏っているのに、こんな寒さで圧倒されるんじゃ痩せ姫の方々に申し訳が立たないんだけど、寒さと低血糖と過呼吸は私の数少ない敵よ…歯向かうとやられる…
　体力を削り取っていくばかりで、カロリー消費＜感じる疲れ、ってなるものは基本的に苦手なのです。
　逆に、いくら疲れたってそのぶん消費されることは許せるかな。苦手じゃない。
　それに今日は、完全にテンション高くはしゃいでいるので。
はしゃぐのは個人的に体力とカロリーとをいい感じに削いでくれて、かつ気分も上がるという、一兎を追うものは二兎を得る感じで、好きな行動のひとつなのです。

　もっともっともっと痩せたいし、もっともっともっとこの体型のままの私を認めてもらえたいし、そんな未来をつくりたいのです。