見出し画像

松本友里とユッコと美奈子と

84年デビューのアイドル・松本友里。芸能人として大成することはできなかったが「暴れん坊将軍」で共演した松平健と結婚、子供も生まれ、幸せなのだろうと思ってた。
自宅で、首を吊り、死亡(享年42)。そういう最期を迎えるタイプには思えなかったんだけど。
堀越では、岡田有希子、本田美奈子と同期。検索したら、美奈子の死の直後、追悼記事を書くために、ユッコの自殺直後に出た雑誌に載った卒業アルバムから、主な同期生の写真を転載してる人がいて、当然、友里もそのなかにいた。
唯一のアルバム「エンジェル・パンチ」が、けっこう好きで、レビューした文章を読み返してしまった。秋元康にインタビューした際、彼女のマイナーな作品について、ミョーに盛り上がったのも、懐かしい。
写真左は、セカンドシングル。右については、ファンの人が当時のグラビアを転載してたのを、拝借しました。その人も、この訃報にショックを受けてるだろうな。
同世代の芸能人、特にアイドル的な人が不幸な死を遂げるのは、つらいものです。

(初出「痩せ姫の光と影」2010年11月)


三人が在籍した堀越芸能コースには、早く亡くなった同級生がもうひとりいる。83年デビューの菊地陽子で、99年に病死。せいぜい30~40人程度の高校のクラスのなかから、卒業後20数年で、じつに4人が他界してるわけだ(自殺2名、白血病2名)。これもまた「光と影」というほかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?